僕はまた、旅に出る。

僕はまた、旅に出る。

2019 9月スイスひとり旅 その19(晴れのミユーレンハイキング 前編)

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グリュッチアルプ〜ミューレン間のハイキングコースにて。ユングフラウ三山、ユングフラウヨッホ、求めていた絶景がそこにはあった。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回はスイス旅行8日目。前日、のリベンジです。

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

 

この日の予定

昨日ハイキングしていなかったので、結果としてかなりハードになりました。

グリンデルワルト〜ラウターブルーネン  :電車

ラウターブルーネン〜グリュッチアルプ  :ロープウェイ

グリュッチアルプ〜ミューレン      :ハイキング

ミューレン〜ラウターブルーネン     :電車+ロープウェイ

ラウターブルーネン〜ウェンゲン     :電車

ウェンゲン〜メンリッヒェン       :ロープウェイ

メンリッヘン〜クライネシャイデック   :ハイキング

クライネシャイデック〜グリンデルワルト :電車

 

晴れ渡る朝

朝6時に起きて、カーテンを開けました。見事な快晴。空に雲がありませんでした。

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稜線がくっきり。爽やかな朝。

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旅も終盤になると、朝食も固定化されてしまいました。相変わらずクロワッサンが美味しい。

今日こそは、絶景が期待できる。

昨日と同じく、ラウターブルーネン に向かうことにしました。

 

まずは、前日同様、グリンデルワルトからズウィルチーネ駅に向かいます。

グリンデルワルトからの電車の車内からは、アイガー北壁がとても綺麗に見えました。

以下、車窓です。

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景色もそうですが、イヤホンで聴いていただくと、電車の低い車輪音、車内のこもった感じ、車内アナウンスなど、より臨場感が伝わるかと思います。

途中、新しい駅を建設しているところがありました。

めちゃくちゃ雄大な景色。

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爽やかな朝の車窓を楽しめました。

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ズウィルチーネン駅到着。ラウターブルーネン方面(右)にも雲はなさそう。

 

グリュッチアルプの全貌

ラウターブルーネン駅に到着し、早速、グチュッチアルプ行きのロープウェイに乗り換えました。

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ゴンドラに乗り込む。ロープウェイの全貌が!

昨日は見ることのできなかった、グリュッチアルプ駅が、麓からもしっかり見えます。

前日の写真とサイズを同じにして比較してみました。

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前日朝(左)と本日(右)。印象が全然違う。天候の重要さがよくわかりました。

期待に胸を膨らまし、グチュッチアルプ駅を目指します。

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グリュッチアルプ駅到着。

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快晴! 最高!

ちょうどアイガーから太陽が昇るところでした。かんかん照りです。

おばあちゃん、ありがとう、と内心思ったのでした(その18参照)。

 

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昨日乗り換えた、ミューレンゆきの電車です。今日はここからスタート。

 

 

ミューレンへ向かって

最高の天気の中、さっそくハイキングコースを進みます。

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登っていきます。向かいにはウェンゲンがくっきり見えました!

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電車がミューレンへと出発しました。

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遮るもののない、最高のハイキング日和です。アイガーから太陽が昇ってきました。

線路と並走していたハイキングコースは徐々に右へと逸れ、森の中へと道が続いていきました。

ところどころ、拓けた丘になっており、常に左側がビューポイントになっていました。

途中、ヘリの音も聞こえ、遊覧飛行も楽しそうだなと思いました。 

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日差しが強い。木陰が心地いい。

VS 牛

途中、牧場?のなかを突っ切る箇所がありました。

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のびのびと暮らす牛たち。

彼らは入り口付近に溜まっており、やってきた自分を見つめ、気にしていました。

ハイキングコースが続くのは中央に見える、回転式の棒があるところです。

頭突きとかされるのでは、という不安から、少し様子を伺い、入り口が開いてから、突破しました。

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めっちゃ尻尾ふってますね。

無事に突破し、森の中を抜けていきます。森の中にも自由に歩き回る牛たちがいました。

 

ハイキングコースを独り占めする喜び

 次の森を抜けると、また一段と拓けた場所に出ました。

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森林限界の境目を歩いていく。

すれ違う人はおらず、この絶景を独り占めです。最高でした。

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 左を見れば、いつでも山々を拝むことができます。

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クライネシャイデック、ユングフラウ3山がくっきり。ユングフラウヨッホも。 "これ"が見たかったんだよ。

 

快晴で、本当に日差しが強いので、本来であればサングラスや日焼け止めをした方が良いです。自分はまぁ大丈夫だろう、と塗らなかった結果、かなり日焼けしてしまいました。

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氷河が日差しでまばゆく反射している。

 

絶景を拝めるベンチ

おそらく、このハイキングコースのベストビューポイントだと思います。

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記事のトップ画像にも同じ場所からの写真を貼っていますが、本当に最高の場所です。ワープできたらいいのに。

巨大な地形、氷河、高地に立つ街並み。のびのびと暮らす牛たち。

 

ベンチに座って。カウベルが鳴り響いている。

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時々すれ違う人に挨拶、だいぶなれてきました。

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すれ違う人との挨拶にも慣れてきました。

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ユングフラウヨッホもよく見えた。

景色もいいことから、ほかのハイキングを楽しむ人々もこの近辺で休憩していました。

 

その18で立ち寄った、アルメントフーベルに行くほうの、ミューレン駅からいける、アルメントフーベル駅付近にきました。

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すごい地形だ…。岸壁にそびえているのが、シルトホルンに向かうロープウェイの中間駅であるビルク。

 

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ちょっと一息。

ハイキングコースが終わりに近づき、休憩することにしました。

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一つ前の写真の中央に見えていたレストランにきました。テラス席に行きます。

Restaurant sonnenberg というところです。

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まずはアップルサイダー。やっぱりうまい。

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バニアライス。酸味のある果物も体に染み渡った。

二つで8CHFでした。山岳リゾートならまぁ、普通の価格でしょうか。

 体力回復できました。

あとは下るのみ、ミューレンまでもうすぐそこです。

 

次回(後編)に続きます

2019 9月スイスひとり旅 その18(曇りのミューレン編)

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ミューレン駅のプラットフォーム。掲揚されているのは、ラウターブルーネンの市章(左)とベルン州旗(右)。車両は昔ながらの内装で、一両編成。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は前回に引き続き、スイス旅行7日目。曇り模様のミューレンでの散歩の様子をお届けします。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

グリュッチアルプへのロープウェイ

ラウターブルーネンの駅前から、グリュッチアルプ行きのロープウェイに乗ります。グリュッチアルプは、ミューレンへアクセスするための中継駅になっています。ロープウェイはかなり大きく頑丈な作りで、搭乗時も賑やかでした。

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あいにくの曇りで到着地点が見えませんでした…

出発すると、グングンと登っていきます(下の動画)。

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ラウターブルーネンの風景を一望できます。


グリュッチアルプ

到着し、目の前の改札を抜けると、ミューレン行きの電車が待ってくれています。

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電車の車内より。前方にみえるロープウェイからの乗り換えです。同じ建物内なので、乗り換えがとても楽。

ここ、グリュッチアルプ駅から降りることもでき、ミューレン方面へハイキングも楽しむことができます。翌日のリベンジ編では、ここで下車し、ミューレンに向けてハイキングしましたので、そちらも要チェックです。 

 

I wish your sunshine

ミューレンに向け、列車が進み始めました。一両編成の車両は長く使っているのでしょうか、修繕がされた昔ながらの内装でした。その一方、線路はきれいに舗装されています。それにしても、よくこんな崖の上まで荷物を運んで、鉄道を建設したな、と思いました。山岳鉄道王国おそるべしですね。

残念ながら、車窓は真っ白。サイレントヒルのような世界を、ただ駆け抜けていくのみでした。

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ご覧の通り、視界は真っ白。映画"ミスト"を思い出します。ちゃんとミューレンに到着するのでしょうか…。

きっと、その残念さが、表情に出ていたのでしょう。向かいに座るおばあちゃんに話しかけられました。

「どこからきたの」

「日本からです」

「まぁ、そうなの」

そして、一言。おばあちゃんは元気付けてくれました。

"I wish your sunshine"

あなたが笑顔になりますように。きっと晴れますよ。いいことありますよ。そういうニュアンスなのでしょう。その言葉は、この旅を通じ、自分の"お守り"になりました。

翌日、その効力が発揮されることになるとは、当時は思いもしませんでした。

 

ミューレン

ミューレン駅に無事に到着しました。相変わらずあたりは真っ白です。

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シンプルなプラットフォーム

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駅舎。ガスの先は何がみえたんだろう。

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駅前には、ホテルが軒を連ねています。本来、絶景が拝める(次回か次々回の記事参照)ので、ここで宿を取るのも良いと思います。

左の道を進むと、シルトホルン行きロープウェイのミューレン駅。右の坂を登っていくと、アルメントフーベル駅へ行くことができます。分岐はしていますが、奥で道がつながっており、ぐるっと回ってくることができます。自分は、左回りで歩いてみることにしました。

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穏やかな雰囲気ですが、雑貨屋やお土産、レストランなど、山奥にしてはかなりお店があった印象です。

歩いてみた雰囲気は下に動画を載せたので、参考になると思います。

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編み物やさん。見覚えのあるマスコットキャラクターがいました。

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屋外チェスが庭先にありました。天気がいい午後に遊んでいらっしゃるのかな?

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駅が見えてきました。左は麓から、右に隠れている駅舎が、シルトホルン行きです。

 

ミューレン駅(ロープウェイ)で一服。

駅舎の中では、シルトホルン行きの人たちが列をなしていました。シルトホルンからのリアルタイムビューカメラを確認したところ、部分的に晴れているようでした。しかし、情報を確認すると、これ以上の天候回復が見込めないようでした。シルトホルンは諦め、駅の中のカフェで軽食を取ることにしました。

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カフェの窓より。相変わらず景色は一面の白。

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ピザとコーラ(12CHF)。ピザの値段は割と(スイスの高地での食事としては)良心的だった気がします。コーラの味が若干違うように感じられたのは標高のせいでしょうか。チェリー感がありました。

 

ミューレンへ折り返し

アルメントフーベル駅を経由して、折り返すことにしました。

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スイスの家屋っていいですよね。花が飾られていて、彩りがある感じが好きです。

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アルメントフーベル駅に到着しました。

一直線に駆け上がっていくようです。

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一帯のマップがありました。拡大してみます。

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今いるアルメントフーベルが3番。シルトホルンが1番です。明日は黄色のハイキングコースを歩きます。

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ミューレン駅が見えてきました。この景色が本当はどのような姿なのか。次回をお楽しみに!

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この何も見えない風景が、恐ろしい絶景に様変わりします。

 

帰路

散策を終え、ミューレン駅から、ラウターブルーネンに向けて戻ります。

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プラットフォームに降りてきました。ドイツ語、フランス語、英語で"さよなら"と記されていました。ここはドイツ語圏のようです。

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人がいなくて、かえって写真が撮りやすかったです。

帰りは遠足に来ていた保育園?の子供達がたくさん乗ってきて賑やかでした。

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標高が下がってくると、少しずつ視界が回復してきました。向かい側に見えるのはウェンゲンでしょうか。

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グリュッチアルプまで戻ってきました。

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ラウターブルーネンに向けて下っていきます。

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かなり視界がクリアになりました。

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すぐ奥にラウターブルーネン駅が見えます。


ラウターブルーネン到着。グリンデルワルトへ。

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ラウターブルーネン駅のプラットフォーム。インターラーケンオスト行きの電車が来ました。

ラウターブルーネンの駅前にあるCOOPでアップルサイダーを購入し、喉を潤した後、ホテルのあるグリンデルワルトに戻りました。

 

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行きと同じように、分岐駅のZuweilütschnen駅で乗り換え。麓の天候は回復してきたようです。

今回のミューレンの天候は残念でした。そのため、リベンジをすることにしました。

翌日のリベンジでは、景色がとんでもないことになりました。ぜひ違いを見てもらいたいです。

次回に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その17(曇りのラウターブルーネン編)

 

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ラウターブルーネン駅より、シュタウプバッハの滝(中央)へ向かって歩く。遠くからでもその巨大さがわかる。

こんにちは。@heat02zero です。

一人スイス旅も、ようやく7日目。今回はラウターブルーネン編です。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

初めての曇り

スイス旅行を通じて、唯一、曇りの日だったのがこの日でした(むしろ旅を通じて1日しか曇らなかったことの方が奇跡ですね)。

6時ごろ起床し、痛みに襲われました。そう、とうとう筋肉痛がやってきたのです。左右の腿裏からお尻にかけて、ジンジンと痛みがやってきました。それもそう、スイスにやって来る前のトレーニングは、平地でのジョギングや筋トレばかりで、登山のためのトレーニングではなかったからです。加えて、昨日の4時間もの下りハイキングが、ダメ押しとなりました。

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朝食を食べながら、いつも通り、食堂に設置された天気予報を確認する。

残念ながら、今日は一日くもりのよう。

 

疲労もピークのようだったので、休養日にすることにしました。

急ぐ必要のなくなったので、9時ごろホテルを出ました。

 

ラウターブルーネンへ

グリンデルワルト駅からまっすぐ行く手段がないため、グリンデルワルト駅から麓の分岐駅である、Zuweilütschnen (ズウィルチーネン?)駅に向かいます。

この駅は、インターラーケンオスト駅からやってきたベルナーオーバーラント鉄道の電車が、グリンデルワルト方面と、ラウターブルーネン方面に分岐しています。

この駅で少し待ったのち、ラウターブルーネン方面の電車に乗り換えました。

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それぞれの方面に向かう電車が前後の車両で異なるため、切り離しの作業があります。

ラウターブルーネン駅に到着すると、駅前からすぐにシュタウプバッハの滝が見えました。

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緑と絶壁にかこまれた素敵な駅です。

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ラウターブルーネン駅(右奥)を出て少しずつ登っていきます。

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同じ位置から振り返ると、滝が流れている様子がみえました(中央右)

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滝はもうすぐです。

歩いて10~15分ぐらいだったと思います。

シュタウプバッハの滝

見上げるほどの高さの滝は圧巻でした。落差約300mもあるため、滝がそこに着く頃にはミストになっています。

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ビューポイントで写真撮影。スマホを縦にして撮影しないと収まりません。

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滝に近づける場所があるため、そこに向かいます。結構な登り。杖がありました。

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巨大な断崖絶壁に圧倒されます。

内部に潜入

この急な坂を登り、手彫りのトンネルを抜けていくと、滝を内側から見られる場所まで行くことができます。しぶきで足場が滑るため、手すりなどにつかまりながら慎重に登ります。

下記動画にあるように、かなり飛沫が飛びます。村が一望でき、いいビュースポットでした。

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内側からはこんな感じ。

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こんな感じで柵はついているので、靴だけ注意しましょう。

無事に戻ってきました。

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行くまでに観た映像では、ラウターブルーネン一帯はかなり窮屈な印象でした。

実際に訪れると、そんなことはありませんでした。

やはり、映像と、実際に行って感じるものには大きな乖離があるな、と改めて感じました。

滝以外は穏やかで何もない村、という感じの映像に作られていたためかもしれませんが、実際には、立派な駅舎があり、駅周辺は整備されており、人もまぁまぁいました。この滝より先は、もっとのどかでイメージ通りでしたが、やはり、実物を自分の目で見ることに、動画は勝てないな、と改めて思いました。

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駅に戻る

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次回はラウターブルーネンに泊まるのもありだな、と思った。

一通り滝を堪能したため、次の目的地に向かいます。ラウターブルーネン駅の目の前にある、ロープウェイです。これに乗ると、グリュッチアルプ、さらにそこからミューレンへの鉄道に乗り換えることができます。シルトホルンへ行く人がたどるルートです。

 

次回(曇りのミューレン編)に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その16(クライネシャイデック ~ グリンデルワルト ハイキング編)

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クライネシャイデックへと登ってくるグリンデルワルトからの電車。巨大なアイガー、遠くにグリンデルワルトの町がみえる。

こんにちは。@heat02zero です。

今回はスイス旅行6日目。クライネシャイデックからグリンデルワルトのハイキングです。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com


 

グリンデルワルトに向けて出発

クライネシャイデック駅を堪能し、ここからさらにグリンデルワルトへ向けて下山します。

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グリンデルワルト方面に向かう電車が停車しています。

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6両編成のようです。窓も大きく景色がよく見えます。

電車で下山しようか悩みましたが、昼過ぎで時間に余裕があり、快晴に恵まれていることもあって、歩いて下山することにしました。

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線路を渡るとスタートです。

今回のハイキングコースは、崖などの危険箇所はなく、アイガー北壁をずっと眺めながら安全に下っていけるルートです。

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看板には、アイガー北壁真下を歩くハイキングコース、アイガー登頂ルートが記載されています。今回、こちらのコースには行きません。

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なだらかな丘を歩いていく感じです。ときおり現地の人らしき車や自転車が通っていきます。

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見上げるとユングフラウ三山。午前中まで、あの岩山の上にいたことが信じられませんね。

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歩進めると、時折、丘の向こうにグリンデルワルトの町が見えます。めちゃくちゃいい景色。

九月中旬ということもあって、とても快適なハイキングです。

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冬場はスノーリゾートになるのでしょう。運休中のゴンドラ・リフトが散見されます。

しばらく歩くと牧場が見えてきました。

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草木の香りに乗って、堆肥の香りが漂い始めました。

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大変見晴らしのいいところで、牛たちが放し飼いにされていました。

ハイキングコースにも"アレ"がちょくちょく落ちているので注意。

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こうやってのびのびと育った牛が作り出す乳製品が美味しくないわけがないだろうな、そう思いながら、空気や風、日差しを感じながら、ハイキングを楽しむことができました。

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午後まで晴れ続けていることに感謝ですね。本当に景色がよかったです。

牧場を抜けると、森林限界の境目になり始めます。

これから、徐々に森林地帯へと突入していきます。

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ところどころに倉庫らしき家屋が点在してきました。画面に見えるルートを進んでいきます。

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夏の残り香を感じながら、楽しむハイキングは最高ですね。草原のさざめきが心地よいです。

 

電車が登ってくるのが見えます。 

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別の牧場がみえてきました。レストランもあり、結構大きかったです。散策してみます。

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放し飼いでそこら中歩いていました。親子の牛がじゃれあったりと、穏やかな様子でした。

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後ろ。意外と牛の角が大きく、体当たりされないか心配だった。

動画再生していただくとわかる通り、カウベルが響き渡っています。

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すぐ後ろを電車が登っています。カラフルですね。

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町がかなり近づいてきました。森林が増えてきました。

森を抜けると、人々が暮らす雰囲気が漂ってきます。

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奥にグリンデルワルト駅周辺が見えます。農地が増えてきました。

この時点で、下山から2時間が経過。思った以上に長いハイキングコースに、足が限界を迎え始めていました。

景色はいい、だが、足がついてこない。流石に下山のための筋トレはしてこなかったので、とにかく栄養と水分をとりながら、怪我のないよう、気をつけて下山しました。

 

下山

最後の最後に橋の工事で迂回があるなど、少しアクシデントがありましたが、グリンデルワルトグルント駅付近に到着しました。そこからグリンデルワルト方面へ最後の一踏ん張り。

 コースタイムはホテルまで含めて2時間半ほどでした。

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グリンデルワルトまで降りてくるころには、周辺がガスり始めていました。

へとへとになりながらホテルに戻り、早々にシャワーを浴びたのでした。

12時過ぎにアイガーグレッチャー駅から歩き始めて、4時過ぎにホテル到着ということで、約4時間のハイキングでしたが、この日は1300mぐらい降りました。スイスに来てからほとんど毎日ハイキングをしていることを考えると、そろそろ疲労の蓄積がピークに達しているかもしれません。

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見事にグリンデルワルトが雲にすっぽりと包まれました。とても良いタイミングでハイキングできました。

COOPへ

ホテルでさっぱりしたのち、食料を買うためにCOOPへ行きました。

グリンデルワルトのCOOPは2つのフロアに分かれています。上のフロアが観光客向けのようで、コンビニのような簡単な食事とお土産がメイン。階段を降りた下のフロアは生鮮食品や生活雑貨も置かれたスーパーになっていました。

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中央の円柱型の建物です。薬屋さんなども入っています。二階から入る感じです。

二階の方には、寿司やサラダ、ローストビーフなどは売っていましたが、ホットスナックはありませんでした。カップ麺とか、お土産用のチョコレート、ドリンク類は充実している印象でした。

ちゃんとした食べ物を買おうと、スーパーの方で買い物をしましたが、こちらもホットスナックなどの温かい簡易的な料理はなく、調理が必要なものが大半でした。酪農製品は充実していましたが、結構高かったです。

加えて、ここに来てようやく確証を得たのですが、スイスでは、おそらく市販のお茶で無糖のものはなさそうです。旅を通じて、三〜四種類ぐらい烏龍茶や緑茶などのお茶を購入しましたが、どれも甘かったです。お茶が飲めないのがきつい、って言う人は、粉末のスポーツドリンクと同様に持っていってもいいかもしれません。当時、自分は結構辛かったです。

結局、サラダとヨーグルト、飲み物、サラミを購入し、部屋で食べました。

 

 この日は夕方にかけて、さらに曇り始めました。することがなくなり、疲れもあったことから、早々に寝てしまいました。

 

次回(ラウターブルーネン編)に続きます。

2019 9月スイスひとり旅 その15(アイガーグレッチャー 〜 クライネシャイデック ハイキング編)

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快晴のクライネシャイデック駅より。雄大ユングフラウ三山をバックに絶景を楽しめる。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は、アイガーグレッチャーからクライネシャイデックのハイキング編です。

どこまでも絶景です。

 

前回はこちら

 

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昼食@アイガーグレッチャー駅

今回の旅で、事前計画していた場所の一つが、ここ、アイガーグレッチャーです。

アイガーグレッチャー駅直結のレストランからは氷河、そして絶景を眺めながらランチをとることができます。こんな場所でご飯を食べてまずいわけがないです。

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電車を降りるとすぐに絶景が。快晴で空気も美味しい。

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谷の向こうにミューレン方面の景色が見えます。

レストランに入り、広がる景色に見ほれたところで、テーブルに着きます。

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コーラを注文しました。高いところに来ると、空気がおいしいからかドリンクが美味しい。

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ランチョンマップがきました。

せっかくなので、チーズ料理をたべたいなと考えていたので、お店の方にラクレットがあるか聞いてみました。しかし、ないとのことで、チーズ料理のお勧めを聞いて、名前はわからなかったけど、おいしそうな料理をオーダーしました。

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鉄板にチーズ、目玉焼き、チリペッパー。チーズの下にパンとハムが敷かれていて、別でパンが付きました。チーズは白ワインの風味があり、おいしかった。

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雄大な景色を堪能しながら食べるランチは本当に素晴らしかった。

↓見渡すとこんな感じです。

 

 

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付属したパンが食べきれなかったので、お持ち帰りしていいか聞いて、持ち帰りました。

 テーブルの後方の山からは氷河がせり出していて、氷河が砕け落ちる音を聴くことができました。谷を揺るがすように轟音が響き渡り、その耳慣れない音に恐怖を感じました。でも、写真のような静かな風景の中で、現実感を与えてくれた雷鳴のような轟音は、自分のなかで思い出深い瞬間になりました。

山を流れてくる氷河は日差しに照らされて、きらきらと輝いていました。

 

クライネシャイデックに向けて

レストランのテーブルから見えていた、稜線のような細い断崖絶壁を歩くのかと思って恐々としていましたが、そうではなく、線路沿いのなだらかなルートを歩くことができました。

道は整備されており、風も穏やかで大変歩きやすかったです。ところどころ登山道整備の工事がなされていました。

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巨大な山々をバックにハイキングコースを進んでいきます。氷河が流れてきています。

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線路を渡ります。

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クライネシャイデック方面がみえてきました。

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しばらく歩くと、ミッテルレギ小屋(登山小屋)に到着しました。小屋の先は崖で、風が吹いていなくても怖い。

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振り返ると、アイガーグレッチャー方面がよく見えます。どれだけ巨大な岩山なのかがよくわかります。

どこを切り取っても景色が素晴らしいです。

 

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 電車の低音と、時折野鳥のさえずりが響いてきます。

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トンネルの先が湖です。

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上からは鉄道が斜面を登っていく車輪の音が響いてきました。

 

クライネシャイデック近くの人工湖(ファルボーデンゼー)

ハイキングのビューポイントの一つとして綺麗な人口湖があります。

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しばらく道なりに進み、人工トンネルを抜けると…

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右手には巨大なアイガー北壁が。

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左手に少し登ると…

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人工湖がみえてきます

対岸まで歩いていくと、素晴らしい景色が一面に広がります。そこそこ風が流れています。

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青々とした湖。快晴。押し寄せる氷河。絶景でした。

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ビューポイントを示す足場がありましたが、確かにビューポイントでした。

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アイガー奥の山々も綺麗にみえました。

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パンフレットのビューポイントへ

湖を見終え、クライネシャイデックまではもう少し。道中、パンフレットにも載っているスポットで電車の撮影をしました。

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ユングフラウヨッホから戻ってきた電車がやってきました。

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季節次第では、きれいな草原をバックに撮れそうですね。

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綺麗な赤の車体が駆け抜けていきます。

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目の先はクライネシャイデックです。

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到着しました。

クライネシャイデックに到着

クライネシャイデック駅は、グリンデルワルト方面、ラウターブルーネン方面の二方向から乗り入れし、ユングフラウヨッホへと向かうハブとなっている駅です。景色も良く、ホテルがいくつかあります。その分ホテル代も高いです。

駅舎には食事を提供する売店やキオスクのような売店があり、テラス席で流れる音楽と景色を楽しむことができます。

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駅前はテラス席があり、アルコールや美味しい食べ物を食べながら景色を楽しむ人々で賑わっていました。

この後、グリンデルワルトに向けてさらに下りのハイキングをおこなうので、アルコールは飲みませんでした。が、がまんできず、アップルサイダーを買いました。3.30CHF。グリンデルワルトのCOOP価格の倍ですが、あらがえず…。

人気のハイキングコースだけあって、そびえ立つ山々の迫力、広がる景色、穏やかなハイキング道は大変満足のいくものでした。

くわえて、快晴に穏やかな気候の日にできたこと、とても幸運でした。

ぜひまたいきたいと思います。

 

次回に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その14(ユングフラウヨッホ散策編)

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ユングフラウヨッホの展示入り口。見て、触れて、感じられる、楽しい場所だった。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は旅行6日目。前回に引き続き、山頂の終着駅、ユングフラウヨッホの散策編です。

前回はこちら

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ユングフラウヨッホの歴史を辿る。

スフィンクス展望台からエレベーターで降りた後、ユングフラウヨッホ内にある展示を見て回りました。

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展示入り口。一眼での撮影(上)と比べて、ほんわかした印象。この地方の花や動物で装飾されているのが印象的。

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入るとすぐに現れたのが、スノーボール状の展示。下には、little dreams of Switzerland(スイスの小さな夢たち)と書かれている。

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中にはユングフラウヨッホ周辺の山々、動物や人々がいた。

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麓の湖では遊覧船が浮かんでおり、楽しげ。...おやおや、どこかで見たことのあるマスコットがまぎれこんでいるぞ…ハハッ(写真中央右)

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最初のコーナーを抜けると、長いエスカレータが現れました。

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どうやら開山の歴史が一枚絵として続くようです。

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ツェルマットの博物館でも見ましたが、当時の人たちの登山の服装、動きにくそうですよね。ほぼスーツです。

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初登頂の様子でしょうか。それにしても登頂者たちが身軽すぎますね。いかに、現代の登山装備が充実しているかがよくわかります。

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エスカレータが終わると、謎のおっさんの彫像コーナーに到着しました。

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正面より。照明の色が変わると、ゲームのボス戦のような佇まいです。神話の神様のように薄着なのか、岩に封印されているのか…

このおっさんが何者なのか調べたところ、この方はスイスの起業家で、鉄道設立に投資とかで関わっていたようです。

en.wikipedia.org

 

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ユングフラウヨッホ駅模型。スフィンクス展望台(右上)なども作られている。それにしても、富士山に近い高さまで電車で来れるというのは改めてすごいなと思いました。

 

氷の洞窟

歴史コーナーを終えると、次は氷の展示コーナーです。

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氷の洞窟入り口。車椅子の方でも降ることができる。近づくほどに冷気が肌を抜けていく。

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階段を降りると…

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長い氷の回廊。滑りやすいので注意。

しばらく進むと、横に広い空間が広がり、様々な氷の彫像が展示されていました。

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氷といえば定番のしろくま。氷のブロックを積み上げてから削り出しているのでしょうか。

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"Top of Europe"の氷の彫像。

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近くで見ると、いろんな方法で模様が削り出されていることがわかる。

 

Top of Europe

氷の洞窟を抜けると、再び地上に出ました。

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プラトーに出てきました(左から外に出てきた)。左上にはスフィンクス展望台。

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登っていくと、人だかりが見えてきました。

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目的の場所、スイス国旗の撮影スポットです。

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順番に並び、次の人が前の人の写真を撮ってあげる、という感じでした。

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雄大な山脈をバックに記念写真を撮ることができます。このあと、自分も写真を撮ってもらいました。

ここから左を眺めると、さっきよりも引いた感じで氷河を観ることができました。

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寒さと眩しさの中、広大な氷の河を目に焼き付けました。

出会うアジア人はほとんどツアーで日本人は全然いませんでした(自分ぐらい)。一人でこんなところまでやってくる好き者は珍しいのでしょう。

このあと、再び室内に戻りました。

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水道管か何かの作業をしている人がいた。慣れているのか、軽装、命綱をつけていない人もいた。

 

お土産とレストラン

観光スポットといえば、やはりお土産コーナー。ユングフラウヨッホの中にも、レストランやお土産コーナーが充実しており、買うに事足ります。

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道なりに進むと、見覚えのある笑顔のおっさんとリンツのマークが見えてきた。

ユングフラウヨッホには、スイスで一番高いところにあるリンツのお店(世界で一番高いらしい)があります。

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チョコレート天国。全部食べたい。が、このあとのハイキングも考え、購入は最小限に。

詰め合わせは100g(8個)で4.5CHF(約500円) でした。日本の輸入店で買うと5個500円とかなので、安いですね。購入すると、『...and yours (これはあなたのです)』、と1つミルクチョコレートをくれました。嬉しい。

リンツのチョコレート(リンドール)を食べたことがない人にどんなものかお伝えすると、キャンディ型のチョコレートで、サイズは、五百円玉ぐらいです。球体の外殻は硬めのチョコで、内側には柔らかいチョコレートが入っています。なめて溶け出してくるチョコを味わうもよし、カリッと噛み潰して硬さの違いを味わうもよし、といった感じです。口の中が優しく深みのある甘さで包まれます。幸福です。

オーソドックスな赤色のミルクチョコレートも美味しいですが、個人的に一番好きなのがキャラメル味(オレンジ色?)です。めちゃくちゃおいしいので、日本でもたまに買うようになりました。

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チョコレート工場を模した展示も楽しめる。

 

下山。アイガーグレッチャーへ

ユングフラウヨッホを十分に堪能し、ハイキングのため、トンネル手前の駅、アイガーグレッチャーまで戻ります。

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こちらも予約者レーンと一般レーンに分かれている。右奥が、ユングフラウヨッホ駅入り口。

下山時は進行方向左側がおすすめです。帰りはかなり空いていました。時間帯の関係でしょうか。

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車内検札時にチョコレートをもらった。粋な計らい。

3000mを超える山頂駅で、雄大な景色を拝み、英気を養いました。

今回、それなりに省略しましたが見どころたっぷりの場所でした。

さて、次回はいよいよユングフラウの醍醐味、絶景をバックしたハイキングになります。

 

次回(アイガーグレッチャー編)に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その13(ユングフラウヨッホ・スフィンクス展望台・アレッチ氷河編)

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標高3571mのスフィンクス展望台から望むアレッチ氷河。その長さは20km以上にも及ぶ。歩いている人たちが小さく見えた(画面中央下)。

こんにちは。@heat02zero です。

今回は旅行6日目。今回の旅の目玉のひとつ、ユングフラウヨッホ・スフィンクス展望台・アレッチ氷河編です。

海外旅行に行くことが厳しくなっている昨今ですが、解禁後に行ってみたいな、と思っていただけると嬉しいです。

 

前回はこちら

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この日のスケジュール

グリンデルワルト〜クライネシャイデック:電車

クライネシャイデック〜ユングフラウヨッホ:電車

スフィンクス展望台・アレッチ氷河散策 ←今回はここの途中まで

ユングフラウヨッホ〜アイガーグレッチャー:電車

アイガーグレッチャーで昼食

アイガーグレッチャー〜クライネシャイデック:ハイキング

クライネシャイデック散策

クライネシャイデック〜グリンデルワルト:ハイキング

 

ホテルでの朝食

6時半に起床し、7時に朝食をとりました。

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ホテルの朝食が代わり映えしなくなってきました。でも、クロワッサンもサラミも美味しい。毎回わざわざミルクを温めて提供してくださりました。アットホーム。

朝食後、アプリでユングフラウヨッホまでのチケットを購入しました。とっても便利。

 

いざ、ユングフラウヨッホへ

7:47 グリンデルワルト発の電車に乗りました。

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グリンデルワルトの空は若干ガスっていましたが、上の方は晴れていそうです。

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電車が来ました。メンリッヘン方面が朝日に照りはじめました。

次のグリンデルワルトグルント(grindelwald grund)駅で、スイッチバックし、クライネ・シャイデック駅へと登っていきます。

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アイガー北壁が迫ってくる。でかい。

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グリンデルワルトを覆う雲よりも高いところまで来ました。

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牛が放牧されています。カウベルがでかい。

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アイガーの山影が、向かいに見えるメンリッヘン〜クライネ・シャイデックのハイキングコースまで伸びています。

ここで、絶景を目の当たりにします。

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グリンデルワルトを覆う雲海。あの雲の底から登ってきたのだな、と感動した。

 

間も無く、クライネシャイデックに到着し、ユングフラウヨッホ行きに乗り換えます。

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向かい側に停車している電車に乗り換え。整列用のロープもあった。

座席の予約をしなかったため、自由席レーンを進み乗車。かなりいっぱいで、窓側の座席に座ることができず。

 ほどなくして走り出すと、徐々に高度を上げていきます。しばらくすると、列車は岩盤をくり貫いたトンネルの中をぐんぐん進んでいきます。

 

トンネル内のEismeer駅で五分ほど停車。下車をして、くり抜かれたトンネルの中から氷河を見ました。

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空は快晴。まばゆい日差しの中、巨大な氷河がばっちり見えた。

電車の中で車内検札。帰りのチケットも買うようにね、上で買えないから、と言われ、その場でアプリを使い、ユングフラウヨッホからアイガーグレッチャー駅までのチケットを購入しました。

 

ユングフラウヨッホ駅到着

終着駅は洞窟の中でした。列車が停車し、下車すると、トンネル工事をする作業員の人たちの姿も見えました。標高は3454mです。

出口に向かうと、窓から光が差していました。バルコニーのようなところに出ると、早速アレッチ氷河が見えました。

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外に出て広がった光景に、思わず、「うぉ、すげぇ」という言葉が漏れました。人が豆粒に見えるほど巨大な氷河のスケールは圧巻の一言でした。

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どっしりとした氷河の様子は、"山を覆い尽くす" というよりも "山を飲み込む"、と表現する方が適切かもしれない。

ここで、他の旅行者の人に、氷河をバックに写真を撮ってもらいました。

室内に戻り、順路に進んでいくと、スフィンクス展望台へとあがるエレベーターに乗りました。

 

スフィンクス展望台

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快晴。澄んだ空気。感じる寒さ。まばゆい光の反射。メンヒのゴツゴツした岩肌。全てがリアルで、この場所に居るんだ、という感覚が全身を包んだ。

外に出るとめちゃくちゃ寒く、日差し照り返しも強く、とても眩しかったです。

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足元は金属の格子で作られており、場所によっては数十メートル底まではっきりと見えるので少し怖かったです。

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暖かい飲み物を携えながら景色を堪能する人たちもいた。

アレッチ氷河側もすごいが、対岸もすごかった。

 

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広がる雲海に、自分より高い山はない。まさにヨーロッパの頂(Top of Europe)に立ったようだった。

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水平線、ならぬ、雲平線。あちらこちらで顔を出す山頂は、まるで空に浮かぶ島のよう。

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メンヒの山陰のなかに、クライネ・シャイデック駅がみえた。

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ベストコンディションのユングフラウヨッホは最高の思い出になった。

ひとしきり展望台を堪能したあと、エレベーターで降り、中の展示へ向かいました。

展示も広く、いろいろあったため、次回に分割します。 

 

次回(ユングフラウヨッホ展示・散策?編)に続く