僕はまた、旅に出る。

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2019 9月スイスひとり旅 その18(曇りのミューレン編)

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ミューレン駅のプラットフォーム。掲揚されているのは、ラウターブルーネンの市章(左)とベルン州旗(右)。車両は昔ながらの内装で、一両編成。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は前回に引き続き、スイス旅行7日目。曇り模様のミューレンでの散歩の様子をお届けします。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

グリュッチアルプへのロープウェイ

ラウターブルーネンの駅前から、グリュッチアルプ行きのロープウェイに乗ります。グリュッチアルプは、ミューレンへアクセスするための中継駅になっています。ロープウェイはかなり大きく頑丈な作りで、搭乗時も賑やかでした。

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あいにくの曇りで到着地点が見えませんでした…

出発すると、グングンと登っていきます(下の動画)。

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ラウターブルーネンの風景を一望できます。


グリュッチアルプ

到着し、目の前の改札を抜けると、ミューレン行きの電車が待ってくれています。

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電車の車内より。前方にみえるロープウェイからの乗り換えです。同じ建物内なので、乗り換えがとても楽。

ここ、グリュッチアルプ駅から降りることもでき、ミューレン方面へハイキングも楽しむことができます。翌日のリベンジ編では、ここで下車し、ミューレンに向けてハイキングしましたので、そちらも要チェックです。 

 

I wish your sunshine

ミューレンに向け、列車が進み始めました。一両編成の車両は長く使っているのでしょうか、修繕がされた昔ながらの内装でした。その一方、線路はきれいに舗装されています。それにしても、よくこんな崖の上まで荷物を運んで、鉄道を建設したな、と思いました。山岳鉄道王国おそるべしですね。

残念ながら、車窓は真っ白。サイレントヒルのような世界を、ただ駆け抜けていくのみでした。

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ご覧の通り、視界は真っ白。映画"ミスト"を思い出します。ちゃんとミューレンに到着するのでしょうか…。

きっと、その残念さが、表情に出ていたのでしょう。向かいに座るおばあちゃんに話しかけられました。

「どこからきたの」

「日本からです」

「まぁ、そうなの」

そして、一言。おばあちゃんは元気付けてくれました。

"I wish your sunshine"

あなたが笑顔になりますように。きっと晴れますよ。いいことありますよ。そういうニュアンスなのでしょう。その言葉は、この旅を通じ、自分の"お守り"になりました。

翌日、その効力が発揮されることになるとは、当時は思いもしませんでした。

 

ミューレン

ミューレン駅に無事に到着しました。相変わらずあたりは真っ白です。

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シンプルなプラットフォーム

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駅舎。ガスの先は何がみえたんだろう。

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駅前には、ホテルが軒を連ねています。本来、絶景が拝める(次回か次々回の記事参照)ので、ここで宿を取るのも良いと思います。

左の道を進むと、シルトホルン行きロープウェイのミューレン駅。右の坂を登っていくと、アルメントフーベル駅へ行くことができます。分岐はしていますが、奥で道がつながっており、ぐるっと回ってくることができます。自分は、左回りで歩いてみることにしました。

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穏やかな雰囲気ですが、雑貨屋やお土産、レストランなど、山奥にしてはかなりお店があった印象です。

歩いてみた雰囲気は下に動画を載せたので、参考になると思います。

www.instagram.com

 

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編み物やさん。見覚えのあるマスコットキャラクターがいました。

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屋外チェスが庭先にありました。天気がいい午後に遊んでいらっしゃるのかな?

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駅が見えてきました。左は麓から、右に隠れている駅舎が、シルトホルン行きです。

 

ミューレン駅(ロープウェイ)で一服。

駅舎の中では、シルトホルン行きの人たちが列をなしていました。シルトホルンからのリアルタイムビューカメラを確認したところ、部分的に晴れているようでした。しかし、情報を確認すると、これ以上の天候回復が見込めないようでした。シルトホルンは諦め、駅の中のカフェで軽食を取ることにしました。

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カフェの窓より。相変わらず景色は一面の白。

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ピザとコーラ(12CHF)。ピザの値段は割と(スイスの高地での食事としては)良心的だった気がします。コーラの味が若干違うように感じられたのは標高のせいでしょうか。チェリー感がありました。

 

ミューレンへ折り返し

アルメントフーベル駅を経由して、折り返すことにしました。

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スイスの家屋っていいですよね。花が飾られていて、彩りがある感じが好きです。

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アルメントフーベル駅に到着しました。

一直線に駆け上がっていくようです。

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一帯のマップがありました。拡大してみます。

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今いるアルメントフーベルが3番。シルトホルンが1番です。明日は黄色のハイキングコースを歩きます。

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ミューレン駅が見えてきました。この景色が本当はどのような姿なのか。次回をお楽しみに!

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この何も見えない風景が、恐ろしい絶景に様変わりします。

 

帰路

散策を終え、ミューレン駅から、ラウターブルーネンに向けて戻ります。

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プラットフォームに降りてきました。ドイツ語、フランス語、英語で"さよなら"と記されていました。ここはドイツ語圏のようです。

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人がいなくて、かえって写真が撮りやすかったです。

帰りは遠足に来ていた保育園?の子供達がたくさん乗ってきて賑やかでした。

www.instagram.com

 

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標高が下がってくると、少しずつ視界が回復してきました。向かい側に見えるのはウェンゲンでしょうか。

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グリュッチアルプまで戻ってきました。

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ラウターブルーネンに向けて下っていきます。

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かなり視界がクリアになりました。

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すぐ奥にラウターブルーネン駅が見えます。


ラウターブルーネン到着。グリンデルワルトへ。

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ラウターブルーネン駅のプラットフォーム。インターラーケンオスト行きの電車が来ました。

ラウターブルーネンの駅前にあるCOOPでアップルサイダーを購入し、喉を潤した後、ホテルのあるグリンデルワルトに戻りました。

 

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行きと同じように、分岐駅のZuweilütschnen駅で乗り換え。麓の天候は回復してきたようです。

今回のミューレンの天候は残念でした。そのため、リベンジをすることにしました。

翌日のリベンジでは、景色がとんでもないことになりました。ぜひ違いを見てもらいたいです。

次回に続きます。

heat02zero.hatenablog.com