僕はまた、旅に出る。

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2019 9月スイスひとり旅 その16(クライネシャイデック ~ グリンデルワルト ハイキング編)

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クライネシャイデックへと登ってくるグリンデルワルトからの電車。巨大なアイガー、遠くにグリンデルワルトの町がみえる。

こんにちは。@heat02zero です。

今回はスイス旅行6日目。クライネシャイデックからグリンデルワルトのハイキングです。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com


 

グリンデルワルトに向けて出発

クライネシャイデック駅を堪能し、ここからさらにグリンデルワルトへ向けて下山します。

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グリンデルワルト方面に向かう電車が停車しています。

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6両編成のようです。窓も大きく景色がよく見えます。

電車で下山しようか悩みましたが、昼過ぎで時間に余裕があり、快晴に恵まれていることもあって、歩いて下山することにしました。

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線路を渡るとスタートです。

今回のハイキングコースは、崖などの危険箇所はなく、アイガー北壁をずっと眺めながら安全に下っていけるルートです。

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看板には、アイガー北壁真下を歩くハイキングコース、アイガー登頂ルートが記載されています。今回、こちらのコースには行きません。

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なだらかな丘を歩いていく感じです。ときおり現地の人らしき車や自転車が通っていきます。

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見上げるとユングフラウ三山。午前中まで、あの岩山の上にいたことが信じられませんね。

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歩進めると、時折、丘の向こうにグリンデルワルトの町が見えます。めちゃくちゃいい景色。

九月中旬ということもあって、とても快適なハイキングです。

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冬場はスノーリゾートになるのでしょう。運休中のゴンドラ・リフトが散見されます。

しばらく歩くと牧場が見えてきました。

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草木の香りに乗って、堆肥の香りが漂い始めました。

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大変見晴らしのいいところで、牛たちが放し飼いにされていました。

ハイキングコースにも"アレ"がちょくちょく落ちているので注意。

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こうやってのびのびと育った牛が作り出す乳製品が美味しくないわけがないだろうな、そう思いながら、空気や風、日差しを感じながら、ハイキングを楽しむことができました。

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午後まで晴れ続けていることに感謝ですね。本当に景色がよかったです。

牧場を抜けると、森林限界の境目になり始めます。

これから、徐々に森林地帯へと突入していきます。

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ところどころに倉庫らしき家屋が点在してきました。画面に見えるルートを進んでいきます。

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夏の残り香を感じながら、楽しむハイキングは最高ですね。草原のさざめきが心地よいです。

 

電車が登ってくるのが見えます。 

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別の牧場がみえてきました。レストランもあり、結構大きかったです。散策してみます。

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放し飼いでそこら中歩いていました。親子の牛がじゃれあったりと、穏やかな様子でした。

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後ろ。意外と牛の角が大きく、体当たりされないか心配だった。

動画再生していただくとわかる通り、カウベルが響き渡っています。

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すぐ後ろを電車が登っています。カラフルですね。

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町がかなり近づいてきました。森林が増えてきました。

森を抜けると、人々が暮らす雰囲気が漂ってきます。

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奥にグリンデルワルト駅周辺が見えます。農地が増えてきました。

この時点で、下山から2時間が経過。思った以上に長いハイキングコースに、足が限界を迎え始めていました。

景色はいい、だが、足がついてこない。流石に下山のための筋トレはしてこなかったので、とにかく栄養と水分をとりながら、怪我のないよう、気をつけて下山しました。

 

下山

最後の最後に橋の工事で迂回があるなど、少しアクシデントがありましたが、グリンデルワルトグルント駅付近に到着しました。そこからグリンデルワルト方面へ最後の一踏ん張り。

 コースタイムはホテルまで含めて2時間半ほどでした。

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グリンデルワルトまで降りてくるころには、周辺がガスり始めていました。

へとへとになりながらホテルに戻り、早々にシャワーを浴びたのでした。

12時過ぎにアイガーグレッチャー駅から歩き始めて、4時過ぎにホテル到着ということで、約4時間のハイキングでしたが、この日は1300mぐらい降りました。スイスに来てからほとんど毎日ハイキングをしていることを考えると、そろそろ疲労の蓄積がピークに達しているかもしれません。

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見事にグリンデルワルトが雲にすっぽりと包まれました。とても良いタイミングでハイキングできました。

COOPへ

ホテルでさっぱりしたのち、食料を買うためにCOOPへ行きました。

グリンデルワルトのCOOPは2つのフロアに分かれています。上のフロアが観光客向けのようで、コンビニのような簡単な食事とお土産がメイン。階段を降りた下のフロアは生鮮食品や生活雑貨も置かれたスーパーになっていました。

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中央の円柱型の建物です。薬屋さんなども入っています。二階から入る感じです。

二階の方には、寿司やサラダ、ローストビーフなどは売っていましたが、ホットスナックはありませんでした。カップ麺とか、お土産用のチョコレート、ドリンク類は充実している印象でした。

ちゃんとした食べ物を買おうと、スーパーの方で買い物をしましたが、こちらもホットスナックなどの温かい簡易的な料理はなく、調理が必要なものが大半でした。酪農製品は充実していましたが、結構高かったです。

加えて、ここに来てようやく確証を得たのですが、スイスでは、おそらく市販のお茶で無糖のものはなさそうです。旅を通じて、三〜四種類ぐらい烏龍茶や緑茶などのお茶を購入しましたが、どれも甘かったです。お茶が飲めないのがきつい、って言う人は、粉末のスポーツドリンクと同様に持っていってもいいかもしれません。当時、自分は結構辛かったです。

結局、サラダとヨーグルト、飲み物、サラミを購入し、部屋で食べました。

 

 この日は夕方にかけて、さらに曇り始めました。することがなくなり、疲れもあったことから、早々に寝てしまいました。

 

次回(ラウターブルーネン編)に続きます。

2019 9月スイスひとり旅 その15(アイガーグレッチャー 〜 クライネシャイデック ハイキング編)

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快晴のクライネシャイデック駅より。雄大ユングフラウ三山をバックに絶景を楽しめる。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は、アイガーグレッチャーからクライネシャイデックのハイキング編です。

どこまでも絶景です。

 

前回はこちら

 

heat02zero.hatenablog.com

昼食@アイガーグレッチャー駅

今回の旅で、事前計画していた場所の一つが、ここ、アイガーグレッチャーです。

アイガーグレッチャー駅直結のレストランからは氷河、そして絶景を眺めながらランチをとることができます。こんな場所でご飯を食べてまずいわけがないです。

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電車を降りるとすぐに絶景が。快晴で空気も美味しい。

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谷の向こうにミューレン方面の景色が見えます。

レストランに入り、広がる景色に見ほれたところで、テーブルに着きます。

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コーラを注文しました。高いところに来ると、空気がおいしいからかドリンクが美味しい。

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ランチョンマップがきました。

せっかくなので、チーズ料理をたべたいなと考えていたので、お店の方にラクレットがあるか聞いてみました。しかし、ないとのことで、チーズ料理のお勧めを聞いて、名前はわからなかったけど、おいしそうな料理をオーダーしました。

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鉄板にチーズ、目玉焼き、チリペッパー。チーズの下にパンとハムが敷かれていて、別でパンが付きました。チーズは白ワインの風味があり、おいしかった。

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雄大な景色を堪能しながら食べるランチは本当に素晴らしかった。

↓見渡すとこんな感じです。

 

 

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付属したパンが食べきれなかったので、お持ち帰りしていいか聞いて、持ち帰りました。

 テーブルの後方の山からは氷河がせり出していて、氷河が砕け落ちる音を聴くことができました。谷を揺るがすように轟音が響き渡り、その耳慣れない音に恐怖を感じました。でも、写真のような静かな風景の中で、現実感を与えてくれた雷鳴のような轟音は、自分のなかで思い出深い瞬間になりました。

山を流れてくる氷河は日差しに照らされて、きらきらと輝いていました。

 

クライネシャイデックに向けて

レストランのテーブルから見えていた、稜線のような細い断崖絶壁を歩くのかと思って恐々としていましたが、そうではなく、線路沿いのなだらかなルートを歩くことができました。

道は整備されており、風も穏やかで大変歩きやすかったです。ところどころ登山道整備の工事がなされていました。

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巨大な山々をバックにハイキングコースを進んでいきます。氷河が流れてきています。

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線路を渡ります。

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クライネシャイデック方面がみえてきました。

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しばらく歩くと、ミッテルレギ小屋(登山小屋)に到着しました。小屋の先は崖で、風が吹いていなくても怖い。

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振り返ると、アイガーグレッチャー方面がよく見えます。どれだけ巨大な岩山なのかがよくわかります。

どこを切り取っても景色が素晴らしいです。

 

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 電車の低音と、時折野鳥のさえずりが響いてきます。

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トンネルの先が湖です。

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上からは鉄道が斜面を登っていく車輪の音が響いてきました。

 

クライネシャイデック近くの人工湖(ファルボーデンゼー)

ハイキングのビューポイントの一つとして綺麗な人口湖があります。

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しばらく道なりに進み、人工トンネルを抜けると…

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右手には巨大なアイガー北壁が。

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左手に少し登ると…

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人工湖がみえてきます

対岸まで歩いていくと、素晴らしい景色が一面に広がります。そこそこ風が流れています。

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青々とした湖。快晴。押し寄せる氷河。絶景でした。

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ビューポイントを示す足場がありましたが、確かにビューポイントでした。

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アイガー奥の山々も綺麗にみえました。

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パンフレットのビューポイントへ

湖を見終え、クライネシャイデックまではもう少し。道中、パンフレットにも載っているスポットで電車の撮影をしました。

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ユングフラウヨッホから戻ってきた電車がやってきました。

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季節次第では、きれいな草原をバックに撮れそうですね。

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綺麗な赤の車体が駆け抜けていきます。

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目の先はクライネシャイデックです。

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到着しました。

クライネシャイデックに到着

クライネシャイデック駅は、グリンデルワルト方面、ラウターブルーネン方面の二方向から乗り入れし、ユングフラウヨッホへと向かうハブとなっている駅です。景色も良く、ホテルがいくつかあります。その分ホテル代も高いです。

駅舎には食事を提供する売店やキオスクのような売店があり、テラス席で流れる音楽と景色を楽しむことができます。

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駅前はテラス席があり、アルコールや美味しい食べ物を食べながら景色を楽しむ人々で賑わっていました。

この後、グリンデルワルトに向けてさらに下りのハイキングをおこなうので、アルコールは飲みませんでした。が、がまんできず、アップルサイダーを買いました。3.30CHF。グリンデルワルトのCOOP価格の倍ですが、あらがえず…。

人気のハイキングコースだけあって、そびえ立つ山々の迫力、広がる景色、穏やかなハイキング道は大変満足のいくものでした。

くわえて、快晴に穏やかな気候の日にできたこと、とても幸運でした。

ぜひまたいきたいと思います。

 

次回に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その14(ユングフラウヨッホ散策編)

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ユングフラウヨッホの展示入り口。見て、触れて、感じられる、楽しい場所だった。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は旅行6日目。前回に引き続き、山頂の終着駅、ユングフラウヨッホの散策編です。

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

ユングフラウヨッホの歴史を辿る。

スフィンクス展望台からエレベーターで降りた後、ユングフラウヨッホ内にある展示を見て回りました。

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展示入り口。一眼での撮影(上)と比べて、ほんわかした印象。この地方の花や動物で装飾されているのが印象的。

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入るとすぐに現れたのが、スノーボール状の展示。下には、little dreams of Switzerland(スイスの小さな夢たち)と書かれている。

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中にはユングフラウヨッホ周辺の山々、動物や人々がいた。

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麓の湖では遊覧船が浮かんでおり、楽しげ。...おやおや、どこかで見たことのあるマスコットがまぎれこんでいるぞ…ハハッ(写真中央右)

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最初のコーナーを抜けると、長いエスカレータが現れました。

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どうやら開山の歴史が一枚絵として続くようです。

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ツェルマットの博物館でも見ましたが、当時の人たちの登山の服装、動きにくそうですよね。ほぼスーツです。

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初登頂の様子でしょうか。それにしても登頂者たちが身軽すぎますね。いかに、現代の登山装備が充実しているかがよくわかります。

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エスカレータが終わると、謎のおっさんの彫像コーナーに到着しました。

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正面より。照明の色が変わると、ゲームのボス戦のような佇まいです。神話の神様のように薄着なのか、岩に封印されているのか…

このおっさんが何者なのか調べたところ、この方はスイスの起業家で、鉄道設立に投資とかで関わっていたようです。

en.wikipedia.org

 

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ユングフラウヨッホ駅模型。スフィンクス展望台(右上)なども作られている。それにしても、富士山に近い高さまで電車で来れるというのは改めてすごいなと思いました。

 

氷の洞窟

歴史コーナーを終えると、次は氷の展示コーナーです。

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氷の洞窟入り口。車椅子の方でも降ることができる。近づくほどに冷気が肌を抜けていく。

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階段を降りると…

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長い氷の回廊。滑りやすいので注意。

しばらく進むと、横に広い空間が広がり、様々な氷の彫像が展示されていました。

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氷といえば定番のしろくま。氷のブロックを積み上げてから削り出しているのでしょうか。

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"Top of Europe"の氷の彫像。

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近くで見ると、いろんな方法で模様が削り出されていることがわかる。

 

Top of Europe

氷の洞窟を抜けると、再び地上に出ました。

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プラトーに出てきました(左から外に出てきた)。左上にはスフィンクス展望台。

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登っていくと、人だかりが見えてきました。

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目的の場所、スイス国旗の撮影スポットです。

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順番に並び、次の人が前の人の写真を撮ってあげる、という感じでした。

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雄大な山脈をバックに記念写真を撮ることができます。このあと、自分も写真を撮ってもらいました。

ここから左を眺めると、さっきよりも引いた感じで氷河を観ることができました。

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寒さと眩しさの中、広大な氷の河を目に焼き付けました。

出会うアジア人はほとんどツアーで日本人は全然いませんでした(自分ぐらい)。一人でこんなところまでやってくる好き者は珍しいのでしょう。

このあと、再び室内に戻りました。

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水道管か何かの作業をしている人がいた。慣れているのか、軽装、命綱をつけていない人もいた。

 

お土産とレストラン

観光スポットといえば、やはりお土産コーナー。ユングフラウヨッホの中にも、レストランやお土産コーナーが充実しており、買うに事足ります。

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道なりに進むと、見覚えのある笑顔のおっさんとリンツのマークが見えてきた。

ユングフラウヨッホには、スイスで一番高いところにあるリンツのお店(世界で一番高いらしい)があります。

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チョコレート天国。全部食べたい。が、このあとのハイキングも考え、購入は最小限に。

詰め合わせは100g(8個)で4.5CHF(約500円) でした。日本の輸入店で買うと5個500円とかなので、安いですね。購入すると、『...and yours (これはあなたのです)』、と1つミルクチョコレートをくれました。嬉しい。

リンツのチョコレート(リンドール)を食べたことがない人にどんなものかお伝えすると、キャンディ型のチョコレートで、サイズは、五百円玉ぐらいです。球体の外殻は硬めのチョコで、内側には柔らかいチョコレートが入っています。なめて溶け出してくるチョコを味わうもよし、カリッと噛み潰して硬さの違いを味わうもよし、といった感じです。口の中が優しく深みのある甘さで包まれます。幸福です。

オーソドックスな赤色のミルクチョコレートも美味しいですが、個人的に一番好きなのがキャラメル味(オレンジ色?)です。めちゃくちゃおいしいので、日本でもたまに買うようになりました。

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チョコレート工場を模した展示も楽しめる。

 

下山。アイガーグレッチャーへ

ユングフラウヨッホを十分に堪能し、ハイキングのため、トンネル手前の駅、アイガーグレッチャーまで戻ります。

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こちらも予約者レーンと一般レーンに分かれている。右奥が、ユングフラウヨッホ駅入り口。

下山時は進行方向左側がおすすめです。帰りはかなり空いていました。時間帯の関係でしょうか。

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車内検札時にチョコレートをもらった。粋な計らい。

3000mを超える山頂駅で、雄大な景色を拝み、英気を養いました。

今回、それなりに省略しましたが見どころたっぷりの場所でした。

さて、次回はいよいよユングフラウの醍醐味、絶景をバックしたハイキングになります。

 

次回(アイガーグレッチャー編)に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その13(ユングフラウヨッホ・スフィンクス展望台・アレッチ氷河編)

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標高3571mのスフィンクス展望台から望むアレッチ氷河。その長さは20km以上にも及ぶ。歩いている人たちが小さく見えた(画面中央下)。

こんにちは。@heat02zero です。

今回は旅行6日目。今回の旅の目玉のひとつ、ユングフラウヨッホ・スフィンクス展望台・アレッチ氷河編です。

海外旅行に行くことが厳しくなっている昨今ですが、解禁後に行ってみたいな、と思っていただけると嬉しいです。

 

前回はこちら

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この日のスケジュール

グリンデルワルト〜クライネシャイデック:電車

クライネシャイデック〜ユングフラウヨッホ:電車

スフィンクス展望台・アレッチ氷河散策 ←今回はここの途中まで

ユングフラウヨッホ〜アイガーグレッチャー:電車

アイガーグレッチャーで昼食

アイガーグレッチャー〜クライネシャイデック:ハイキング

クライネシャイデック散策

クライネシャイデック〜グリンデルワルト:ハイキング

 

ホテルでの朝食

6時半に起床し、7時に朝食をとりました。

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ホテルの朝食が代わり映えしなくなってきました。でも、クロワッサンもサラミも美味しい。毎回わざわざミルクを温めて提供してくださりました。アットホーム。

朝食後、アプリでユングフラウヨッホまでのチケットを購入しました。とっても便利。

 

いざ、ユングフラウヨッホへ

7:47 グリンデルワルト発の電車に乗りました。

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グリンデルワルトの空は若干ガスっていましたが、上の方は晴れていそうです。

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電車が来ました。メンリッヘン方面が朝日に照りはじめました。

次のグリンデルワルトグルント(grindelwald grund)駅で、スイッチバックし、クライネ・シャイデック駅へと登っていきます。

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アイガー北壁が迫ってくる。でかい。

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グリンデルワルトを覆う雲よりも高いところまで来ました。

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牛が放牧されています。カウベルがでかい。

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アイガーの山影が、向かいに見えるメンリッヘン〜クライネ・シャイデックのハイキングコースまで伸びています。

ここで、絶景を目の当たりにします。

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グリンデルワルトを覆う雲海。あの雲の底から登ってきたのだな、と感動した。

 

間も無く、クライネシャイデックに到着し、ユングフラウヨッホ行きに乗り換えます。

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向かい側に停車している電車に乗り換え。整列用のロープもあった。

座席の予約をしなかったため、自由席レーンを進み乗車。かなりいっぱいで、窓側の座席に座ることができず。

 ほどなくして走り出すと、徐々に高度を上げていきます。しばらくすると、列車は岩盤をくり貫いたトンネルの中をぐんぐん進んでいきます。

 

トンネル内のEismeer駅で五分ほど停車。下車をして、くり抜かれたトンネルの中から氷河を見ました。

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空は快晴。まばゆい日差しの中、巨大な氷河がばっちり見えた。

電車の中で車内検札。帰りのチケットも買うようにね、上で買えないから、と言われ、その場でアプリを使い、ユングフラウヨッホからアイガーグレッチャー駅までのチケットを購入しました。

 

ユングフラウヨッホ駅到着

終着駅は洞窟の中でした。列車が停車し、下車すると、トンネル工事をする作業員の人たちの姿も見えました。標高は3454mです。

出口に向かうと、窓から光が差していました。バルコニーのようなところに出ると、早速アレッチ氷河が見えました。

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外に出て広がった光景に、思わず、「うぉ、すげぇ」という言葉が漏れました。人が豆粒に見えるほど巨大な氷河のスケールは圧巻の一言でした。

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どっしりとした氷河の様子は、"山を覆い尽くす" というよりも "山を飲み込む"、と表現する方が適切かもしれない。

ここで、他の旅行者の人に、氷河をバックに写真を撮ってもらいました。

室内に戻り、順路に進んでいくと、スフィンクス展望台へとあがるエレベーターに乗りました。

 

スフィンクス展望台

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快晴。澄んだ空気。感じる寒さ。まばゆい光の反射。メンヒのゴツゴツした岩肌。全てがリアルで、この場所に居るんだ、という感覚が全身を包んだ。

外に出るとめちゃくちゃ寒く、日差し照り返しも強く、とても眩しかったです。

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足元は金属の格子で作られており、場所によっては数十メートル底まではっきりと見えるので少し怖かったです。

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暖かい飲み物を携えながら景色を堪能する人たちもいた。

アレッチ氷河側もすごいが、対岸もすごかった。

 

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広がる雲海に、自分より高い山はない。まさにヨーロッパの頂(Top of Europe)に立ったようだった。

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水平線、ならぬ、雲平線。あちらこちらで顔を出す山頂は、まるで空に浮かぶ島のよう。

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メンヒの山陰のなかに、クライネ・シャイデック駅がみえた。

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ベストコンディションのユングフラウヨッホは最高の思い出になった。

ひとしきり展望台を堪能したあと、エレベーターで降り、中の展示へ向かいました。

展示も広く、いろいろあったため、次回に分割します。 

 

次回(ユングフラウヨッホ展示・散策?編)に続く

2019 9月スイスひとり旅 その12(5日目・グリンデルワルト森林浴編)

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夕焼けの村に明かりが灯っていく様子はとても素敵でした。

こんにちは。@heat02zero です。

今回は旅行5日目。グリンデルワルトでの森林浴編です。

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

川沿いハイキング

グリンデルワルトは、ツェルマット(標高1600m弱)よりもやや低い(標高1000m弱)ですが、来たばかりでの高山ハイキングは流石にしんどいので、軽めに流すことにしました。

ルートは、メイン通りから、まずはリュチーネー川に向かって坂を下り、川に沿って林道を抜けてしばらく歩いたのち、メイン通りに向かって登り、帰宅する、という四角く一周するコースです。だいたい3.5キロぐらいでした。

 

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メイン通りからまずは下っていきます。

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徐々にアイガーが迫ってきます。

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もう少し歩いて左を見るとこれです。スケール感が違いすぎる…。

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橋の方まで来ました。

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渡った先にハイキングコースへの入り口があります。

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後ろに振り返るとこんな感じ。

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ハイキングの入り口。川に沿って林がある感じでした。

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整備されており、歩きやすい。

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涼しくて心地よい。体力が回復していく。

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道の先には…

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休息用に赤いベンチが設置されていた。

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川に沿って林道を進む。せせらぎの音に耳をすませながら、時折見え隠れする山々を堪能できる。

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9月ですが、結構水量が多かったです。

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山もよく見えるので、川の音に耳をすませながら、少し休憩。

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スマホで山壁を見る。ゲームのような崖で現実感がない。

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木漏れ日。木々のそよぎ。川のせせらぎ。理想のハイキングでした。

軽井沢や上高地が想起されますね。姉妹都市などを結んでいるのも納得です。軽井沢辺りを散策していたら、グリンデルワルトに迷い込まないかなぁ。いつでも行けたら最高なのに。そんなことを考えながら森林浴をしていました。

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林道を抜け、ひらけた場所に出ました。

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ほとんどの家屋がアイガーに向かって建てられているのがわかります。

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9月ですが、夏の残り香を感じられました。

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ところどころに牧場や酪農施設がありました。

のどかな雰囲気とともに、堆肥や草花の香りが漂ってきます。

この先から、メイン通りに向けてまた坂を上っていきます。

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上りながら。谷の向こうに氷河らしきものも見えます。

やはり、スマホ(iPhone)よりミラーレス一眼(EOS RP)の方が風景の質感がいいですね。もっと撮影しておけばよかった…。

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メイン通りに戻ってきました。この道をまっすぐ行けば駅まで戻れます。

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店先のらくがき牛。どこの国でも似たようなものですね。

無事にハイキングが終わり、ようやく昼食です。コープに寄って、ビール、アップルサイダーベーグル、サラミなど購入しました。ベーグルはパストラミが美味しかったです。ウーロン茶も買ってみたのですが、がっつり甘かったです。

旅行の間、色んなお茶を買いましたが、砂糖の入っていないお茶はありませんでした。帰りの飛行機の中で、お茶が甘くないことに感動したことを覚えています。次回はお茶の粉末も持って行こうかなと思いました。

 

翌日以降の計画立て

一応、いきたいところは旅行前に調べていましたが、どの日にどこにいくか、までは決めていませんでした。天候と体力が理由です。山の天気が変わりやすいことと、ハイキング量によって疲れや体調も変わってくるので、なるべく直前に決めようと考えていたためです。

ここ、グリンデルワルトがこの旅でもっとも滞在時間が長いため、マップや冊子と相談しながら決めました。雨の日だった場合の選択肢。食べたい昼食。休息日など。お金とも相談でしたが、希望通りのところは行けそうです。結果としては、晴れ4日間。濃霧1日でしたので、大勝利でした。

明日は朝一でユングフラウヨッホに行き、手前のアイガーグレッチャーからグリンデルワルトまでハイキングすることにしました。

 

グリンデルワルトの夕べ

そうこうしているうちに、茜空になってきました。北壁は赤く染まり、点在する家々が灯っていきます。

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夕焼けの村に明かりが灯っていく様子はとても素敵でした。

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夕日が稜線を際立たせている。暖かみのあるオレンジ色の街灯もいいですね。

夜遅くになると、一体が真っ暗になり、綺麗な星空を眺めることができました。すばらしかったです。

 

次回、ユングフラウヨッホ編に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その11(5日目・グリンデルワルト移動編)

 

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インターラーケン オストに向かう車窓。トゥーン湖の美しい湖畔にはたくさんのヨットが停泊していた。

こんにちは。@heat02zero です。

今回は旅行5日目。ツェルマットからグリンデルワルトへの移動編です。

前回はこちら 

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別れを惜しむ朝

ツェルマット最終日の朝。早く起きて、静かな公園に行きました。寝転がることのできる椅子ででマッターホルンを眺めていました。

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左に見える椅子で寝転がっていました。異国にいる実感もないまま、楽しい時間は過ぎていくものですね。

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次に来れるのはいつだろう。早ければいいな。そんなことを思いながら、景色を目に焼き付けていました。

この日は、直線上に遮るもの雲があるらしく、マッターホルンは綺麗に赤くなりませんでした。ホテルに戻り、朝食をとります。

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今日も朝食はモリモリと。パンがおいしいですね、やはり。

チェックアウトでは、駅まで送迎するか聞かれました(Do you need a shuttle to the station?)。なんだか街を見ないで去るのはもったいない気がしたので、お断りして歩いて行くことにしました。

 

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"日本人橋"より。これで見納めです。

メインの通りに向かうとちょうどお祭りみたいものが開催されており、露店が並んでいました。

 

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アクセサリーや服、おもちゃや靴まで何でもありました。

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混み合うエリアを抜けて駅へ。

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駅に到着しました。

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台湾の鉄道とも姉妹関係なんですね。阿里山はお茶やコーヒーで有名なので、いつか行ってみたい。

電車に乗車し、出発を待っていると、この旅で初めて日本語で話しかけられました。それも、車内清掃員の方から。どうやら日本でも仕事をしていたことがあるらしく、「日本人はどこに住んでいるの、と聞くと、皆んな"東京"って答えるんだよねー」なんて言われました。なお、自分も、聞かれた時には、分かる地名の方がいいかなと思い、東京と答えました。

 

グリンデルワルトに向けて出発

経路は Zermatt - Visp - Spiez - Interlaken Ost - Grindelwald になります。乗り換え回数は3回です。

まずは、乗り換えのため、Visp に向かいます。9:40発11:46着に乗りました。

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氷河急行で登ってきた渓谷を下っていきます。

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ところどころの農地では家畜が放牧されていました。穏やかです。

珍しく定刻より5分から10分ほど遅れて麓の駅であるVispに到着しました。

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日本の駅で例えると、上高地手前の新島々駅松本駅あたりでしょうか。

続いて、VispからSpiezへの移動です。こちらは向かって右側に乗ることをお勧めします。

 

途中から右手にトゥーン湖の景色がみえるためです。

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Spiez 駅到着間際。奥にトゥーン湖がみえてきます(動画からの切り出し)。

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Spiez 駅到着。景色が良かったの。次回、時間があれば散策したい。

続いて、Spiez からInterlaken ost への移動です。ここからは湖畔の美しい車窓を楽しむことができるので、左側の座席に座ることをお勧めします。以下、動画からの切り出しです。

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駅を出発すると、目の前に湖が広がり始めます。

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湖を囲うように家屋が点在しています。日本だとこういう景色はほとんどないので楽しいですね。

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対岸まで綺麗に見通せます。すごいところに家を建てているな…

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しばらく道路と並走。サイクリング楽しそうですね。絶対に気持ちいいです。

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水の透明度も高く、大事にされてるんだなと言うことがわかります。

このあと、トンネルをくぐったり、並走したりを繰り返しながら、Interlaken ost 駅に到着です。手前のInterlaken west 駅と聞き間違えないように注意しましょう。Interlaken ost 駅では乗り換え時間がそんなになかったので写真を撮っていませんでした。

 

続いてInterlaken ost からGrindelwaldへの移動です。ここから車両がベルナーオーバーラント鉄道に変わります。座席数が減り、車内にゆとりがありました。しばらく山に向かって平地をひた走ったのち、渓谷へと突き進んでいきます。

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グリンデルワルト手前。徐々に巨大な山々が近づいてきます。

グリンデルワルト到着

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終着駅・グリンデルワルト駅より。山々の圧迫感がすごい。

13:38に到着しました。ツェルマットを出発したのが9:40だったので、おおよそ4時間の移動でした。しかしながら、景色も堪能でき、楽しく移動できました。

 

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乗ってきた車両。左側のホームは、クライネ・シャイデック行きです。

駅を降り、少し散策しました。

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駅をまっすぐ抜けたらメインの通りに続いていきます。右にはバス停。

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目の前の円柱形の建物にCOOPなどが入っています。地下もあります。

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ほぼ同じ場所から振り返ると駅がみえます。奥はメンリッヒェン方面がみえます。

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もう少し進むと展望台のような場所に到着。

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ここでようやく目の前にあったものが、アイガー北壁であったことに気づきました。

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こちらも松本市と姉妹関係にあるようですね。何だか嬉しい。上高地河童橋でしょうか。

少し戻って、ホテルに到着しました。ホテル ベルエアー エデン に宿泊しました。オーナーのおじさんから色々説明を受け、チェックインを済ませます。

部屋に入り、驚愕します。本当に景色のいい素晴らしいホテルでした。

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ベランダに出ると…

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な、何だこの絶景は!

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これぞ求めていた絶景…

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これが観たくてここまで来たんだ!

ベランダには椅子が設置されており、いくらでも景色を眺めていられます。ホテルガチャ、大当たりです。正直、値段的にもそこまで期待できるとは思っていなかったので、めちゃくちゃテンションが上がりました。

 

 

この後、荷物を置いて、整理をしたのち、高地順応も兼ねて、ハイキングに出かけることにしました。

次回に続きます。

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2019 9月 スイスひとり旅 その10(4日目・スネガ編)

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スネガ駅降りてすぐの湖、ライゼー。ここからも鏡マッターホルンを綺麗に観ることができる。

こんにちは。@heat02zero です。

今回はスネガ〜リッフェルアルプのハイキング編です。

前回はこちら↓

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今回のハイキング・移動ルート

ツエルマット〜スネガ:電車

スネガ〜ブラウヘルト:電車

ブラウヘルト〜スネガ:電車

スネガ〜リッフェルアルプ:徒歩

リッフェルアルプ〜ツェルマット:登山鉄道

 

朝焼けを撮りに

6時に起床し、7時前に朝焼けを観に散歩に行きました。途中、日本人に人気のためにその名のついた、日本人橋を通りましたが、やはり混み合っていました。ガヤガヤしていて、穏やかなツェルマットの朝焼けが観たいのに、おしゃべりしあっているので、日本人橋での朝焼けはあまりオススメしません。

グレッシャーパラダイスの駅の方向へ、もう少し上流に向かいました。

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この辺まで来ると、人もまばらに。せせらぎの音に耳をすますことができます。

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静かな川沿いの端で、灯り出すマッターホルンを堪能した。

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拡大。写真では伝わらないが、マッターホルンへの灯火が、今日もツェルマットに朝が来たんだな、という気持ちにさせてくれる。

一通り堪能すると、ホテルに戻り朝食をとりました。ホテルの朝食はこの日が初めて。ビュッフェが充実していた。日本で食べるチーズと違い、かなり個性のあるチーズも多かった。ベーコンは塩気が効いている。

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ホテル朝食。ベーコンが美味しい。チーズも塊から切り出すタイプだった。庭先からリスが歩いているのがみえた。

スネガへ

九時前にスネガに行くため、ツェルマッド Bergbahnen駅へ。斜めのトンネルを登っていくケーブルカーでスネガ駅まで登っていきます。

到着し、外に出ると視界がひらけ、素晴らしい景色が広がっていました。スネガ駅までワンウェイチケットで購入してましたが、天気が良く、もう一つ上の駅まで行くことにしました。スネガ駅には、チケット窓口がなく、「上まで行きたいんですけど、チケットどこで買えばいいですか」と、スタッフの人に確認したところ、チケットは上のブラウヘルト駅でしか買えないとのことで、そのままゴンドラに乗り込みました。

ゴンドラを降りると、すぐにある窓口でスネガ〜ブラウヘルト駅のチケットを購入しました。

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スネガ〜ブラウヘルト間のゴンドラ。絶景と絶壁を楽しみことができる。

www.instagram.com

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ブラウヘルト駅出口。ブラウヘルト〜ロートホルンのゴンドラは工事中。

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初めてゴンドラ工事をみた。天気が良かったので、上まで行きたかった。

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ビューポイント。晴れていると、中央にマッターホルンが綺麗に観える。

せっかくなので、少し上まで登ってみました。高台みたいなところで少し休みつつ、景色を堪能しました。

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快晴だと全てが"絵"になる。九月の高原はさわやかで、深呼吸が体に染み渡りました。

ライゼー

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写真中央奥にあるのが、下ったケーブルカー。電話ボックスみたいな小さい箱の中で立ち乗りで下った。

スネガ駅へ戻ると、小さなケーブルカーに乗り、眼下に見えていた湖、ライゼーに向かいました。日差しが強く、屋根のある小屋で日陰でぼーっとしてた。

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屋根のついた木の小屋で休憩。遊び道具を楽しむ親子連れも散見された。

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湖まで降りると、鏡マッターホルンを観ることができた。

スネガ〜リッフェルアルプ ハイキング

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住居が散在する。高地巡礼のような気分に浸る。

ライゼーの奥の手押しゲートを抜けると、ハイキングの始まりです。谷の反対側に向かっていくコース。最初は坂が急で、少しずつ登っていきました。崖になってる部分は少し怖かった。

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不思議な色の池(おそらくmossjeseeという池)。

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森林限界の縁を歩く。

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むき出しの岩の間を氷河から溶け出した水が流れ着く。

途中次の湖に寄って、谷を折り返します。この辺りは道が整備されており、歩きやすかったです。工事のための車も出入りするようです。

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マッターホルンに向かって歩いていく。

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一つ前の反対側(歩いてきた道)比較的まっすぐな道で、途中河川の工事をしている様子がみえた。

レストランで休憩


登山道途中のレストラン mountain lodge Ze Seewjinuで休憩しました。

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すっかりハマってしまったアップルサイダーとバニラアイス。バニラが濃厚でとても美味しかった。

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お店。テラス席で食事をした。普通の食事もあった。

岩と森の道へ

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途中、休憩できるようにベンチが設置されていた。

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前側から。日差しが心地よい。

森林浴をしつつ、ぐんぐん歩いていきます。

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岩場に整備された、岩でできたとハイキング道。すこしぐらつく場もあり、登山道は必須。

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森林限界付近のため、植物と岩場がせめぎ合っている。

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少しずつ高度が下がってくると、林道のようになってきた。

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日本では観られない植物に目を向けながら、木漏れ日の中の散歩を堪能します。

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ゴルナーグラート鉄道の線路が見え始めました。もう少しでリッフェルアルプでしょうか。

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ときおり木々の陰から、対岸の歩いてきたスネガエリアが観えました。

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明らかに整備された登山道に変わりました。右は崖です。

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大きな橋に差し掛かります。奥には再度マッターホルンが登場しました。

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橋入り口から。こちらもビューポイントです。

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橋を渡って振り返る。遠くには、スネガエリア。ずいぶん歩いてきました。

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橋を渡ってすぐ。リッフェルアルプ駅に無事到着です。

リッフェルアルプからゴルナーグラート鉄道でツェルマッドへ戻りました。ホテルに戻り、疲れのあまり昼寝しました。

いよいよ明日はべルナーオーバーラントエリアへ移動ということで、ツェルマットからグリンデルワルトへのチケットを、SBBのアプリを使い購入しました。スーパーセーバーチケットがまだ残っており、購入しました。電車指定で購入するととても安くなり驚きました(定価97CHF → ハーフフェアチケット利用47CHF → スーパーセーバーチケット33.2CHF)。

 

本日のまとめ

スネガエリアを探訪し、リッフェルアルプまでハイキングしました。

最初の登りは結構体力使いましたが、後半は森林浴も楽しめて気持ちのいいハイキングになりました。

 

次回(5日目 移動編)に続きます。

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