小説の生成の話

数年前に、コンピュータに小説を書かせようというプロジェクトが始まり、昨年、SF賞に応募したというところまでは知っているけれど、その周辺の話、それ以降の話をあまり耳にしたことがなかったので、最近のこととか、ゆるふわっと調べてみた。
 
データさえあれば、短(単)文の生成はできている。技術も少し進んだっぽい。
 ここ数年の機械学習の発展と、周辺ライブラリの充実のおかげで、青空文庫とか小説家になろうのデータさえ集めれば、手元のパソコンでも遊ぶ程度の文生成が簡単に試せるようになった。そこそこ最近の例だと、kerasのLSTM(ニューラルネットワークの手法の一つ)のサンプルコードなんかを使って、分かち書きされた日本語の小説データさえ用意すれば、なんちゃって日本語文章生成モデルならすぐできてしまう。
 そこそこ最近の技術面の話だと、ニューラルネットワークの手法の一つのGAN(Generative Adversarial Networks)のさまざまな派生手法が考案されており、文などの系列データに用いることのできるseqGANという手法を使って文生成をおこなってみている人もいたりする。ただし、現在の段階では短文生成がほとんどで、複数文にまたがるような小説生成はかなり少ない。
 あとは、名大の研究室で、人狼ゲームのログから小説生成している研究があり、デモを公開している。この小説はかなりいいところまで来ていそうな感じ(ただし、これはニューラルネットワークとかではなさそうな感じ。物語を細分化し、パラメータによって、その場面の文を生成するシステム。文生成部分はマルコフ連鎖アルゴリズムらしい)。
 たくさんのデータでなんとかしよう系の研究だとMITでは、めちゃくちゃデータを集めてホラー小説(というよりは強い文章なのか?)を書かせる研究もあるらしい。
 
全く新しい小説を書かせることはやはり難しそう
上に挙げたように、既存の小説生成は、データからデータ内にある情報のみで文を生成する手法か、ルールベースのシステムであることが多く、全く新しい内容の小説を、機械学習などを用いてゼロから生成するというのはやはり難しい(研究をされている方はいらっしゃる)。問題はいくつかあって、学習データに無い情報は書かせることができないこと(学習データだけでは知識や常識に限界があること。例:青空文庫のような著作の切れたような半世紀以上前の小説データではスマートフォンを使った現代的な話は書けない)。複数の文やかなり離れている文の間の関係を捉えるのは難しいこと。表層的な情報からは読み取れないようなことがあること(比喩表現等)、本格推理小説などの論理や推論も難しく、ただ単に推理小説のデータをたくさん集めればなんとかなるやろとはいかない(例:どれだけ推理小説を集めて新しい推理小説を生成してみても、推理小説っぽい文はできるかもしれないが、犯人を断定できる証拠の部分まで考慮して文を生成していくというのは単純な文生成では絶対できない)などが問題の一例としてあげられそう。
 
まとめ(られていない駄文)的な何か
 事前知識なしでゼロから小説生成させるというのはやはり難しい。この単語は来たから、次はこの単語を生成すればいいんでしょではなく、なにか別の物語の指針や状況と照らし合わせながら文生成(と物語進行とか推論とか)ができるようになる必要がある。その点では、紹介したような、状況をパラメータとして入力する方法や、対話システムのような会話の流れを汲んだ文生成の方法とか、物語の進行を制御するシステムと、そこから与えられた情報を考慮して文生成をおこなうニューラルネットワークの組み合わせなんかで小説生成していくことになるのかなとおもう。ただしその方法では、かなり形式ばった小説を生成することになってしまうので、独創的な小説を書くのはまだまだ先かなとおもう。
 以上のことから、しばらくは小説家がいなくなるというよりも、小説家をサポートする方向に発展していくんじゃないかなと思う。もしくは、以下の参考記事でもありましたが、それぞれの得意な部分を生かし、人間の作家もコンピュータの作家も共存・共作していくのでは無いかなと思う。
 
文がぐちゃぐちゃなので、気が向いたら直します。
 
気になった方は調べてみてください。
 
参考文献
名大 佐藤先生のスライド(とてもおもしろかった)
開発されたシステム
その論文
既存小説に依存せず小説を生成する試みの論文
seqGANを用いた文生成の記事
プロジェクト松原先生のインタビュー記事
ホラー小説を書かせる研究の紹介記事

オーディオガイドについて思ったこと

今回もゆるふわ小話です。

 

つい先日、美術展に行く機会がありました。

babel2017.jp

 

自分はそこまで頻繁に行くほうではないのですが、有名な絵が観れるというときには、つい足を運んでしまいます。美術展に行って目に入ったのが「オーディオガイド」。ヘッドホンをつけて、聴いて回るアレです。最近では結構進化しているようで、3DSとかアプリとしてもあるようでビックリしました。ルート案内や立体的な解説とかの機能もあるようです。

ルーヴル美術館のオーディオガイド Audioguide Louvre - Nintendo 3DS ™ XL | ルーヴル美術館 | パリ

 

このように、手軽で、よりわかりやすくガイドをしてもらえると、美術館などの鑑賞ハードルがかなり下がってとてもいいなと思いました。これができてくると、想定される次のステップとしては、やはり、鑑賞する人間が思ったことや気になることをオーディオガイド機器に尋ねたり、対話するということになるでしょうか。

 

音声対話だとsiriとか。googleにもありますね。ここのところgoogle homeやline clova WAVEなどのスマートスピーカーなどが話題になりました。美術の内容を対話するには何が必要でしょうか。最近ではウィキペディアなどから情報を引っ張ってきて表示することもできるようになっていますが、いろいろと問題はあります。

中でも大きな問題は整備されたデータが少ないことです。一般的なドメイン(たとえば生活全般や旅行など)の対話に必要な固有名詞の辞書や知識ベースは、みんなが頻繁に使うので、ある程度データがたまっていると思います。しかし、今回の美術のようなドメインでは、固有名詞の辞書や知識ベースがまだまだ整備されてないような気がします。

例として、「・・・・・・・・・」って名前のアイドルがあるらしいんですけど、この言葉が「アイドル」であると記述された辞書がなければアイドルを表す固有名詞であると認識することができません(ただし、文が正しく分かち書きされていれば、機械学習などで固有名詞ということまでは当てれるかもしれませんが)。

【全員目隠し、名前は「・」】・・・・・・・・・(←グループ名です)が作る新しいアイドルのルール【卒業のないアイドル】 | ガジェット通信 GetNews

 

加えて、一般的なドメインでない以上、オーディオガイドを使う人によって、知っている知識の度合いが大きく異なるため、その分野では当たり前の知識であっても、初学者には知らない知識もあるわけです。そういう人のために、専門用語の上位概念や、よりわかりやすい表現、その専門用語に関するさらなる補足知識が必要になったりと、膨大で網羅的な知識ベースが必要になります。 絵の分野に関して言えば、絵に関する背景知識、例えば宗教的なものだったり、当時の価値観だったり、絵の技法など、絵そのもの以外に知識が鑑賞の上で重要になっていたりします。例として、ある肖像画には必ず剣が一緒に描かれているものがありますが、これはこの肖像画の人物が斬首されたことに由来する(聖バルバラ - Wikipedia)、という話なんかもあったりします。あとは、軒先に白鳥の旗が出ていれば意味があったり(ヒエロニムス・ボス「放浪者」)。このように、その描かれているものにもさまざまな背景があったりするため、様々な知識を登録したり、引っ張ってこれるようにする必要があります。ある程度であればオーディオガイドが教えてくれるかもしれませんが、基本的には重要な部分だけだと思いますし、自分の気になるところをオーディオガイドでは知ることができないかと思うので、オーディオガイドにたずねることができるようになれば、嬉しい限りです。

 

長々と書いてしまいましたが、結局のところ、対話するオーディオガイドを構築するには知識がたくさん必要で、まずはそこをなんとかしないと実現は難しいのかなという感じです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。気になる方は調べてみてください。ちょっとなぐり書きすぎてぐちゃっとしてるので、後日書きなおすかもしれません。

 

  

固有表現タグのお話

 個人的な興味として。固有表現抽出というタスクに取り組んでいましたが、固有表現抽出のタグのつけ方について一切疑問を持たずにいました。どのようなタグのつけ方があるのか、簡単(ゆるふわ)に調べてみました。

 

固有表現抽出とは?

固有表現抽出(認識)
文中の重要語句(固有表現,Named Entity)を抽出する技術。最近では新聞などの一般的なドメインにおいて、ニューラルネットワークを使った手法が高い精度をあげている。Bi-LSTMとCRFを組み合わせたものが主流。

 

固有表現タグとは?

固有表現が事前に決めた固有表現クラスの中で何に相当するかをタグしたもの。タグには「その固有表現における境界のタグ」と「固有表現クラス」が一緒となっているものが多い。

 

タグについて

 固有表現に用いられる「境界のタグ」はチャンキングのタスクから来ている。チャンキングとは、文などを小さな構成要素などに分割する処理のことで、固有表現抽出などもこれにあたる。文を文節単位に区切ること該当する(Mecab分かち書きとか)。

 タグの種類に関しては、現在はおおよそ「BIO」方式か「BIOES」方式の二種類が主で、後者が採用されることが多い。「BIO」方式では固有表現を「Begin」、「Inside」とし、それ以外を「Outside」とタグ付けする。一方で「BIOES」方式では、「BIO」に加え、「End」、「Single」タグを加えている。これによって、マルチワードの固有表現の中間単語と末尾単語、さらに単一の固有表現を区切ることができるようになったため、「BIO」方式に加えて分類精度が向上している。固有表現抽出で提案された当初は「End」は「LAST」、「Single」は「Unit」という名称だったようだが、多分、パッと見のわかりやすさなどから「BIOES」と呼ぶ流れになったのだと思われる。加えて、調べるまでは知らなかったのだが、更に拡張したものもあるらしい(BMEWO+, citeの3番目)。

 

クラスについて

 最初に固有表現抽出というタスクがMUC(Message Understanding Conference)で始まった時は、情報としての単位が明確な「人名」、「地名」、「組織名」、「時間」、「日時」、「金額表現」、「割合表現」の7種類のクラスだった。それに「固有物名」を加えたIREX(Information Retrieval and Extraction Exercise)の定義は、日本で使われている。さらに、より細かい分類に対応するため、固有表現のカテゴリ数が増やした、拡張固有表現というものも提案されている(citeの4番目)。一方で、一般ドメインで多く用いられる固有表現認識のデータセットCoNLL2003では、クラス数を絞っており、「人名」、「地名」、「組織名」、「その他の固有表現」の4種類のクラスになっている。

 最近では、このような一般的なドメイン以外での固有表現抽出の研究や一般応用なども進められており、医療や生物化学だったり、将棋、アニメ、レシピのような様々なドメインや、WebテキストやSNSなどのノイズの多いテキストを対象としたコンペティション(W-NUT等)も開催されている。

 

おわりに

最近はWeb textも日々増えていますし、ノイズの多いテキストでも頑健な抽出器ができるとみんな嬉しいですね。ゆるふわに書いてみたので、詳しく知りたい方は調べてみてください。

 

参考文献(citeの仕方がよくわからなかったのでこのようにしておきます)

知らない場所へ行こう 大台ケ原(奈良)

七月に奈良にある大台ケ原に行ってきました。

きっかけは二つほど。年一ぐらいで山に登っていて、奈良に来てから葛城山生駒山には登っているので、そろそろもう少し高い山でもいいかなと。過去には石川県の白山に登ったこともあるので、もう少し登りがいのある山に行きたかったというのもあります。

あとはYoutubeの公式動画を視聴したことです。めちゃくちゃ綺麗だったので、今いるうちに登ろうと思い、足を運ぶことにしました。

www.youtube.com

 

ターミナル到着まで

近鉄の窓口で探勝日帰り切符の購入。最寄りから大和上市までの近鉄乗車券(往復、特急券含まず)と大和上市から大台ケ原バスターミナルのバス乗車券(往復)とポストカード交換券のセットで、普通に乗車券を買うより千円ぐらい安くなったはず。

最寄駅から、バスの出ている大和上市駅まで移動。特急も出ているので、そちらの方が若干早く到着できます。

問題は大台ケ原までのバスで本数が極めて少ないこと。平日は行きも帰りも一本ずつ。週末は二本ずつとかなり少ないです。バスを逃すと車で行くしかないので、時間的に余裕を持ったプランが必要です。

大台ケ原までのバスの乗車時間は二時間ほどかかるので、事前にトイレ等済ませておく必要があります。大和上市駅にはトイレはありますが、コンビニ等は近くにないので、食事等はその前かターミナルで購入する必要があります。

大台ケ原ターミナルと登山

バスターミナルは一般の駐車場を含め、かなり大きい。大台ケ原は日本でも有数の多雨地帯で、この日も霧がかっていました。気温は七月後半で半袖でちょうどよかったです。

登山口から入ると、前半は比較的ゆるやかな登りでした。最初に山頂へ向かいました。晴れ間がなく、見渡せなかったのが残念でした。続いて、一番有名な立ち枯れた山肌へ。別世界に来たように神秘的な光景でした。イメージ的には霧の晴れ間に現れるマチュピチュでしょうか。晴れていても、霧がかっていても幻想的で素晴らしかったです。まずは山頂へ向かい、その後、断崖絶壁へ。霧だから視界が悪かったものの、かなり怖かったです。そこからはかなり長い下り道でした。下りが終わるとつり橋が。川に下ることができ、水が冷たくてリフレッシュできました。最後の難関は登りの階段でした。先ほど下ってきた分と同じほどの標高を登る必要があり、ハイペースで回っていたこともあって、へとへとになりました。最後の最後で噂の大雨に見舞われたものの、比較的楽しく回ることができました。帰りのバスの一本目出発の三十分前にバスターミナルに戻ってくることができ、コースタイムは三時間弱でした。

まとめ

初心者でも楽しめる山ですが、一周には四時間程度はかかるので、準備が必要。特に雨具や滑りにくい登山靴など準備した方がいいと思います。

景色はとても素晴らしく、特に立ち枯れた山肌は絶景でした。秋には紅葉が素晴らしいので是非行くことをお勧めします。ただし、時間には余裕を持った方がいいです。

2016-2017 年末年始 台湾旅行 その6(終)

最終日。帰国回です。イベント自体はないので、旅を通じて感じたこと、どんな場面で会話や英語が必要になったかをまとめておきます。

 

 起床

10:00      空港へ移動(台北駅バスターミナル発)

11:00  桃園空港着

13:00頃 桃園空港発

16:00頃 関西国際空港

18:00頃 夕食(難波駅周辺、お好み焼き)。夕食後解散

 

空港への移動

台北駅のバスターミナルから桃園空港に向けたバスに乗りました。専用の乗り場があり、チケットは発券機または窓口で購入できます。

 

空港にて

空港に到着。まずは混雑やトラブルがあると困るので早めにチェックインを済ませました。その後、お土産を購入しました。ここで持っている台湾ドルを使いきりました(両替してもあまりレートが良くないため)。搭乗ゲートまで行く途中に食事できるところもいくつかありました。

 

帰国

遅延もなく無事に帰国することができました。飛んでいる間、どうにもふわっとする感じが苦手で、結局行きも帰りも一睡もできませんでした。最後に、初めての海外旅行お疲れ様でしたということで大阪難波駅近くにある、有名なお好み焼き屋さんで打ち上げをしました。

 

旅の所感

この旅を通じて学んだり、思ったことをまとめておきます。

・クレジットカードはあって損はないが、台湾ではいらない。

・やはりマスクは必須。日本がどれだけ都心部でも空気がきれいなのか、よくわかった。三人ともマスクを着用せずに過ごしていたため、旅の終わりには三人とも喉の調子が悪くなってしまいました。

・日本とあんまり変わらないだろっていう先入観は捨てたほうがいいです。自分はそんな先入観を持っていましたが、そんな部分は僅かで、いろいろと異文化の刺激を受けました。

・研究室の留学生や海外からやってきた人たちが、自分の母国語でない国で暮らすときの大変さを学ぶことができた。自分たちが当たり前に視覚等で情報を得ていることでも、海外の人たちには読み取れなかったり、わからないことがたくさんあるんだなと改めて知ることができた。

・日本の本当の良さ悪さを比較できる。日本人から見た日本の良さ=海外の人から見た日本の良さとは限らない。

・これまでより日本にやってきた人たちを助けたいと思う気持ちが増しました。実際に、困ったときに尋ねると、教えてくれた方々が多かった。自分たちが日本で困っている人を英語や他国の言語が喋れないからといって敬遠するのはやっぱりよくないです。確かに、正確な情報やコミュニケーションが取れない不安はあるけど、相手は異国で立ち往生するわけだから、もっと不安に感じています。優しく手を差し伸べられるよう努力したいですね。

 

どういう場面で英語を使ったか
ガイドブックなどに書かれている用語などを全て覚えるのも大変ですし、どうせなら日本語以外のコミュニケーションを楽しみたいという方向けに、自分がどのような場面で英語を使ったか書いておきます。
 
ものを買うとき
基本的には、ジェスチャーでもいけますが、お茶屋さんに行ったときにお茶ごとの違いや、どのくらい欲しいか、オススメはどれか、試飲はできるのかを尋ねるときに使いました。また、一人で買い物に行ったときに、中国語で話しかけられた際に、中国語がわからない旨を伝え、いくらなのか確認したりしました。
 
レストランにて
空いているか、何人グループか、何を注文したいか、支払場所はどこかなどを尋ねました。
 
駅にて
少し記述しましたが、MRTの改札のIC部分の認識が日本に比べて遅いため、入場記録が記憶されず、駅から出られないという出来事がありました。そのときに、改札窓口で、事態を説明し、どこから乗ったかを駅員さんに伝えました。
 
郵便局にて
日本円から台湾ドルに両替したい旨を伝え、用紙記入の確認などをしました。
 
博物館にて
博物館で、持ち物制限があった際、ボディーバック持ち込めるかを確認しました。
 
最後に
 まとめることに半年ほどかかってしまいましたが、今後台湾に行かれる方が、少しでも楽しめる情報を提供できたなら幸いです。特に、台北101のカウントダウン花火は強くお勧めします。異国での年末年始はとても刺激的で、美しいものでした。
今回は三人とも初海外ということで事前にかなりスケジュールを綿密に決めていましたが、次はもう少し自由に行動できるよう、言語の習得をしっかりしておきたいなと思いました。ガイドブックに載っている場所の大半は、日本語が通じましたが、それだけだと旅のルートが代わり映えしないというのも確かです。ですので、よりディープな旅をしたい方、ぜひ現地の言葉を学んでいってみてください。きっと楽しいですよ。
 
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

2016-2017 年末年始 台湾旅行 その5

台湾旅行四日目です。九份回です。日程は以下の通りです。

 

 8時半 起床

      朝食

             MRT(台北駅~忠孝復興駅)

     バス(忠孝復興駅~九份)

             九份観光

    ・九份傳統魚丸(すり身スープ)

    ・某映画で有名なお茶の店(阿妹茶酒館)

              ・向かい側のお店(海悅樓景觀茶坊)

             バス(九份~瑞芳駅)

     台鉄(瑞芳駅~台北駅)

     MRT(台北駅~中山駅)

     夕食(火鍋)

 

台北駅〜九份

台北駅から忠孝復興駅下車。地上に出ると、タクシーのおっちゃんが客引きしていた。数百メートル歩き、バス停に到着すると、既に20人程度の列。タクシーのおっちゃんが一人一人に声をかけており、話によると片道40分で相乗りだと1人200TWDらしい。1月1日の午前であるにもかかわらず、タイミングによってはバス停には50~60人の長蛇の列ができ、さすが有名スポットだと感じた。

バスに揺られること約90分。山壁を蛇行する道を遡上し、九份に到着。海に向かって雄大な入り江が形成されており、遠くには港町が見えた。なかなか晴天に見舞われない土地柄のようだが、運良く快晴の日に当たる。
バスを降りる前から、狭い道路にはたくさんの人が歩いていて、流れに身を任せてメインストリートの方に進む。入り組んだ商店街のようで、客が多く活気づいていた。地元の人向けのお店はなく、ほぼお土産やさんかレストランだった。
最初に九份傳統魚丸(すり身スープ)に入る。二階席に通されると、壁一面に店主のおばちゃんの写真が張り巡らされており、狂気に満ちていた(キツイ)。すり身のスープの味は普通だった。その後、はまってしまったマンゴーフローズンを飲んだがとても美味しかった(90TWDでやや高。観光地価格か)。
その後、某映画で有名なお茶の店(阿妹茶酒館)へ。値段はめちゃくちゃ高いのかと思ったら、わりと良心的だった。日本語でお茶の作法を教えていただき、ウーロン茶をいただく。風がそよいでおり、天気も良かったことからとても素敵なひとときを過ごせた。ここで出た茶菓子がおいしかったので、お土産に購入した。
日が沈んできたあたりで建物の風景が撮ろうと、向かいのお店(海悅樓景觀茶坊)へ。入口がチェーンで閉められていて、店員さんが降りたタイミングで入れるか聞いてみた。団体客が入るらしく、食事が出せなくてもいいならということで入れてもらった。頼んだものがきてなくて、英語で話しかけるも、英語がわからないみたいだった(客引きでなく、店員)。だから、ちょっとした中国語(来ない、ぶーらい)とか、ガイドマップに載っているので、見ておくとよいかも。
夜になると、店先の赤提灯がともり、映画のあの雰囲気が楽しめる。少し浮ついたような夜の坂の街には溢れんばかりの人が行き来していて、どことなく浮世離れした街並みだった。夜景撮影を楽しみ、帰ろうとしたところ、お祭りか新年の祝賀の花火が打ち上がる。
 

九份~台北

台北行きのバス停には何百人単位の長蛇の列ができている。どの程度時間を待つ必要があるかわからないこと、バスの増便がなければ終バスの時間も近いということもあり、台北に帰れないのではないだろうか、ということでタクシーに乗ることにし、タクシー乗り場へ。タクシーは乗れますかと確認するも、もう全部出払っていて、タクシーはない、とのこと。旅での初めてのトラブルとなる。
ルート変更しようということになり、九份から一番近い台鉄の駅に向かうバスに乗ることに。瑞芳駅へ向かうバス停を聞き、乗り込む。こちらも満員だった。瑞芳駅に到着する。こちらも満員電車。遅延などあったが、無事に台北まで到着し、MRTで中山駅まで。
途中、何かしらの理由で電車が二十分ほど止まったのだが、理由が分からなくて戸惑う。日本でもそうだが、地方の電車では他国から来た人に遅延や停車理由がわからないことがけっこうあるので、この辺は国際的な問題点なのかなと感じた。
 

夕食

最後の夕食。火鍋のお店に(どこだったか忘れた)。1200TWDくらい。ダチョウの肉とかマンボウの肉とか珍しいものが多かった。食材はかなり漢方っぽく、高級志向のお店のようだったが、お茶はペットボトルで出てくるなど不思議な感じだった。正直、あまり食べた気にならなかったので、火鍋のお店は早めに選んだり、予約したほうがいいかもしれない。

四日目の所感

事前に予定をきっちり計画していたこともあり、この日まではトラブルがありませんでしたが、九份から台北に戻るところで初めてトラブルを経験しました。やはり、海外でのトラブルというのはとても不安になるものだなと思いました。英語や現地の言語を話せると、スケジュールや経路変更などの機転を効かせられるので、最低限の会話は身につけておいたほうがいいと思います。
会話といえば、去年からGoogle翻訳ニューラルネットワークベースのものに変わり、以前よりも流暢な翻訳文になり、英語が苦手な人でも、よりよい会話ができるようになってきました。しかし、現地での会話で感じたことは、そのような翻訳文を見せるだけではなく、表情や身振り手振りで状況を理解してもらえるようこちら側も努力する必要があるということです。翻訳文だけ見せても、感じ悪いですしね。そういうこともあり、現地の人におんぶに抱っこさせてもらうだけでなく、理解してもらえるよう、旅行者側もできることはすべきだと思いました。逆に、日本にやってくる旅行者が困っているなと思った時には、声をかけるべきだとも感じました。次あたりで、どういう場面で英語を話したか(会話が必要になったか)をまとめようかなと考えています。
あと、九份の商店街?での注意事項ですが、普通に野良犬がいます。彼らは場所を選ばずに催すので、足元には注意しましょう…。
 
最終日に続きます。

2016-2017 年末年始 台湾旅行 その4

台湾旅行三日目です。台北101カウントダウン回です。日程は以下の通りです。

 

8:00    起床

9:30    ホテル出発

      朝食(小籠包)

      中正紀念堂

      足つぼマッサージ

      林華泰茶行

      台北101カウントダウン

 

 

出発〜朝食(小籠包)

台北駅から中正紀念堂駅までMRTで移動。記念堂周辺の有名な小籠包屋さん(杭州小籠湯包)へ。有名店らしく、開店前から列ができていた。小籠包の注文以外はセルフサービスで、オーダーに記入したものを冷蔵庫などから取ってくるスタイル。小籠包はめちゃくちゃ美味しかった。海老の小籠包も美味しかった気がする。緑茶と烏龍茶(350ml缶)があり、普通のお茶はめちゃくちゃ甘くて日本人向きではなかった。

 

中正紀念堂

周囲が緑地のようになっており、日本では聞きなれない鳥の鳴き声や、南国の植生が見られた。昼間はとても暑かった。

記念堂自体はとても大きく、室内にあたる部分は歴史的な展示物や、お土産やさん、季節ごとの博覧会のようなものが開催されている。特に、一階部分には20世紀の歴史に関する展示物がかなり広い場所をとって展示されていた。

外の階段を上ると、最上階ホールのような空間になっており、蒋介石の巨大な像が安置されている。そこでは兵士の交代式が行われており、人だかりができていた。印象的だったことは、たくさんの人がスマートフォンやカメラを抱えているにもかかわらず、交代式では、兵士の靴音がホールに響き渡っていた様子でした。

 

足つぼマッサージ

中山駅で降り、夏威夷養生行館というお店へ。日本のテレビでも紹介されたところで、女性のオーナーさんがめちゃくちゃ日本語がうまい。一時間で900TWDくらいでした。最初にお湯で足を浸し、クリームなども使いながらつま先からふくらはぎにかけてマッサージを受けました。テレビなどから受けた先入観でめちゃくちゃ痛いのかなと思ったけど、そんなに痛くもなく、とても気持ち良かったです。マッサージを受けてから一週間程度は足が尋常じゃなく軽く、日本でも受けようかなと思った。あと、店内を猫が行き来していて可愛かった。

 

林華泰茶行

友人に勧められており、ホテルから歩いて行ける距離にあったため、別行動の時間をもらって一人で行ってきました。おいしいお茶が安く購入できる、お茶の問屋さんです。

お店に入るとお茶のいい香りが広がっており、同じようにお土産として買いに来た人がたくさんいました。店内にはドラム缶よりも大きな金属の缶が並べられており、お茶の種類ごとにグラム単位の値段が書かれています。実際に香りを嗅がせてもらいながら選ぶことができます。

最初は、店員さんと英語で質問していましたが、日本語もしゃべれるそうで、日本語と英語で説明を聞き、欲しいお茶を購入しました。お土産用と自宅で飲む用に買いました。

ホテルへの帰路の最中で、お祭りを見たり、50嵐というミルクティーのチェーン店でミルクティーを買って帰りました。普段、ミルクティーを飲まないのですが、とても美味しかったです。

 

台北101カウントダウン

六時前くらいにホテルを出発しました。台北駅に移動する最中に夕食として、屋台で牛肉入りの焼きまんじゅうと、卵と春雨とニラの入った餃子を食べました。MRTに乗り、現地に移動。既に人がたくさんおり、一部交通制限となっていました。台北101がよく見えそうでかつ、風向きのよさそうな(花火のため、煙の流れを確認しておく必要あり)市民広場の方に移動すると、近くでは巨大なステージが建設されており、カウントダウンライブが開催されていました。巨大なモニターに歌詞が書かれており、なんとなく意味がわかりましたが、事前情報なしだったので、なんだか勿体無い感じでした。そこでかなりの時間を潰していました。

日本と時差が一時間あるため、先に新年を迎えた日本の様子をツイッターで伺いつつ、0時を待ちました。封鎖された道路には、時間が迫るにつれて人が増え続け、移動がままならないほどでした。

カウントダウンは、タワーの壁面にレーザーで映し出され、みんなで数えました。中国語のカウントダウンは初めてで、違和感がありましたが、一体感がありとても良かったです。ゼロになると音楽が流れ、8分間ほどにわたって、台北101から花火が打ち上げられ、花火とライトとレーザーによるショーがみられます。圧巻です。花火が終わると解散する感じでした。

帰りは基本的に地下鉄ということで、台北101駅への入り口にみなさん向かっていくのですが、地上が人の海です。入場制限もあります。めちゃくちゃ押されまくりました。地上なのに四方八方おしくらまんじゅうで、つぶされそうです。三十分ほど入場に時間がかかりましたが、入場制限をかけているおじさんが、エンターテイナーな感じで、クイズ?や質問に答えてくれた人にプレゼントを渡すなど、押されることにみなさん不満がっていましたが、比較的穏やかに待機していました。地下への入り口に入ると、少し混んでいる程度でした。無事にホテルに帰宅できました。

 

三日目の所感

カウントダウンライブは毎年開催が危ぶまれるらしく、毎年あることが確定ではないというような話も聞きました。実際に行ってみると、異国でのカウントダウンというのも悪くないし、素敵な経験だったと思います。ぜひ、開催される際には参加されることをお勧めします。とても充実した一日だったと思います。