こんにちは。@heat02zero です。
早いもので7月も終わりです。
今回は、久々に短い一人旅に出かけた模様をお送りします。
夏に降り立つ
山間を縫って、特急列車は秩父に到着しました。いつになく人手の少ない駅前広場は、田舎にやってきたようです。照りつける日差し、鳴きつけるセミの声。目の先に見える巨大な武甲山。石灰岩に削られた山壁は、人工物にすら思えてしまいます。
朝から昼にかけての短い時間での散歩ということもあってか、人通りは本当にまばらでした。
まずは神社を目指し、商店街を進んでいきます。
ここまでくると、どこか寂しさすら感じますね。
最初の目的地はすぐそこです。
秩父神社
境内は広く、落ち着いた印象を受けたのは、人手の少なさからでしょうか。
昨今の疫病の件もあるためか、茅の輪が設置されていました。
水路を涼しげに泳ぐ小さな鯉が印象的でした。
秩父まつり会館
続いて訪れたのは、神社隣にある、秩父まつり会館。本来であれば、毎年冬に20万人の人手で賑わう、秩父神社の例祭。祭りの歴史について学ぶことができます。入場料は500円ですが、一度見ておく価値があります。しっかりと感染対策をされていました。
2年間にわたり、失われた、日本の祭り。小さい頃から親しんでいたはずの祭りも、この2年で遠い存在になってしまいました。
祭りの主催者側じゃなくてもいい、ただ浮ついた空気を感じに行くだけでも楽しかった、祭りの夜は、いつ帰ってくるのでしょうか。三度はあってほしくないものです。
最近京都の祇園祭でも、技術継承のため、組み立てなどを行ったことがニュースになりました。やはり、担い手が減少する中、この状況下で、いかに文化を維持していくかが、今後の日本の祭りを継続していく上でのキーになりそうですね。動画像で残すだけでは伝わらない、職人の技があるのでしょう。今年の冬の開催は、どうなるかわかりません。
ちちぶ銘仙館
こちらは秩父の民俗資料館です。近代産業について、学ぶことができます。
昨今のアニメでの人気で一躍有名になって秩父ですが、きちんとした歴史や文化が根底にあり、しっかりと後世に伝えようとする姿勢が窺えました。
小さな旅の終わり
昼過ぎには特急列車で退散しました。短い時間ながら過ごした、秩父の小さな夏の側面を、閑話とともにお届けすることができました。
状況的に、ひとり旅であっても、またしばらくは我慢になりそうです。
関東圏内から外に出る旅行はいつになるのでしょうか。
早い収束を願いたいところです。