僕はまた、旅に出る。

僕はまた、旅に出る。

2019 5月 高雄・弾丸カフェ旅行 その4(帰国編, 完)

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早朝の高雄国際空港ターミナル。いよいよ旅も終わりを迎えます。

こんにちは。@heat02zero です。

前回に引き続き、高雄弾丸旅行です。今回が最終回です。

 

空港へ移動

早朝6:50高雄発成田行きの便に乗るため、4時頃に起床しました。フロントへ行き、タクシーを呼んでもらいます。しばらく待つと、ホテル前に到着したようでホテルスタッフの方に感謝を言い、乗り込みます。

会話もなく進んでいくと、昨日、そしておととい歩いて見て回った景色が車窓から流れていきます。高雄駅。六合夜市。美麗島。だんだんと明るくなる空の中、なんだか寂しい気持ちになりながら都心部を抜けていきました。

広い幹線道路をしばらく進むと空港が見えてきます。ドメスティックか、インターナショナルかと聞かれ、インターナショナルと答えると、国際線の入り口で降ろしてもらいました。お礼を言って空港に入ると、既にたくさんの人がいました。日本人らしき人はおらず、ほとんど台湾の方のようでした。

無事にチェックインを済ませ、保安会場を抜けます。

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保安会場を抜けた先は、おしゃれな通路になっていました。

自分の搭乗口番号の待合所に向かい、外を眺めると、だんだんと空が明るくなり始めていました。

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5月であるはずが、なんだか夏の夜明けのようだった。

定刻通り成田行きの便は出発しました。たった二日程度の旅だったのに、高雄を離れることがとてもさみしく感じられました。

知らない景色。美味しい食事。楽しいカフェでの会話。

とても忘れがたく、素敵な思い出は、こんなに短い期間でも作れるのだと知りました。

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食事は柔らかいカツの乗ったごはんでした。

帰国

約四時間のフライトはあっという間で、無事に日本に帰ってきました。

保安検査、そしてゲートを抜けて、日本の日常が広がった瞬間、安堵感と疲れが、一気にやってきました。あとは電車に乗って帰るだけです。

都心に向かって進む電車の中からは、どんどん日本の五月の光景が移ろっていきます。

なんだかこのまま帰るのはもったいない気がして、日暮里で下車し、少し街を歩いてみることにしました。日本の街って、日本の人々って、どんな暮らしをしていたんだっけ。比較、というかちゃんと暮らしを見たことがなかったなぁ、と思い、日曜の賑わう日暮里周辺を歩き出しました。

面白いことに、雑踏の人々の会話が中国語に聞こえてきます。どうやら、この短期間で、耳が中国語にチューニングされたようです。でも、看板を見ると、漢字だけじゃなく、ひらがなやカタカナ、見覚えのある文字がたくさん目に映り、確かに日本に帰ってきたんだな、と感じ取ることができました。

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日暮里駅近くの富士見坂より。日本に帰ってきたことを実感する。

そして、昼食。

たまたま入ったラーメン屋さんは、耳が聞こえない方が営業されており、異国で人とのコミュニケーションを学んできた自分にとって、どこか運命的なものを感じました。

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ラーメン屋「義」にて。とても美味しかった。近くに寄るときはまた行きたい。

 

旅の終わり、そして。

無事に自宅に帰ってくることができ、荷物を置いて、疲れのまま眠ってしまいました。

 

今回、初めて一人で(弾丸で)海外旅行に行くということの元々のモチベーションは、秋のスイス旅行の前哨戦として、ひとり海外旅になれること、というものでした。しかい、今回の旅を通じ、それ以上に多くのことを学ぶことができました。

・誰も頼れないという状況を逆手にとって、現地の人に聞いてみることもアリだし、助けてくれる、ということ。

・一人で行くからこそ見える、観光だけではない、人々の暮らし。

・自分だけの、他人を気にしない、気ままなスケジュール。

TOEICでは分からない自分の生の英語力、そしてトラブルへの対応力やコミュニケーション力。

 

実際に、9月にスイスに行くことになったわけですが、今回の弾丸旅の経験が大きく活かせられたように思います。

 

今回の旅でできたカフェのオーナー、奥さんとの縁は続いており、紹介した記事はいろんな方に見ていただけました。きっと、来年も高雄に遊びに行くことになるだろう、そういう予感がしています。それまでに、もっといろんなことを学んでおきたい次第です。

 

最後になりますが、

近くて違う、そんな高雄。皆さんもぜひ行ってみてください。

台北だけじゃない、台湾のさらなる魅力を、きっと皆さんも感じることができると思います。

異国での三日間は、僕にとって、大切な思い出になりました。

 

完。