僕はまた、旅に出る。

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新しい生活の振り返り(日常コンピレーション Vol. 1)

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とあるイルミネーション会場にて。夜が早くなりました。

 こんにちは、@heat02zero です。

気づけば、今年も残り100日を切ってしまいました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

半年以上にわたり、極力出かけない、人混みにいかない、という新しい日常の中に身を置くことになりました。振り返ると、最後に遠出したのは二月の関西。残念ながら、まだ生活圏を大きく超えた、新しい旅に出かけることが躊躇われる日々です。来春までは、海外旅行の判断も難しそうです。

そんな状況で過ごした半年間。できることはたくさんありました。むしろ、新しいこと、やったことがないことをやってみるいい機会だったのかな、とも思います。そのなかで、印象に残ったこと、面白かったことを、オムニバス形式で紹介してみようと思います。何回かに分けようと思うので、読むラジオみたいな感じで楽しんでいただければと思います(もちろん、旅行記のラストスパートの合間に、ですが)。

 

今回の目次

  • 自宅カフェ計画
  • ルームスプレー/ハンドウォッシュを買う
  • オンラインでの学会発表
  • 珍しいコーラを飲む

 

自宅カフェ計画

自宅で仕事する頻度が増え、家で過ごすことが増えました。カフェやコーヒー好きの自分にとって、コーヒーを飲みにいったり、カフェを探しに行けない、というのは、なかなかに辛い日々でした。そういう状況になってくると、コーヒー好きとしてはやはり、自宅で美味しいコーヒーを飲めるようにしていこう、と考えるようになるものです。コーヒー豆自体はネットで取り扱ってくれるお店も増えたことから、自宅カフェに向けて、機材を新調したり、揃えることにしました。

今回購入したのは、コーヒーグラインダ と マキネッタ です。

 

コーヒーグラインダ

これまで、手挽きのミル と プロペラタイプのコーヒーグラインダ を使っていたのですが、ひとつ、難点がありました。それは、適度な粗さの豆を、大量に、そして手軽に挽くことができなかったことです。これは、水出しアイスコーヒーを作る際に特に問題でした。

 

手挽きのミル と プロペラタイプのグラインダ の違いは以下です

 

★手挽きミル 豆を挽く時間:× 豆の荒さ調整:○

  • 均一の荒さの豆を挽くことが可能
  • 一度に挽ける量が少ない
  • 時間も体力が必要(ハンドルを死ぬほど回さなければならない)

 

★ プロペラ  豆を挽く時間:○ 豆の荒さ調整:×

  • それなりの量を圧倒的なスピードで挽くことが可能
  • プロペラの回転によって豆が砕かれるため、豆の粗さはバラバラ or 時間かけて 極細粒
    →荒さがバラバラだと、味に雑味。極細粒だと、点滴タイプの水出しコーヒー機器のフィルタがつまり、抽出ができない。
  • 細かくしようとすると、それなりの時間挽くことになり、豆に熱が加わってしまう
    →水出しの良さである味が熱によって変わってしまう
  • 高速回転するプロペラは必要以上にうるさい

 

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コーヒーグラインダ。静電気除去も付いており、落ちてくるこなが散らばりにくい。

これら二つの弱点を解決してくれるのが、カフェや喫茶店でも使われるコーヒーグラインダです。スイッチを押すだけで、大量の豆を均一に挽くことができます。これにより、手軽に水出しアイスコーヒーを大量につくることができるようになり、今年の夏は大変お世話になりました。自分はカリタのコーヒーグラインダを買いました。高い買い物でしたが、いい買い物だったと思います。

 

マキネッタ

もう一つ購入したものが、マキネッタです。簡単に言うと、エスプレッソを抽出するためのやかん、みたいなものです。パーツは大きく、上下、の二つで構成されており、水とコーヒー豆をセットする下のパーツと、エスプレッソが抽出される、上のパーツからなります。

まずは、抽出するための下準備をします。下のパーツに水を注いだのち、上にフィルターをはさんで、細かく挽いた豆を平らに敷きます。その後、上のパーツをクルクルと回して取り付けます。

次に、抽出に移ります。コンロにかけてしばらくするとボコボコとマキネッタが音を立て始めます。沸騰が始まったようです。下のパーツの中で沸騰した蒸気が圧力を逃すために、豆の層を通り、上のパーツから出てくることで、濃いコーヒー(エスプレッソ)を抽出されます。湯気が上がってくると同時に、部屋中をコーヒーの芳しい香りが広がっていきます。火を止め、しばらく抽出が終わるのを待って、エスプレッソの抽出は完成になります。

眠気覚ましの一杯としてそのまま飲むのもいいですが、やはり、自分のオススメはカフェラテです。ゆっくりと注ぐことで、牛乳の層とコーヒーの層が綺麗に分かれる様子、ゆっくりと混ぜる、ゆらゆらと溶け込んでいく様子はたまりません。牛乳のコクが、エスプレッソの濃厚を保ちつつも、直接的な苦味をやわらげていて、とても美味しいです。

 

ルームスプレー/ハンドウォッシュを買う

家で仕事をする時間が増えると、いろんなことに気づきます。その一つが、部屋の香りです。これまで、家で長時間作業をすることがほとんどなく、気づかなかったのですが、無味無臭というのは、ときに息苦しさを感じさせる時があります。もしかしたら、部屋を閉め切っていることで、二酸化炭素濃度が上がったため、という可能性も否定できませんが、自然の香りといった、安らぎの香りは、心地よい部屋作りにはあったほうがよいのかもしれません。

ということで、思い切って、いいルームスプレーとハンドウォッシュを買うことにしました。自分は初心者ということもあって、ネットで調べて、よさそうなものにしました(こういうときに遠隔でもかおりを感じられるものができるといいなともおもいました…)。結局、有名どころのAēsop.で購入しました。

導入の結果、生活空間が少し彩られたように思います。手を洗えば、花の香りが人のいる暮らしを思わせ、ルームスプレーを広げれば、閉塞感のある部屋が、あっという間にグランピングをしているかのような心地の良さに包まれました。

もちろん、換気も一つの手ですが、遠くに出かけにくい今、そういった形で安らぎを部屋にもたらしてみるのもいいかもしれませんね。

 

オンライン学会発表

ご存知の通り、自粛状況下では、いろいろなイベントで影響が出ました。よく報道されていたのは、アーティストのコンサートや映画館、観劇といった娯楽関連のものが中心でしたが、学会もそのひとつでした。今年開催されていた(される予定の)学会の多くがオンラインでの開催を余儀なくされました。

自分も、春に国内学会で参加・発表をする機会があったのですが、オンラインでの開催は、いろいろと新鮮さを感じる機会となりました。そのひとつがポスター発表です。例に漏れず、ポスター発表もオンラインで行われたのですが、いつもと雰囲気が大きく異なりました。

通常のポスター発表では、会場にずらりと並べられたポスターの通りを参加者がひしめき合っており、さながらお祭りの屋台通りのような光景でした。がやがやとした中、人の頭の上にちょびっと顔を出すポスターの論文タイトルを眺めながら、まさに「密」といった感じに込み入った人通りを流れていくのが風物詩でした。

一方、オンラインでの発表はその真逆でした。人を気にせず、ポスターの細部に集中できる。まわりのうるささを気にしなくても良い。チャットを使い、いつでも質問ができる。必要な文献リンク等をチャット欄に貼り付け、その場で確認することもできる。総じて、いいことの方が多いようにも思えました。

しかしながら、発表や閲覧をする中で、オンラインならではの問題があることに気づきました。それは「相手がみえない」ということです。対面では、参加者がどこを見ていて、どこに興味があるのか、また、こちらの説明が理解できているのか、いないのか、といったところを表情や仕草から得られていたのですが、オンラインでの発表では、それが難しくなりました。また、複数人での議論に入ることも難しそうでした。

総じて、議論を遮るものが減った一方、深い議論をするために、人が当たり前のように用いていた対面コミュニケーションの良い部分が削られてしまっていたように感じられました。もちろん、新しい環境下での慣れも一因だったとは思いますが、その場で議論するからこそ生まれる、生の空気感、みたいなものをオンライン発表で得ることはまだまだ難しいように感じられました。

 

珍しいコーラを飲む

コーラ、といえば、皆さんが思い浮かぶのは、どのコーラでしょうか。大抵の人は、コカコーラ、もしくはペプシかと思います。

しかし、世界に目を向けると、さまざまなコーラがあったりします。たとえば、インカコーラ(黄色いコーラ)や台湾コーラなんかがありますよね。

そんな様々なコーラがあるなかで、ずっと飲んでみたいなと思っていたコーラがあります。それは、キュリオシティコーラというものです。なぜ、気になっていたかというと、どこのサイトを見ても、世界一美味しいと評されている、と書かれていたこと、加えて、ちょっとオールドなフォントと、狼らしき動物が描かれた、特徴的なデザインのボトルフィルムに魅力を感じたためです。

試しに、アマゾンなど価格を調べてみると、輸入品ということもあり、非常に高い。なんでこんな値段するんだ、と声が漏れました。下手すると、スーパーで買うコカコーラの8~10倍近い価格で売られているものもありました。さすがに、これに手を出すのはな…とためらっていたのですが、先日、幸運にも、輸入系スーパーで見つけることができました。値段は、普通のコーラの倍くらいしますが、それでもネットの価格に比べたら非常に安く、即買いしました。

で、肝心の味はどうだったのか、と言いますと、ファーストコンタクトは、コーラのお菓子の味(例えばコーララムネみたいなものがありますよね)に近く、刺激の抑えられた甘い味わいでした。その後、後味としてやってくる風味が、ちょっぴり変わっていて、なんといったらいいのでしょうか、コカコーラにはない、ほのかな薬草のような味わいがしました。

総じて、コカコーラやペプシと比較して、刺激やパンチややおとるものの、上品な味わい、風味に感じられました。ゴクゴクと飲み干したい方には、喉越しや味わいが足りないかもしれないです。個人的には、普通のコカコーラの方が好きだなと思いましたが、また一ついい経験ができました。

 

文字ばかりなのに、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たぶん、その2に続きます。