heat02zeroのブログ

僕はまた、旅に出る。Twitter: @heat02zero

ゴッホ、時々、フィンランド(日常コンピレーション Vol. 8)

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ようやく、日常が戻ってくる

 

こんにちは。@heat02zero です。

新しいことを始めたため、前回からしばらく開きましたが、日常の振り返りです。

書くラジオのように楽しんでいただければ幸いです。

 

ゴッホ展に行く

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久々の美術館は、閉塞した日々の脱却に、もってこいだった。

 十月。世間が小康状態となったことから、久々に美術館に出かけることにしました。たまたま目に入ったのが、ゴッホ展でした。予約サイトを見ると、やはり人気の展覧会とあって、数日先の予約はすぐに埋まってしまいます。人混みをなるべく避けようと、平日昼下がりの時間帯を予約しました。

 ゴッホについては、彼の印象的な絵を学習データとして画像生成をおこなう研究や、技術解説記事をよく目にしていたこともあり、代表作は知っている、生前は売れず、死後、人気になった、という前知識がありました。

 展覧会会場に到着すると、想像以上の人が列を成していました。事前予約で人数に制限をかけているとはいえ、展示ルームに入ると、驚くほどの行列が連なっていました。室内は静かではあったものの、人の溢れる光景はどこか懐かしく、かつては、こんな日常があったんだよな、という、感慨と喜びを抱きました。

 最初のエリアでは、ゴッホ以外の画家の展示、ならびに、ゴッホがこれまで描いてきた絵画たちが、壁横一列に並んでいました。吸い寄せられるように壁に張り付く鑑賞者たちの行列に僕も加わると、額縁の中に納められたゴッホの絵を、正面、横、真下、様々な角度から、光の反射具合を変えて瞳に焼き付けていきます。途中、二度、エスカレータを上り、ゴッホの足跡を辿りながら、油絵の時代へと進んでいきました。

 2時間近く鑑賞を堪能し、最後に現れたのが、おそらく今回の目玉である「糸杉と星見える道(原題: Cypres bij sterrennacht)」でした。絵の大きさもさることながら、その絵からは、力強さや、命を感じました。これまで幾度となく目にしてきた絵画の画像データではわからなかった、"絵具を乗せる"ことで浮かび上がる、油絵の厚みや質感、絵筆の流れ。その生々しさに、人が魂や時間をかけて生み出したものなのだと改めて認識することができました。ゴッホがこの絵を描きながら見ていた景色、音、筆先の動き。それらの想起に引き込まれ、心臓の隆成を感じました。よく知っている絵を生で観るというのは、なぜでしょう、とても緊張しますね。

 久々の美術展で感じたのは、もっと絵の知識があれば、歴史の知識があれば、地理の知識があれば、画家の知識があれば、という、勿体なさでした。こればっかりは、いろんなことをこれから知っていくしかないですね。加えて、鑑賞中、ある人は、ゴッホの絵を単焦点で撮ったみたいだ、と話していたり、自分の目線で言うと、学習データとしてみていたRGBの情報と実物の立体感のギャップ、絵画を専攻していたり家業としている人は、筆の置き方、線の引き方、技法の観点といった、それぞれのバックグラウンドによって、鑑賞の視点が違うところも気付けたような気がしました。同じ絵を見ているのに、感じ方や捉え方が大きく変わるのが、芸術の面白いところですね。

 12月初旬までの開催しているようですので、お時間がありましたら、訪れてみてはいかがでしょうか。

 

デミグラスパンを食べに行く

美術館に行くついでに、行ってみたかった喫茶店に行ってきました。

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これが、カロリーの暴力…

 鶯谷駅から徒歩約10分。珈琲の店 デン です。レトロな雰囲気とは対照的に、インパクトのあるメニューが楽しめます。

 今回はそのうちの一つで、以前から食べてみたかった、牛スジシチューのデミグラスグラパンを注文しました。写真を見ての通り、めちゃくちゃデカイ。食パン1本の半分のサイズはありそうです。くり抜かれた食パンの真ん中にはシチューが満たされており、その上には、とろりととろけるチーズが流れています。

 牛すじはとても柔らかく、シチューは甘みのある味わい。少しずつ、シチューを減らしながら、四隅のパンをちぎっては浸し、口に運んでいきます。こんがり焼かれた食パンは、がっしりとした硬さで、シチューが染み出すことはありません。ちぎるたび、パン屑を皿に落としながら、黙々と手を進めます。食パンの底は意外と深く、熱々の状態が維持されているので、火傷に気をつけながら、スプーンでシチューを掬い上げていきます。糸引くチーズはなかなか千切れません。

 徐々に、食パンがバケツ型から、いつものトースト型に変わっていく頃。シチューをこぼさないように意識しながら、薄くなったパンの耳を浸していきます。長いアトラクションは最後の最後までおいしさを維持していました。食べ終わった後、暴力的なカロリーを食らい尽くした後悔はなく、足感と幸福感が腹を満たしてくれました。

 他にも、一度食べたいと思わせるメニューがいくつもあるので、また行きたいです。

 

フィンランドのチョコレートを買う

たまたま入った本屋さんで、次の旅行先を探そうを旅行コーナーを彷徨っていた時、ある本に出会いました。

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フィンランドにいきたいと思っていたため、思わず手に取る

 ページをめくると、フィンランドでの生活、食、文化。さまざまなものが、優しいイラストで絵描かれた漫画形式で綴られています。フィンランドといえば、美しい自然やムーミン、北欧雑貨・食器のマリメッコなんかが有名ですが、現地に通い続けるからこそわかる、現地での過ごし方や、季節の過ごし方など、ゆっくりと流れる時間を楽しむコツが散りばめられていました。

 フィンランドのお菓子についても紹介されており、めちゃくちゃ独特の味で有名なサルミアッキや、様々なチョコレートについても紹介されていました。フィンランドのチョコレートってどんなのだろう。中央ヨーロッパ、フランスやイタリアは、伊勢丹で開催されているサロン・デュ・ショコラなどに代表されるように、有名パティシエがおいしいチョコレート作っているイメージがあったり、以前訪れたスイスなんかは、リンツに代表される甘くて美味しいチョコレートを想起できます。

 

参考:サロン・デュ・ショコラ

www.salon-du-chocolat.jp

 

 フィンランドのチョコレートってイメージなかったな。フィンランドのチョコレート…気になる。ということで、今回取り寄せてみることにしました。

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みたこともない、輝かしいパッケージに心が躍ります。

 Fazer と書いて、ファッツェルと読むみたいです。このチョコレートは、カール・ファッツェルと言います。ミルクチョコレート味です。青色のパッケージはフィンランドの自然を表しているらしいです。なかなかいいお値段でしたが、パッケージをみてこれは高くて美味しいやつだとわかりました。

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パッケージを開けると…

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宝石箱のように、輝くチョコレートがおさめられていました。

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なんだか食べるのがもったいなく感じます

 甘美で上質な甘さを感じました。海外のチョコレートにありがちな、強烈な甘さを前面に出した異国の味、といったわけではなく、穏やかながら、優しい甘さが広がる、とても美味しいチョコレートでした。日本のミルクチョコレート(赤色のパッケージで売られているようなチョコレート)よりは甘さ控えで、気分転換やリラックスした時に食べたくなる味でした。この他にも、マリアンヌというチョコをミントキャンディーで包んだお菓子もあるようで、フィンランド旅行に行くときには、いろいろ買ってみたいなと思いました。

 こちらのチョコレートは、日本でも成城石井やカルディでも販売されているという噂がありますが、観測できていません…。

 

And more...

そして、前回から大きく変わったことといえば、旅行動画の動画投稿を始めたことです。

youtu.be

一緒に旅を追体験できるよう、ブログで綴ったスイス旅行記の動画版や、出かけた非日常の旅をお届けしていきたいと思います。現在、予告編を含めると、この3ヶ月で6本の動画を投稿しました。まだまだ手探りの段階ですが、楽しんでいただけるよう、創意工夫していきたいと思います。メインのスイス旅行記に加え、先日、久々に旅に出た山形旅行も、近日投稿予定です。

 

それではまた次回!