僕はまた、旅に出る。

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英語字幕版動画を作ってみて気付いたこと

 

先日、動画と記事で書きましたが、英語の勉強も兼ねて、英語字幕版旅行記 #1 を作成し、公開してみました。

 

youtu.be

 

英語版の動画をつくってみて、気づいたこと、苦労した点などを備忘録がてら、書いてみようと思います。
自分の動画を英語化しようと思っている方の参考になれば幸いです。

 

英語字幕作成の流れ

英語字幕版を作成した手順は以下です。

  1. オープニング(英語版)の作成

  2. #1(英語版)の作成

  3. #2(英語版)の作成

  4. #1と#2の結合

  5. サムネイル(英語版)の作成

英語字幕化にあたって利用したのが、英語翻訳ツールと、英語校正ツールです。
日本語で記載していた字幕を、単に英語翻訳ツールにかけるのではなく、

  1. 日本語文の語彙的・文法的平易化・不要な文を削る

  2. 自分で英語化

  3. 翻訳ツールでの翻訳結果との比較・修正

  4. 英語校正ツールでの最終校正

のような手順で英語字幕を作りました(文脈確認しないと、誤訳しますからね)。

 

英語字幕化にあたって気づいたこと

日本語との文法構造の違い

例えば
「〜なので、」
「〜しました」
という字幕があったときに、
英語だと
「〜しました」
「なぜなら〜だったからです」
のように文の順序を変えたり、くどい文章を削りました。
日本語と違い、漢字のような表意文字ではないので、1字幕に押し込める情報量を削らないと、わかりにくくなるためです。加えて、英語での話し方の順序に変えないと違和感がある部分も(自分の英語力の範囲で)少し変えました。

 

同じ訳出ミスばかりしていることに気づける(英語の勉強になる)

やはり、英語は使わないと、英語は使いこなせないということを編集中に身に沁みました。
まず、自分で英訳した際によく間違えていたのが、arrive(動詞)です。
I arrive (場所)と間違えがちですが、正しくは I arrive at (場所)です。
おんなじミスを繰り返していたので、自分が間違えて覚えているところに気づくことができ、勉強になりました。
あとは、時制ですね。手癖で、助動詞(can, will等)の過去形 + 否定系 + 動詞の過去形を書いちゃったり、受け身で書けてなかったり、というのを散見しました。

あとは、語彙の平易化するのはいいんですが、バラエティがとたんになくなってしまったので、基礎的な語彙力を上げる必要もありそうです。もちろん、基礎的な語彙だけでも十分伝わるとは思いますが、味っけない字幕になってしまいますからね。

加えて、話し言葉調が良いのか、書き言葉調が良いのか、その辺りも見極めて行けたらいいなと思います。

 

意外と追加の編集時間がかかる

#1と#2の編集データを元に、英語版#1を作成するので、かかっても2時間程度で編集が終わるんじゃないか、と思っていました。しかし、そんなことはありませんでした。
翻訳結果の突き合わせや、字幕の都合上、"g" や "y" がはみ出る部分を少し直してみたりとやっているうちに、各話3時間程度かかってしまいました。ある程度、根気が必要になりそうです。
今のところ、日本語での語り + 英語字幕等は考えていないので、今後の投稿でやるとしたら、日本語と英語の字幕を同時に出す、とかになるのかなと思っています(少し妥協しました)。

 

日本語版と英語版チャンネルを分けるべきなのか?

正直、これは出してみないとどうなるのかわかりませんが、メリットデメリットあると思います。
メリットとしては、海外からも観てくれるので、観てくれる方の母数が増え、チャンネルの幅が広がる点かと思います(自分も、英語の勉強がてら、海外の方と交流できたらいいなと思って作りました)
一方、デメリットとしては、公開先が中途半端、ということでしょうか。動画の公開先や居住地域を設定できたりするようなのですが、海外の人に見てもらうとするなら、公開先を海外にした方がいいなんて話も聞いたことがあったりします。
それに、2言語の動画を同一チャンネルで出しても、日本語の動画だけ、英語の動画だけ、と、わかる言語側しか観てもらえない可能性もあります。
まずは、しばらく様子を見てみたいと思います。

 

まとめのようなもの

英語字幕版を作るにあたっての所感を書き出してみました。
もっと英語を使いこなせるようになりたいなと思いました。
もう少し早く編集できるようになったら、差別化できたらいいなと思います。