僕はまた、旅に出る。

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2019 9月 スイスひとり旅 その7(3日目・始発のゴルナーグラート鉄道編)

 

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空の麓、ゴルナーグラート駅。マッターホルンはもちろんのこと、4000m級の名峰が一望できる。絶景。(右奥はモンテローザ。4634m)

こんにちは。@heat02zero です。

今回は、始発のゴルナーグラート鉄道編です。

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

 

早朝のツェルマット駅へ。

はりきって、5時に起床し、6時15分にホテルを出発しました。天気は晴れです。期待に胸を踊らせ、6時半にはゴルナーグラート鉄道ツェルマット駅に到着しました。駅の開場を待つかたわらで、路地から見えるマッターホルンを撮影していました。

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徐々に明るさを増す空に、その姿が浮かび上がっていきます。

6時50分に会場らしく、時間が近づくにつれて、同じように始発を待つ人が増えてきます。45分には開場しました。

ゲートを通り、車両に乗り込みます。一番後ろの車両の、進行方向右側の後ろに座りました。出発間際になると混み始めるので、いい席を確保したい場合は早めに行くことをお勧めします。

 

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車両の座席はこんな感じで折りたたみ式です。

 いざ出発!

7時。いよいよ出発です。目に焼きつく、素晴らしい絶景が広がっていきます。

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日本語のアナウンスも流れます。九月中旬は、日の出とほぼ同じ時刻のため、車内からマッターホルンの綺麗な朝焼けが観られます。

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居住区域からだんだんと森林区域へ。マッターホルンの尖峯が朝日に灯り始めます。

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登るにつれて、赤く輝いていきます。生で観ると現実感を失うような光景でした。

下の動画は是非見ることをお勧めします。森林区域を抜けると、突如目の前に現れる赤いマッターホルンは本当に素晴らしいです!

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森林限界を超える頃には、周囲の稜線がはっきりと見えるようになります。

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ところどころ冬のスキーのための工事などがなされているようだった。

途中、ローテンボーデン駅で、鏡マッターホルンを見るために下車する人がまぁまぁいました。

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降りてすぐ登山道になってる感じです。

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下に見えているのが、鏡マッターホルンが見られるリッフェルゼー。歩いて5分〜10分。

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ゴルナーグラート駅に近づく頃には、残雪や氷河が見え始めてきました。

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展望台は目と鼻の先! 終着駅が近づく。見たかったものが見られる、という高揚感に包まれました。

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振り返ると生命や人工物は線路だけで、世界の果てにやってきたような感じがしました。


頂上、ゴルナーグラート駅

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ゴルナーグラート展望台。さながら天空の要塞のよう。

7時32分。ゴルナーグラート駅に到着しました。降りてまず思ったのは、めちゃくちゃ寒い。本当に寒い。

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駅の目の前には、本当に現実の世界なのか。スケールが違いすぎる絶景が目の前に広がっています。

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そこにあるのは、マッターホルンだけ。写真の枠では伝えきれない遠景です。

展望台に向けて登っていきます。流石に、3100mの高さでは、ちょっとした坂を登るだけで息がきれるので、慎重に登りました。空気が澄んでいるけれど、薄いです。

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奥には朝日に淡く輝くモンテローザ。道は整備されていますが、柵の向こうは崖です。

同じように一人でやってきたという、おそらくヨーロッパのご婦人の方と写真を取り合ったりしました。

 

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広がる絶景に視線を奪われながらも、ゆっくりと坂を進みます。

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よく観光地で見かける、○○へやってきました的な顔をはめる看板とは異なり、山そのものをはめるようです。

展望台を越え、まずは頂上へ向かいました。

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展望台はホテル併設です。めちゃくちゃ高いですが、泊まると最高の朝を迎えられそうです。

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頂上。これを観るためにはるばる来たんだなぁ。感慨に浸ります。

頂上に来たので、もちろんあれをやりました。トブラローネ合わせです!

そのために昨日の夜わざわざコープで買ってきました(下の動画)。角度はやや違いますが、良しとしましょう。

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満足したところで、展望台に向かいます。

 

 

絶景の朝にモーニングコーヒーを。

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展望台にはカフェテラスが併設されており、食事などを取りながら絶景を楽しめる。

建物内の受付の人に何か飲めますか、外で飲んでいいかを尋ね、外でコーヒーを飲みました。当たり前ですが、クソ寒いので、自分以外に外で飲む人はいなかった。つまり、この景色を独り占めです。これを最高と呼ばずに何を最高と呼ぶのでしょう。

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こんなに素敵なカフェがこの世界にあったとは。まさに、幸せ、の一言。

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左手には、リスカム、モンテローザ。静かな朝。広がる絶景。温かいコーヒー。これ以上何もいらない。

ゴルナーグラート駅へ

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ゆっくり登った坂も、くだりはあっという間です。


一通り満足したので、駅に戻ります。下りは別のルート(線路の上を通る陸橋を渡って駅に向かう)です。

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途中には展示スペースもありました。

陸橋からも素敵な写真をたくさん撮ることができました。電車が登ってくる様子も撮れます。

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登山鉄道というだけあって、なかなかすごい斜面を登ってきたことがわかります。

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次の車両が到着しました。

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それにしても、とんでもない駅です。終着駅の向こうに氷河が広がっているなんて。

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車両。鉄の塊っぽさが、かえって安心感をもたらしてくれます。

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陸橋からのマッターホルン。どこから撮っても美しいですね。

 

ローテンボーデンに向けて移動

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約一時間の滞在を終え、次の目的地ローテンボーデンに移動します。

マッターホルンが見られるリッフェルゼーに向けて移動します。

 

次回に続きます。

heat02zero.hatenablog.com