僕はまた、旅に出る。

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【最終回】2019 9月スイスひとり旅 その25(スイス出国・帰国編/旅のベスト3)

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やはり、この旅の一番の思い出は、独り占めしたマッターホルンだった。

あの美しかった景色は、一年たった今でも、全く色あせることがない。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回はいよいよスイス旅行最終回。帰国編+αです。旅のベスト3についても載せています。 

前回はこちら

 

heat02zero.hatenablog.com

 

チューリッヒ空港へ

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チューリッヒ中央駅から、チューリッヒ空港駅へ。

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駅のプラットフォームのゴミ箱。アイコンだけじゃなく、分別物が目に見えるのでわかりやすい。
空港到着後、まずはチェックインカウンターを探します。帰りはオーストリア航空。第1ターミナルにカウンターがあるようです。しかし、ターミナルを歩き回ってみたのですが、スイス航空のカウンターしかありません。あれ、と思い、確認してみたところ、シェンゲン協定国かつ、スターアライアンスの航空会社はスイス航空でチェックインするようでした。
 
帰りは、ウィーン経由での成田行きなので、チェックインの際に係員の方にいくつか確認しました。経由地での荷物受け取りがあるのか。ウイーン空港で再度チェックインがあるのか。両方とも必要ないとのことで安心して荷物を預けました。
 
 
おみやげを買うために、空港の地下まで戻ってコープへ行きました。ここにも、チョコレートが大量に置かれていて、たくさん買いました。

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チューリッヒ空港。帰りは残念ながら曇り模様。

ウィーン空港

経由地のウィーンへ。1時間半ぐらいだったと思います。客室業務員の方々がエプロンをつけて飲み物などと配っていらっしゃったのが印象的でした。

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飲み物とスナックが出た。クラッカーの味はベビスターラーメンに近かった。
今回、ウィーンでの乗り換え時間が1時間15分しかなく、乗り遅れないよういろいろ調べました。旅先での乗り換えも初めてということで、できる限りの情報を調べていました。
 
定刻通り到着し、デッキに向かうと、出口と乗り換えの標識が見つかります。乗り換えのほうへと足早に進み、ゲートGを目指します。階を1つ登ると、出国審査場。並んでいる人数も5人6人と少なく、すぐに抜けることができました。その後、もう一階登ると、ゲートGに到着です。なんと、飛行機から降りて、出国審査を抜け、次の便の待合カウンターまでの移動が、たったの12分でできてしまいました。

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成田行きの便が見つかりました。

 成田へ

ずっと映画を観ていました。本当に飛行機が苦手らしく、10時間以上のロングフライトで、おそらく10分程度しか寝れていなかったと思います。
 
そして、飛行機の中ですごく嬉しかったことがありました。それは、出されたお茶が甘くなかったことです。スイス旅行中はずっと甘いお茶しか飲むことができなかったので、甘くないお茶をいただけた時、甘くない! と感動しました。お茶でこれだけ感動できたのは、これが最初で最後かもしれないですね。次は、パックのお茶など準備して旅行に行こうと思います。
 

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夕食にポークを選択。カツ丼の卵なし。久々の米に喜び。

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つぎの食事はあんまりおいしくなかった…

帰国

定刻通り成田に到着し、見覚えのある景色、文字が目の前に広がりました。九月末ということもあり、台風の影響で帰れないのでは、と心配していましたが、無事に帰って来ることができました。飛行機の中で寝れなかった分、自宅に到着するや否や、即寝てしまいました。

こうして、僕のスイス旅は幕を下ろしました。

 

私的・旅のベスト3

最後に、自分の目で見てきた中で、絶対ここは行くべし! と思ったところを忖度なしで3つ紹介してみようと思います。
 
第3位:アイガーグレッチャー

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360度の大パノラマ。ユングフラウ地方を見渡すことができます。

振り返ると、巨大な岸壁と流れ出る氷河。崩落する氷の轟音に圧倒されます。

heat02zero.hatenablog.com

 

 
第2位:メンリッヒェン 

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ユングフラウ地方を見渡すためにできたかのような天然の展望台。

クライネシャイデックまで、ずっとアイガーを前面に楽しめる。

heat02zero.hatenablog.com

 

 
第1位:朝のマッターホルン

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始発のゴルナーグラート鉄道の車窓から眺めた真っ赤なマッターホルン

水面に映るマッターホルン、丘から独り占めしたマッターホルン

全部忘れられない絶景でした。



 

後書き

ここからは、編集後記、みたいなものです。
旅行から、一年と少しの時間が経ちました。一年前、自分が残してくれた、たくさんの写真や動画、メモが、ようやく整理できたのだな、とほっとしています。
 
今回の旅行記を書きはじめた理由は、一人でもスイスに行ける! とか、スイスの美しさをたくさんの人に知ってもらいたい! という思いからでした。
しかし、今年の年初から、世界は大きく変化してしまいました。海外旅行に行けなくなるなんて、誰が想像していたでしょうか。そんな状況もあり、旅行に行けないなりに、旅行気分を味わってもらえないかな、という思いも書く原動力になってました。
一年という時間でしたが、旅行記を書きながら当時のことを思い出したり、動画を観て癒しをもらったり、訪れた場所で食べたスイスの料理を自分で作ってみたりもして、もう一度、スイスを追体験しながら書くことができたので、とても楽しかったです。

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その15 のアイガーグレッチャー駅のレストランで食べた料理を家でも作ってみました。
スイスでの旅行は実質10日ほどでしたが、振り返ると、恐ろしく効率的に回っていたんだな、天気運が恐ろしくよかったんだな、と改めて思いました。おそらく、天候の変わりやすい山岳観光で、ここまで長い距離をハイキングし、景色を堪能できる機会はなかなかないと思います。本当にラッキーでした。
その分、十分に魅力を伝えられたかな、と思っています。みなさんの心を動かす何かが届いたなら幸いです。
 
最後に、旅行記を見てくださった方々がたくさんいた、というのも、完結のささえでした。
最後まで見てくださってありがとうございました!
 
では、また次の旅でお会いしましょう。
@heat02zero でした。
 
スターや読者になっていただけると嬉しいです。もし、よければお願いします。

2019 9月スイスひとり旅 その24(チューリッヒ散策編)

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グロースミュンスター側から見たフラウミュンスターチューリッヒ駅周辺の観光は徒歩でも十分楽しめる。

こんにちは。@heat02zero です。
今回は旅行11日目。最終日午前のチューリッヒ散策編です。
 
前回はこちら
 

朝の散歩

朝5時に起き、朝食前に散歩に出かけました。あいにくの雨でしたが、リマト川沿いを20分ほど歩きました。

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バーンホフ橋近くの交差点

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リマト川(チューリッヒ湖方面)。奥にミュンスターがみえます。

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ミューレステク(橋)。落ち着く橋だった。

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ショーウインドウだけに明かりが灯っている。不思議な感じ。

美しい夜の街は、不思議な雰囲気を感じさせました。早朝にもかかわらず、辺り一帯の1階テナントは煌々と明るく、人の居ない街は異世界に来たようでした。スイスの夜(朝ですが)に浸れるのも、この時が最後ということで、たくさん目に焼き付けました。
ホテルに戻って朝食をとります。パンとコーヒー、そしてオレンジジュース。これまでのホテルの朝食と比べ、かなり質素なものでした。それにもかかわらず、この旅の中で、宿泊料金が一番高かったので、少し残念でした。チューリッヒはホテル価格が高いのだと思います。
 

チューリッヒの街歩き

ホテルのチェックアウトまで、残り2時間。朝食後、わずかな時間ですが、街を散策することにしました。残念ながら、雨が強まる一方でしたが、リマト川を挟んだ東側エリアを時計回りに巡ることにしました。

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ヴァインベルク通りを歩いていくとトラムに遭遇。

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いろんな種類のトラムが走っています。

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カトリックの教会らしい。とても立派な建物。

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連邦工科大学(ETH)の建物が見えてきました。

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どの建物も本当に立派でした。小道を抜けていきます。

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少し歩いて、チューリッヒ美術館。開館まで時間があり、今回は断念。

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美術館外に設置されている、オーギュストロダンの「地獄の門」。迫力満点。

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美術館の掲示板。展示の雰囲気が良かったです。こちらは暗めに撮ってみました。

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こちらは普通に撮影。カラフルな展示で良いですね。

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クヴァイ橋手前のベルビュー広場まで歩いてきました。

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リマト川からのクヴァイ橋(チューリッヒ湖方面)。川沿いにはたくさんの小舟が停泊していました。きっと遊覧ツアーなどもあるのでしょう。

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向には市庁舎やフラウミュンスターが見えます。

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市庁舎を正面から。
動画だとこんな感じです。

 

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ミュンスター橋まできました。

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向かいにはフラウミュンスターがみえます。

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こちらは、グロースミュンスター。11-12世紀に建てられたらしい。

短い時間で大体の街のシンボルを見て回ることができました。 

 

お土産を買いに。

調べる中で、行きたいお店を見つけたので、行ってみることにしました。

こちらは、ブックバインダーズ・デザイン という文具店です。

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外から。全面ガラスで中が見える。おしゃれ。

ガイドブックには9時半開店と記載されていましたが、10時に変更になっていました。ガイドブックあるあるです。少しの間、同じ通りにある本屋に入ってみました。絵本を表紙買いしました(後で写真が出てきます)。

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こちらもおしゃれなお店。家具屋さんでしょうか。

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日本と違って、道幅も狭すぎず、建築様式もほとんど同じなので、景観があまり損なわれていない印象でした。

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午前で天気が悪いためか、人通りはさほど多くありませんでした。

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こちらが購入したお土産。表紙のくまに惹かれて購入。右はメモ帳です。

ホテルに戻りチェックアウト。いよいよ、帰国の時が近づいてきました。チューリッヒ空港へと向かいます。

 
次回、最終回に続きます。

2019 9月スイスひとり旅 その23(ベルン編)

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ベルン観光の目玉のひとつ、ベルン大聖堂。巨大な尖塔には、緻密で美しい彫刻が施されており、訪れる人々を魅了していた。

 

こんにちは。@heat02zero です。今回はスイス旅行10日目。

移動日を兼ねたベルン市街の観光です。

 

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

本日の予定

グリンデルワルト → ベルン: 列車移動

ベルン観光(だいたい2時間半)

ベルン → チューリッヒ: 列車移動

 チューリッヒ: ホテルで1泊

 

 旅立ちの朝

6時に起き、このホテルでの最後の朝食に向かいました。

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日に日に食べる量の減る朝食。日本のご飯が、味噌汁が、お茶が、本当に恋しくなっていた。

 

食事の後は、8時まで、チェックアウトのための荷物整理をしました。列車移動に備え、予め飲み物を買っておきたかったので、COOPへいき、水を購入しました。

9時にチェックアウトをし、ホテルを出る際にオーナーに、長い間お世話なりましたと、きちんとお礼を言いました。

 

グリンデルワルトを目に焼き付けて

ほとんど毎日お世話になっていたグリンデルワルト駅とも、今日でお別れです。

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毎回出迎えてくれる正面の山々は、いつしか安心感を与えてくれるようになっていました。

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ホームの端まできました。

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振り返る(インターラーケン方面)とこんな感じです。

駅からぐるりと見渡すとこんな感じです。

 
 
 
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列車の出発です。

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黄色と青の見慣れた列車がやってきました。
 
 
 
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いつになるかわからないけど、いつか、きっとここに戻ってくるだろうな。そんなことを思いながら、列車に乗り込みました。

ベルンへと移動 

グリンデルワルト から ベルンへは、インターラーケンオスト で一度乗り換えるだけです。

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インターラーケンオストを出発すると、トゥーン湖の美しい湖畔が広がっていきます。

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いつか、トゥーン湖の湖畔にも泊まってみたい。穏やかな休日を過ごせそう。

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前回乗り換えたシュピーツ駅の辺りです。

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ヨーロッパらしい郊外の長閑な田園風景を抜けると、ベルン周辺がみえてきました。

 

ベルン到着

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賑わう駅の商業施設

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ベルン駅の建物はこんな感じ。ガラス張りのモダンな外観でした。

ベルン刊行の見所は、かなり早足で頑張れば1時間ぐらいで回れます。スーツケースを引きずりながらなので、結構しんどかったのですが、整備されていて歩きやすい街でした。まずは、時計塔に向かって歩いていきます。

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これぞヨーロッパといった街並み。建物の一階部分がアーケードになっていて、ブティックなどが軒を連ねていた。

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所々にテラス席や野外のテーブルが並べられている。今はこの光景を見られないのかな…

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目的の時計塔が見えてきました。

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時計塔。800年前から時を刻んでいるらしく、美しい装飾が魅力的。時計塔の前でたくさんの観光客が写真を撮っていました。

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アーケードのディスプレイもおしゃれでした。

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さて、メインディッシュがみえてきました。

 

ベルン大聖堂(ベルナーミュンスター)

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天を突き刺す尖塔は重厚で緻密。まるでゲームの世界。

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人と比べるとその巨大さがわかる。600年前に着工して、約130年前にできたらしいです。すごい。

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入り口。恐ろしく緻密で美しい。

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入り口から見上げるとこんな感じ。圧迫感がすごい。

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最後の審判レリーフらしい。これが何百年もの間、保存されていると考えると歴史と人々の偉大さを感じました。

 

 
 
 
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荘厳な鐘が響き渡りました。心まで清らかになりそうです。

 
 
 
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大聖堂内部もよかったです。壁面のステンドグラスは美しかったし、パイプオルガンもカッコ良かった。ネットで見たことのある、首を締めているガイコツのステンドグラスもありました。

内部の写真撮影禁止なんだですが、結構普通に写真撮っている人達がいて、ゆるいなと思いました。

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建物側面より。訪れる価値のある場所でした。

 

旧市街散策

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熊公園のほうに向かって歩いていきます。振り返ると大聖堂

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所々に泉がある。

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こういう本屋さんのディスプレイ好きですね。

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ニーデック橋を渡ってきました。

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橋から熊がのっそりと歩いている様子がみえた。
 
 
 
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ベルン駅方面に戻ります。

日かけは涼しいですが、少し暑かったです。加えて、スーツケースを引きながら歩いたため、結構疲れました。

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昼はバーガーキングにしました。ワッパーのセット。デフォルトで日本のLサイズでした。安定の味でしたが、値段は日本の倍。ビビった。

ワッパーを食べていると、若い男性から話しかけられました。やばい人から絡まれたかなと思ったら、トイレ行ってくるから充電見てて、とのことでした。

電車の乗車時間まで時間が余ったため、ベルン駅をふらふら歩いて、ベンチで待ちました。

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ホームに来ました。この二階建て列車には何度かお世話になりました。

時間になり、チューリッヒへと向かいます。

ベルンからチューリッヒの車中、この旅で初めてパスポート提示を求められました。

 

チューリッヒ到着

チューリッヒを起点として、時計回りで旅をしてきましたが、とうとうチューリッヒに戻ってきました。

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たくさんの列車が集結していました。

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チューリッヒ中央駅はめちゃくちゃ大きかった。

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駅の中にテントが立っていて、オクトーバーフェストみたいなイベント?が開催されていた。

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クレヨンしんちゃんに出てきそうな謎のオブジェ

駅を出ると、そこは水の都でした。

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チューリッヒ湖へと流れるリマト川。散策が楽しそうです。

 

ホテルに到着しました。

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旅の最後の宿は、こぢんまりしていて日本のよう。

旅日誌などを記し、早めに寝ました。

 

次回に続きます。残すところ2話。年内完結予定です。

2019 9月スイスひとり旅 その22(フィルスト編)

 

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フィルストの湖、バッハアルプゼーより。穏やかな風が湖面を揺らし、ハイキングの終わりにふさわしい絶景を拝むことができました。

こんにちは。@heat02zero です。今回は、スイス旅行9日目、フィルストハイキング編です。 

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

変わらない朝食

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おなじみの光景となった朝食のメンバー。クロワッサンは相変わらずおいしい。

いつも通り6時に起床し、 朝食をいただきました。毎回コーヒーとミルクを温めて出してくださっていたので、目が覚めます。

天気は快晴。今日がグリンデルワルトでの過ごす実質の最終日であるため、フィルストは行くべきだろう、と言うことで、行ってみることにしました。

 

ロープウェイ乗り場へ

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フィルスト行きのロープウェイ駅。電車のグリンデルワルト駅から歩いて10~15分ほど。

グリンデルワルトからフィルストまではロープウェイで25分ほどです。

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振り返るとアイガー北壁が朝日に照らされながら、そびえ立っています。

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スイスらしい家々を眼下に眺めながら、ぐんぐん登っていきます。

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途中、方向転換をするため、中継駅の中を抜けていきます。子供向けのアスレチックがありました。

何度か中継駅で方向転換しながら進んでいくと、森林限界を超え、視界がひらけてきました。

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太陽が広がる大地を照らす中、フィルストに到着です。

フィルストに到着

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フィルスト駅の駅舎。標高は2168m もあるのですね。グリンデルワルトを基準に考えていると、感覚がおかしくなってきます。
 
 
 
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奥には、アイガーから続く、アルプスの山々を拝むことができます。

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バッハアルプゼーを目指して歩いていきます。時間はおおよそ50分です。

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ゴルナーグラート駅のように周囲が巨大な山々に囲まれているので、不思議と安心感があります。奥に見えるのが、断崖絶壁を歩くことで有名な "フィルストウォーク"

 

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どこまでも悠久の大地が続く。

この辺りは本当に静かで、小川のせせらぎが聞こえてくる。遮る音は遊覧飛行のヘリコプターか、家畜のカウベルぐらいでした。

 
 
 
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日差しが強すぎるので、この旅で初めてサングラスをかけました。これまでかけていなかったは、眩しさをそこまで感じてこなかったからなのですが、今日は本当に眩しく、照り返しの強い日でした。

途中、断崖絶壁みたいなところもありましたが、それ以外の場所はスニーカーでも大丈夫なぐらいきちんと舗装されていました。

 
 
 
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バッハアルプゼー

山小屋がみえてくると、バッハアルプゼーに到着です。

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右奥には小屋が、左右に二つの湖がみえてきます。

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快晴。まるで、山を楽しむために作られたかのよう。

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山小屋。ロープウェイの運行時間なども書かれていました。日本語の記載も発見。

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美しい湖を眺めながら、ベンチで一服する人々。

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自分もベンチで休憩。景色を独り占めした気分だった。
 
 
 
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今思えば、去年訪れることができたのは、本当に幸せなことでした。この場所にいた感覚が忘れられないうちに、また行けるといいなと思っています。

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先程の湖の後ろにあるの湖にも来ました。こちらも絶景。

両方の湖とも、青々と透き通っていて綺麗でした。そよかぜで湖面が揺れていたため、湖面の山々は鮮明に写っていませんでしたが、それでもきらきらと反射する水面は素敵でした。

良いのかわからないけど、泳いでいる人もいました。

 

帰路、クリフウォークを眺める

十分にバッハアルプゼーを堪能したのち、フィルスト駅の方まで戻ってきました。クリフウォークを観に行ってみます。

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グリンデルワルト・アイガー方面がくっきり。クリフウォークは怖いですね(左)
 
 
 
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混み合っており、疲労と高所恐怖病のため、近くに留めました。めちゃくちゃ景色がいいです。

ここまで来ておいてあれですが、脚が本当に疲労でガクガクだったので、近くまで観に行っただけになってしまいました。こればっかりは仕方ないですね。

相変わらず、日本人は全然いませんでしたが、団体の中国人や、韓国人のカップルが多かったような気がします。

後で判明したことですが、どうやらフィルストは Netflix のオリジナルドラマ、愛の不時着のロケ地だったらしいです。それもあってだと思いますが、グリンデルワルトも韓国の若いカップルが多かったです。先日、全エピソード観たのですが、懐かしいスイスの光景が出てきて、図らずしも聖地巡礼と言う形になったようです。

 

レストランで昼食

セルフサービスで、好きなものを取ってレジで支払うタイプでした。

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パンバーガーとポテトが 19.5CHF アップルサイダーが 5.5CHF で、合計 25CHF でした。昨日の昼食に比べたら割高でした。輸送費もあるし、仕方ないとは思いますが。味は普通でした。

 

さすがに旅行9日目ということで、ここまで、ハイキングだけでも、おおよそ40キロの工程を歩いてきました。そのため、体の疲れが限界に達しているようでした。特に太ももが悲鳴をあげていました。十分旅を通じて歩いてきており、満足もできているので、13時過ぎにはグリンデルワルトに戻ることにしました。

 

ロープウェーで下山

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昼下がりのロープウェイもなかなか楽しいものですね。のんびりと降っていきます。

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ロボットがゴンドラにカートを取り付けていました。
 
 
 
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グリンデルワルトはすぐそこ。

 グリンデルワルトに戻り、スーバーでアイスだけ買うことにしました。

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3.7CHF。値段は高いが、やはりスイスのアイスは美味しい。

無事にホテルに帰ってきました。

スイスでの最後のハイキングも快晴で、悔いなくグリンデルワルトでの滞在を終えることができました。もちろん、シルトホルンなど行けなかった場所もありましたが、日程に対して相当充実した日々を過ごすことができました。

 

明日の行動、帰国に向けた作戦立て

明日はこの旅で一番長く滞在した、グリンデルワルトを離れ、ベルンを経由して、最後の宿泊地であるチューリッヒに戻ります。

チューリッヒまでのチケットを購入していなかったので、アプリで、グリンデルワルト〜ベルン、ベルン〜チューリッヒのチケットを購入しました。スーパーセーバーでかなりお安く購入ができました(確か、トラベルパスと電車を指定するのとかを組み合わせて 75% オフぐらいでした)。

加えて、心配になっていた帰りの飛行機の乗り継ぎについて調べていました。帰路は、オーストリアのウイーン空港を経由するので、シェンゲン協定国間の乗り継ぎが発生することになっていました。乗り継ぎ時間も1時間半と短いため、しっかりと確認しておく必要があったためです。空港内の地図や手続きを確認しました。結果としては恐ろしく早く乗り継ぎできたので、杞憂でした。

夜は、グリンデルワルトの最後の夜ということで、ノートに記載していた日記とは別で、思ったことなどを声で録音しておくことにしました。結果として、日記と共に、この旅行記を残す、大きな助けとなりました。

 

次回はベルン編です。

2019 9月スイスひとり旅 その21(ウェンゲン メンリッヒェン ハイキング編)

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メンリッヒェンの展望台から。ユングフラウ三山、べルナーオーバーラント地方、麓のインターラーケンまで360度見渡すことができる。訪れたら絶対に行きましょう。

こんにちは。@heat02zero です。

今回は8日目。メンリッヒェン〜クライネシャイデックのハイキングです。

ベルナーオーバーラント地方を一望できるハイキングコースなので、すごくおすすめです。

 

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

今回のコース

ラウターブルーネン →ウェンゲン 登山鉄道

ウェンゲン→メンリッヒェン ロープウェイ

メンリッヒェン→クライネシャイデック ハイキング

クライネシャイデック→グリンデルワルト 登山鉄道

 

メンリッヒェンに向けて

午前のハイキングを終え、そのままの勢いで次のコースへ向かいます。本来もっとゆっくりすべきですが、明日がグリンデルワルトで行動できる最終日であり、天気も快晴ということで、欲張っていくことにしました。

まずは登山鉄道で、ラウターブルーネン からウェンゲンに向けて登っていきます。

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徐々に登っていく登山鉄道の窓からは、ラウターブルーネン の谷や滝がよく見えた。

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さっきまで向かい谷の上に居ました。感慨深いです。

ウェンゲン

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綺麗な駅舎に、広い青空。まさに、天空の駅、といったところでしょうか。

ロープウェイ乗り場までは、街を歩き抜けて5分ぐらいだったと思います。

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落ち着いた綺麗な街並みを歩いていきます。

ロープウェイ駅に到着しました。

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中央上に小さく見える駅に向かってさらに登っていきます。

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なんと、ロープウェイカーには展望デッキが。階段が備え付けられていました。確かに絶景を見られることは間違い無いですが、少し怖い。

天(展望台)へと続く道

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メンリッヒェン駅に到着しました。出てすぐに絶景です。ロープウェイからの景色も最高でした。

 

展望台に向けて歩いていきます。 べルナーオーバーラント地方、麓のインターラーケンまで見渡すことができるということで、期待に胸が膨らみます。

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展望台(メンリッヒェン ギンフェル)に向けて歩いていきます。その様子はまさに天へと続く道です。

短調に進むだけではなく、何度も振り返りたくなる景色が、後ろには広がっていました。

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振り返ると、ユングフラウ三山がくっきりと。景色がひらけており、グリンデルワルト方面(左)、ラウターブルーネン 方面(右)の両方を見ることができます。

 

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展望台が見えてきました。ラストスパートです。

展望台到着です。まるで、展望台になるためにできた地形であるかのようにベルナーオバーラント地方が一望できます。快晴の日に来れたのは、本当にラッキーでした。

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ちょっと一休み

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十分に堪能できたので、中央の建物が集まっているところで休憩することにしました。

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降りてきました。奥に見えるのが展望台です。

バテたので、日陰で少し休みました。さすがに今日は歩きすぎた感があります。あまりのパーフェクトコンディションに欲張っちゃいましたね。

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子供たちの遊び場がありました。地面に敷かれているのは、ウッドチップです。

 

クライネシャイデックへ向けて

 いよいよ、本日の最終コース、クライネシャイデックまでのハイキングルートです。ずーっとアイガーを見ながらハイキングを楽しめるので、このルートは、メンリッヒェンからクライネシャイデックに向けてハイキングすることをお勧めします。

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目の前に見える山の左側に沿って歩いていきます。

歩くとこんな感じです。

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ときどき岩壁に沿って歩くところもあるので、注意しましょう。

景色がとてもいいです。

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ずっとアイガーが目の前に居続けます。推し山、というものがあったら、アイガーって言うかもしれないです。

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体力的に、ミラーレス一眼(EOS RP)でなかなか撮っていなかったのですが、やはり鮮明さが違いますね(ブログだと画質落とさないといけないですが)。

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ちなみに、左はグリンデルワルト方面がくっきりです。スイスの麓の町、って感じですね。

途中、避難小屋がありました。

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途中の避難小屋で一休み。入り口が正方形で、景色をきれいに切り取れました。

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見覚えのある線路も見え始め、コースも終わりが近づいてきました。

レストランで昼食

ここまで結構歩きましたが、朝食以降まともな飯を食べていませんでした。

そろそろお腹も空いてきたので、コース途中のレストランに入りました。

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Zimmer Restaurant. ぜひ立ち寄ってみてください。

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テラス席のあるウッドデッキを歩いていくと…

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アイガーを前にして食事が! 景色が素晴らしいです。

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最高のレストランです。奥の展望台に登ることもできます。眩しいので、みなさんサングラスかけてますね。日差しが強いです。

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まずはコーヒー。この景色を前にして、不味いわけがない。ビールも絶対美味しいでしょうね。

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でっかいハンバーガー。味はもちろん美味しいし、バンズのセサミもいろいろでおもしろかった。

合計で25.5CHFでした。ちょっとお高い気もするけど、景色もいいし、ボリューミーだし、高地で運ぶのも大変ですから、値段相応ですね。またいきたいです。

食事を終えた後、奥の展望台に登りました。ぐるっと一周撮っています。

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クライネシャイデック方面がみえました。レストランだけ行きたかったら、こちらからの方が圧倒的に近いです。

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ミラーレス一眼で撮ると、岩壁のゴツゴツとした表面や紋様、落ちる寸前の氷河のざらついた感じがよくわかります。

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アイガーはこんな感じ。この地方の守り神ですね。

レストランを出て歩き出すと、クライネシャイデック駅はすぐそこです。

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最後まで絶景でした。寝転びたくのも良くわかる。旅行から1年経ったし、この家はもうできているのかな。

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クライネシャイデックに到着し、無事に電車でグリンデルワルトに戻りました。

 

お茶にトライ

ホテルでさっぱりしたのち、ご飯を買いに、COOPに行きました。いい加減、無糖のお茶が飲みたいと、飲み物コーナーで片っ端からペットボトルのお茶を買い続けていました。残念ながら、結局全て砂糖入りでした。ブラックティーなのに、加糖とは…。 ちょっと悲しい気持ちになりました。

 

この日のまとめ

ここも最高のハイキングルートでした。ベルナーオバーラント地方に行くなら、絶対歩いておくべきだと思います。

一応Vバーンプロジェクトだったかで、今年ぐらいからはグリンデルワルトからメンリッヒェンのアクセスが良くなるみたいなのを聞いた気がするので、わざわざラウターブルーネン 側に回らなくても良くなるようです。

 

次回(フィルスト編)へ続く

新しい生活の振り返り(日常コンピレーション Vol. 1)

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とあるイルミネーション会場にて。夜が早くなりました。

 こんにちは、@heat02zero です。

気づけば、今年も残り100日を切ってしまいました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

半年以上にわたり、極力出かけない、人混みにいかない、という新しい日常の中に身を置くことになりました。振り返ると、最後に遠出したのは二月の関西。残念ながら、まだ生活圏を大きく超えた、新しい旅に出かけることが躊躇われる日々です。来春までは、海外旅行の判断も難しそうです。

そんな状況で過ごした半年間。できることはたくさんありました。むしろ、新しいこと、やったことがないことをやってみるいい機会だったのかな、とも思います。そのなかで、印象に残ったこと、面白かったことを、オムニバス形式で紹介してみようと思います。何回かに分けようと思うので、読むラジオみたいな感じで楽しんでいただければと思います(もちろん、旅行記のラストスパートの合間に、ですが)。

 

今回の目次

  • 自宅カフェ計画
  • ルームスプレー/ハンドウォッシュを買う
  • オンラインでの学会発表
  • 珍しいコーラを飲む

 

自宅カフェ計画

自宅で仕事する頻度が増え、家で過ごすことが増えました。カフェやコーヒー好きの自分にとって、コーヒーを飲みにいったり、カフェを探しに行けない、というのは、なかなかに辛い日々でした。そういう状況になってくると、コーヒー好きとしてはやはり、自宅で美味しいコーヒーを飲めるようにしていこう、と考えるようになるものです。コーヒー豆自体はネットで取り扱ってくれるお店も増えたことから、自宅カフェに向けて、機材を新調したり、揃えることにしました。

今回購入したのは、コーヒーグラインダ と マキネッタ です。

 

コーヒーグラインダ

これまで、手挽きのミル と プロペラタイプのコーヒーグラインダ を使っていたのですが、ひとつ、難点がありました。それは、適度な粗さの豆を、大量に、そして手軽に挽くことができなかったことです。これは、水出しアイスコーヒーを作る際に特に問題でした。

 

手挽きのミル と プロペラタイプのグラインダ の違いは以下です

 

★手挽きミル 豆を挽く時間:× 豆の荒さ調整:○

  • 均一の荒さの豆を挽くことが可能
  • 一度に挽ける量が少ない
  • 時間も体力が必要(ハンドルを死ぬほど回さなければならない)

 

★ プロペラ  豆を挽く時間:○ 豆の荒さ調整:×

  • それなりの量を圧倒的なスピードで挽くことが可能
  • プロペラの回転によって豆が砕かれるため、豆の粗さはバラバラ or 時間かけて 極細粒
    →荒さがバラバラだと、味に雑味。極細粒だと、点滴タイプの水出しコーヒー機器のフィルタがつまり、抽出ができない。
  • 細かくしようとすると、それなりの時間挽くことになり、豆に熱が加わってしまう
    →水出しの良さである味が熱によって変わってしまう
  • 高速回転するプロペラは必要以上にうるさい

 

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コーヒーグラインダ。静電気除去も付いており、落ちてくるこなが散らばりにくい。

これら二つの弱点を解決してくれるのが、カフェや喫茶店でも使われるコーヒーグラインダです。スイッチを押すだけで、大量の豆を均一に挽くことができます。これにより、手軽に水出しアイスコーヒーを大量につくることができるようになり、今年の夏は大変お世話になりました。自分はカリタのコーヒーグラインダを買いました。高い買い物でしたが、いい買い物だったと思います。

 

マキネッタ

もう一つ購入したものが、マキネッタです。簡単に言うと、エスプレッソを抽出するためのやかん、みたいなものです。パーツは大きく、上下、の二つで構成されており、水とコーヒー豆をセットする下のパーツと、エスプレッソが抽出される、上のパーツからなります。

まずは、抽出するための下準備をします。下のパーツに水を注いだのち、上にフィルターをはさんで、細かく挽いた豆を平らに敷きます。その後、上のパーツをクルクルと回して取り付けます。

次に、抽出に移ります。コンロにかけてしばらくするとボコボコとマキネッタが音を立て始めます。沸騰が始まったようです。下のパーツの中で沸騰した蒸気が圧力を逃すために、豆の層を通り、上のパーツから出てくることで、濃いコーヒー(エスプレッソ)を抽出されます。湯気が上がってくると同時に、部屋中をコーヒーの芳しい香りが広がっていきます。火を止め、しばらく抽出が終わるのを待って、エスプレッソの抽出は完成になります。

眠気覚ましの一杯としてそのまま飲むのもいいですが、やはり、自分のオススメはカフェラテです。ゆっくりと注ぐことで、牛乳の層とコーヒーの層が綺麗に分かれる様子、ゆっくりと混ぜる、ゆらゆらと溶け込んでいく様子はたまりません。牛乳のコクが、エスプレッソの濃厚を保ちつつも、直接的な苦味をやわらげていて、とても美味しいです。

 

ルームスプレー/ハンドウォッシュを買う

家で仕事をする時間が増えると、いろんなことに気づきます。その一つが、部屋の香りです。これまで、家で長時間作業をすることがほとんどなく、気づかなかったのですが、無味無臭というのは、ときに息苦しさを感じさせる時があります。もしかしたら、部屋を閉め切っていることで、二酸化炭素濃度が上がったため、という可能性も否定できませんが、自然の香りといった、安らぎの香りは、心地よい部屋作りにはあったほうがよいのかもしれません。

ということで、思い切って、いいルームスプレーとハンドウォッシュを買うことにしました。自分は初心者ということもあって、ネットで調べて、よさそうなものにしました(こういうときに遠隔でもかおりを感じられるものができるといいなともおもいました…)。結局、有名どころのAēsop.で購入しました。

導入の結果、生活空間が少し彩られたように思います。手を洗えば、花の香りが人のいる暮らしを思わせ、ルームスプレーを広げれば、閉塞感のある部屋が、あっという間にグランピングをしているかのような心地の良さに包まれました。

もちろん、換気も一つの手ですが、遠くに出かけにくい今、そういった形で安らぎを部屋にもたらしてみるのもいいかもしれませんね。

 

オンライン学会発表

ご存知の通り、自粛状況下では、いろいろなイベントで影響が出ました。よく報道されていたのは、アーティストのコンサートや映画館、観劇といった娯楽関連のものが中心でしたが、学会もそのひとつでした。今年開催されていた(される予定の)学会の多くがオンラインでの開催を余儀なくされました。

自分も、春に国内学会で参加・発表をする機会があったのですが、オンラインでの開催は、いろいろと新鮮さを感じる機会となりました。そのひとつがポスター発表です。例に漏れず、ポスター発表もオンラインで行われたのですが、いつもと雰囲気が大きく異なりました。

通常のポスター発表では、会場にずらりと並べられたポスターの通りを参加者がひしめき合っており、さながらお祭りの屋台通りのような光景でした。がやがやとした中、人の頭の上にちょびっと顔を出すポスターの論文タイトルを眺めながら、まさに「密」といった感じに込み入った人通りを流れていくのが風物詩でした。

一方、オンラインでの発表はその真逆でした。人を気にせず、ポスターの細部に集中できる。まわりのうるささを気にしなくても良い。チャットを使い、いつでも質問ができる。必要な文献リンク等をチャット欄に貼り付け、その場で確認することもできる。総じて、いいことの方が多いようにも思えました。

しかしながら、発表や閲覧をする中で、オンラインならではの問題があることに気づきました。それは「相手がみえない」ということです。対面では、参加者がどこを見ていて、どこに興味があるのか、また、こちらの説明が理解できているのか、いないのか、といったところを表情や仕草から得られていたのですが、オンラインでの発表では、それが難しくなりました。また、複数人での議論に入ることも難しそうでした。

総じて、議論を遮るものが減った一方、深い議論をするために、人が当たり前のように用いていた対面コミュニケーションの良い部分が削られてしまっていたように感じられました。もちろん、新しい環境下での慣れも一因だったとは思いますが、その場で議論するからこそ生まれる、生の空気感、みたいなものをオンライン発表で得ることはまだまだ難しいように感じられました。

 

珍しいコーラを飲む

コーラ、といえば、皆さんが思い浮かぶのは、どのコーラでしょうか。大抵の人は、コカコーラ、もしくはペプシかと思います。

しかし、世界に目を向けると、さまざまなコーラがあったりします。たとえば、インカコーラ(黄色いコーラ)や台湾コーラなんかがありますよね。

そんな様々なコーラがあるなかで、ずっと飲んでみたいなと思っていたコーラがあります。それは、キュリオシティコーラというものです。なぜ、気になっていたかというと、どこのサイトを見ても、世界一美味しいと評されている、と書かれていたこと、加えて、ちょっとオールドなフォントと、狼らしき動物が描かれた、特徴的なデザインのボトルフィルムに魅力を感じたためです。

試しに、アマゾンなど価格を調べてみると、輸入品ということもあり、非常に高い。なんでこんな値段するんだ、と声が漏れました。下手すると、スーパーで買うコカコーラの8~10倍近い価格で売られているものもありました。さすがに、これに手を出すのはな…とためらっていたのですが、先日、幸運にも、輸入系スーパーで見つけることができました。値段は、普通のコーラの倍くらいしますが、それでもネットの価格に比べたら非常に安く、即買いしました。

で、肝心の味はどうだったのか、と言いますと、ファーストコンタクトは、コーラのお菓子の味(例えばコーララムネみたいなものがありますよね)に近く、刺激の抑えられた甘い味わいでした。その後、後味としてやってくる風味が、ちょっぴり変わっていて、なんといったらいいのでしょうか、コカコーラにはない、ほのかな薬草のような味わいがしました。

総じて、コカコーラやペプシと比較して、刺激やパンチややおとるものの、上品な味わい、風味に感じられました。ゴクゴクと飲み干したい方には、喉越しや味わいが足りないかもしれないです。個人的には、普通のコカコーラの方が好きだなと思いましたが、また一ついい経験ができました。

 

文字ばかりなのに、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たぶん、その2に続きます。

 

2019 9月スイスひとり旅 その20(晴れのミューレンハイキング 後編)

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ミューレン駅前のベンチより。ユングフラウ方面が一望できる。ずっと座っていたいですね。

こんにちは。@heat02zero です。

ついに、旅行記は20回の大台に突入しました。少しずつ、旅の終わりが見え始めました。

もうしばらくお付き合いいただけますと幸いです。

 

今回は、ミューレン駅に向けたハイキングと、ラウターブルーネンへの帰路です。

前日との天候差も見所になっています。

 

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

メインストリートに向けて

小休憩で甘味を堪能したのち、ミューレン駅方面に向けて再出発です。

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あとは下るだけ。ミューレンのメインストリートに向けてハイキング再開。

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振り返ると、先ほど滞在したレストラン(その19参照)が見えます。左奥が、シルトホルン行きロープウェイの中間駅、ビルク駅です。

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途中の木立を抜けるとミューレンの街並みが見えてきました。

メインストリートに到着し、前々回あたりで通った道に合流しました。

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曇り編(その18)でも紹介したアルメントフーベル行きのミューレン駅。天気が良く、先のトンネルまで見えました。

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前日との比較。印象が全然違いますね。

家々の並ぶ道を進んでいくと、ミューレン駅が見えてきました。

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一気に視界がひらけます。

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こちらも曇り編(前日)との比較。ミューレンには、絶対に晴れの日に行きましょう!

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ウェンゲン・メンリッヒェン方面、稜線もくっきり観えます。最高です!

 

ミューレン駅に到着

駅の手前には、木陰とベンチがありました。

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日差しは強いですが、のんびりできます。

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景色、良すぎませんかね…。ずっと居たくなります。

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後ろから。ユングフラウ三山をゆっくりと眺められます。

動画だとより雰囲気が伝わるかと思います。

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ミューレン駅の出口から、座っていたベンチの方向の写真を撮りました。次はミューレンで泊まるのもありですね。

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ユングフラウ方面にホテルが向いているので、ベンチから観えた絶景が楽しめそうです。

 

ラウターブルーネン へ

 十分に絶景を楽しんだのち、ラウターブルーネン への戻りました。行きはハイキングだったので、車窓が楽しみですね。

以下、グリュッチアルプ駅までの車窓の一部です。

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 日差しも気持ちよく、綺麗な車窓を楽しむことができました。

 

ラウターブルーネン到着

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ロープウェイのラウターブルーネン駅。グリュッチアルプからラウターブルーネン に戻ってきました。

休憩がてら、駅前のCOOPでりんごサイダーを購入しました。

シュタウプバッハの滝方向に目を向けると、昨日よりも綺麗な景色を楽しむことができました。

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日差しは強いですが、谷あいの様子がよくみえます。

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昨日と同じ位置から。

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前日との比較です。やはり晴れた日に訪れたいものですね。

さらに、一眼で写真を撮ると以下のように撮れます。迫力が違いますね。

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岸壁、滝のしぶきが鮮明にみえます。やはり、風景写真はいいカメラが必要ですね。

快晴のハイキングを楽しむことができました。無事に、前日のリベンジができ、とても大満足のミューレン散策になりました。 

やはり、山岳観光の際には、天気は重要な要素になることがお分りいただけたと思います。

訪れる際には、余裕を持った日程で、後悔のないよう計画立てすることをお勧めします。

 

次回(ウェンゲン・メンリッヒェン編)に続きます。

heat02zero.hatenablog.com