僕はまた、旅に出る。

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2019 9月スイスひとり旅 その22(フィルスト編)

 

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フィルストの湖、バッハアルプゼーより。穏やかな風が湖面を揺らし、ハイキングの終わりにふさわしい絶景を拝むことができました。

こんにちは。@heat02zero です。今回は、スイス旅行9日目、フィルストハイキング編です。 

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

変わらない朝食

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おなじみの光景となった朝食のメンバー。クロワッサンは相変わらずおいしい。

いつも通り6時に起床し、 朝食をいただきました。毎回コーヒーとミルクを温めて出してくださっていたので、目が覚めます。

天気は快晴。今日がグリンデルワルトでの過ごす実質の最終日であるため、フィルストは行くべきだろう、と言うことで、行ってみることにしました。

 

ロープウェイ乗り場へ

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フィルスト行きのロープウェイ駅。電車のグリンデルワルト駅から歩いて10~15分ほど。

グリンデルワルトからフィルストまではロープウェイで25分ほどです。

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振り返るとアイガー北壁が朝日に照らされながら、そびえ立っています。

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スイスらしい家々を眼下に眺めながら、ぐんぐん登っていきます。

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途中、方向転換をするため、中継駅の中を抜けていきます。子供向けのアスレチックがありました。

何度か中継駅で方向転換しながら進んでいくと、森林限界を超え、視界がひらけてきました。

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太陽が広がる大地を照らす中、フィルストに到着です。

フィルストに到着

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フィルスト駅の駅舎。標高は2168m もあるのですね。グリンデルワルトを基準に考えていると、感覚がおかしくなってきます。
 
 
 
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奥には、アイガーから続く、アルプスの山々を拝むことができます。

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バッハアルプゼーを目指して歩いていきます。時間はおおよそ50分です。

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ゴルナーグラート駅のように周囲が巨大な山々に囲まれているので、不思議と安心感があります。奥に見えるのが、断崖絶壁を歩くことで有名な "フィルストウォーク"

 

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どこまでも悠久の大地が続く。

この辺りは本当に静かで、小川のせせらぎが聞こえてくる。遮る音は遊覧飛行のヘリコプターか、家畜のカウベルぐらいでした。

 
 
 
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日差しが強すぎるので、この旅で初めてサングラスをかけました。これまでかけていなかったは、眩しさをそこまで感じてこなかったからなのですが、今日は本当に眩しく、照り返しの強い日でした。

途中、断崖絶壁みたいなところもありましたが、それ以外の場所はスニーカーでも大丈夫なぐらいきちんと舗装されていました。

 
 
 
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バッハアルプゼー

山小屋がみえてくると、バッハアルプゼーに到着です。

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右奥には小屋が、左右に二つの湖がみえてきます。

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快晴。まるで、山を楽しむために作られたかのよう。

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山小屋。ロープウェイの運行時間なども書かれていました。日本語の記載も発見。

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美しい湖を眺めながら、ベンチで一服する人々。

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自分もベンチで休憩。景色を独り占めした気分だった。
 
 
 
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今思えば、去年訪れることができたのは、本当に幸せなことでした。この場所にいた感覚が忘れられないうちに、また行けるといいなと思っています。

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先程の湖の後ろにあるの湖にも来ました。こちらも絶景。

両方の湖とも、青々と透き通っていて綺麗でした。そよかぜで湖面が揺れていたため、湖面の山々は鮮明に写っていませんでしたが、それでもきらきらと反射する水面は素敵でした。

良いのかわからないけど、泳いでいる人もいました。

 

帰路、クリフウォークを眺める

十分にバッハアルプゼーを堪能したのち、フィルスト駅の方まで戻ってきました。クリフウォークを観に行ってみます。

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グリンデルワルト・アイガー方面がくっきり。クリフウォークは怖いですね(左)
 
 
 
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混み合っており、疲労と高所恐怖病のため、近くに留めました。めちゃくちゃ景色がいいです。

ここまで来ておいてあれですが、脚が本当に疲労でガクガクだったので、近くまで観に行っただけになってしまいました。こればっかりは仕方ないですね。

相変わらず、日本人は全然いませんでしたが、団体の中国人や、韓国人のカップルが多かったような気がします。

後で判明したことですが、どうやらフィルストは Netflix のオリジナルドラマ、愛の不時着のロケ地だったらしいです。それもあってだと思いますが、グリンデルワルトも韓国の若いカップルが多かったです。先日、全エピソード観たのですが、懐かしいスイスの光景が出てきて、図らずしも聖地巡礼と言う形になったようです。

 

レストランで昼食

セルフサービスで、好きなものを取ってレジで支払うタイプでした。

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パンバーガーとポテトが 19.5CHF アップルサイダーが 5.5CHF で、合計 25CHF でした。昨日の昼食に比べたら割高でした。輸送費もあるし、仕方ないとは思いますが。味は普通でした。

 

さすがに旅行9日目ということで、ここまで、ハイキングだけでも、おおよそ40キロの工程を歩いてきました。そのため、体の疲れが限界に達しているようでした。特に太ももが悲鳴をあげていました。十分旅を通じて歩いてきており、満足もできているので、13時過ぎにはグリンデルワルトに戻ることにしました。

 

ロープウェーで下山

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昼下がりのロープウェイもなかなか楽しいものですね。のんびりと降っていきます。

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ロボットがゴンドラにカートを取り付けていました。
 
 
 
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グリンデルワルトはすぐそこ。

 グリンデルワルトに戻り、スーバーでアイスだけ買うことにしました。

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3.7CHF。値段は高いが、やはりスイスのアイスは美味しい。

無事にホテルに帰ってきました。

スイスでの最後のハイキングも快晴で、悔いなくグリンデルワルトでの滞在を終えることができました。もちろん、シルトホルンなど行けなかった場所もありましたが、日程に対して相当充実した日々を過ごすことができました。

 

明日の行動、帰国に向けた作戦立て

明日はこの旅で一番長く滞在した、グリンデルワルトを離れ、ベルンを経由して、最後の宿泊地であるチューリッヒに戻ります。

チューリッヒまでのチケットを購入していなかったので、アプリで、グリンデルワルト〜ベルン、ベルン〜チューリッヒのチケットを購入しました。スーパーセーバーでかなりお安く購入ができました(確か、トラベルパスと電車を指定するのとかを組み合わせて 75% オフぐらいでした)。

加えて、心配になっていた帰りの飛行機の乗り継ぎについて調べていました。帰路は、オーストリアのウイーン空港を経由するので、シェンゲン協定国間の乗り継ぎが発生することになっていました。乗り継ぎ時間も1時間半と短いため、しっかりと確認しておく必要があったためです。空港内の地図や手続きを確認しました。結果としては恐ろしく早く乗り継ぎできたので、杞憂でした。

夜は、グリンデルワルトの最後の夜ということで、ノートに記載していた日記とは別で、思ったことなどを声で録音しておくことにしました。結果として、日記と共に、この旅行記を残す、大きな助けとなりました。

 

次回はベルン編です。

2019 9月スイスひとり旅 その21(ウェンゲン メンリッヒェン ハイキング編)

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メンリッヒェンの展望台から。ユングフラウ三山、べルナーオーバーラント地方、麓のインターラーケンまで360度見渡すことができる。訪れたら絶対に行きましょう。

こんにちは。@heat02zero です。

今回は8日目。メンリッヒェン〜クライネシャイデックのハイキングです。

ベルナーオーバーラント地方を一望できるハイキングコースなので、すごくおすすめです。

 

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

今回のコース

ラウターブルーネン →ウェンゲン 登山鉄道

ウェンゲン→メンリッヒェン ロープウェイ

メンリッヒェン→クライネシャイデック ハイキング

クライネシャイデック→グリンデルワルト 登山鉄道

 

メンリッヒェンに向けて

午前のハイキングを終え、そのままの勢いで次のコースへ向かいます。本来もっとゆっくりすべきですが、明日がグリンデルワルトで行動できる最終日であり、天気も快晴ということで、欲張っていくことにしました。

まずは登山鉄道で、ラウターブルーネン からウェンゲンに向けて登っていきます。

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徐々に登っていく登山鉄道の窓からは、ラウターブルーネン の谷や滝がよく見えた。

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さっきまで向かい谷の上に居ました。感慨深いです。

ウェンゲン

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綺麗な駅舎に、広い青空。まさに、天空の駅、といったところでしょうか。

ロープウェイ乗り場までは、街を歩き抜けて5分ぐらいだったと思います。

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落ち着いた綺麗な街並みを歩いていきます。

ロープウェイ駅に到着しました。

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中央上に小さく見える駅に向かってさらに登っていきます。

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なんと、ロープウェイカーには展望デッキが。階段が備え付けられていました。確かに絶景を見られることは間違い無いですが、少し怖い。

天(展望台)へと続く道

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メンリッヒェン駅に到着しました。出てすぐに絶景です。ロープウェイからの景色も最高でした。

 

展望台に向けて歩いていきます。 べルナーオーバーラント地方、麓のインターラーケンまで見渡すことができるということで、期待に胸が膨らみます。

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展望台(メンリッヒェン ギンフェル)に向けて歩いていきます。その様子はまさに天へと続く道です。

短調に進むだけではなく、何度も振り返りたくなる景色が、後ろには広がっていました。

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振り返ると、ユングフラウ三山がくっきりと。景色がひらけており、グリンデルワルト方面(左)、ラウターブルーネン 方面(右)の両方を見ることができます。

 

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展望台が見えてきました。ラストスパートです。

展望台到着です。まるで、展望台になるためにできた地形であるかのようにベルナーオバーラント地方が一望できます。快晴の日に来れたのは、本当にラッキーでした。

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ちょっと一休み

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十分に堪能できたので、中央の建物が集まっているところで休憩することにしました。

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降りてきました。奥に見えるのが展望台です。

バテたので、日陰で少し休みました。さすがに今日は歩きすぎた感があります。あまりのパーフェクトコンディションに欲張っちゃいましたね。

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子供たちの遊び場がありました。地面に敷かれているのは、ウッドチップです。

 

クライネシャイデックへ向けて

 いよいよ、本日の最終コース、クライネシャイデックまでのハイキングルートです。ずーっとアイガーを見ながらハイキングを楽しめるので、このルートは、メンリッヒェンからクライネシャイデックに向けてハイキングすることをお勧めします。

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目の前に見える山の左側に沿って歩いていきます。

歩くとこんな感じです。

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ときどき岩壁に沿って歩くところもあるので、注意しましょう。

景色がとてもいいです。

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ずっとアイガーが目の前に居続けます。推し山、というものがあったら、アイガーって言うかもしれないです。

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体力的に、ミラーレス一眼(EOS RP)でなかなか撮っていなかったのですが、やはり鮮明さが違いますね(ブログだと画質落とさないといけないですが)。

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ちなみに、左はグリンデルワルト方面がくっきりです。スイスの麓の町、って感じですね。

途中、避難小屋がありました。

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途中の避難小屋で一休み。入り口が正方形で、景色をきれいに切り取れました。

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見覚えのある線路も見え始め、コースも終わりが近づいてきました。

レストランで昼食

ここまで結構歩きましたが、朝食以降まともな飯を食べていませんでした。

そろそろお腹も空いてきたので、コース途中のレストランに入りました。

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Zimmer Restaurant. ぜひ立ち寄ってみてください。

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テラス席のあるウッドデッキを歩いていくと…

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アイガーを前にして食事が! 景色が素晴らしいです。

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最高のレストランです。奥の展望台に登ることもできます。眩しいので、みなさんサングラスかけてますね。日差しが強いです。

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まずはコーヒー。この景色を前にして、不味いわけがない。ビールも絶対美味しいでしょうね。

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でっかいハンバーガー。味はもちろん美味しいし、バンズのセサミもいろいろでおもしろかった。

合計で25.5CHFでした。ちょっとお高い気もするけど、景色もいいし、ボリューミーだし、高地で運ぶのも大変ですから、値段相応ですね。またいきたいです。

食事を終えた後、奥の展望台に登りました。ぐるっと一周撮っています。

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クライネシャイデック方面がみえました。レストランだけ行きたかったら、こちらからの方が圧倒的に近いです。

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ミラーレス一眼で撮ると、岩壁のゴツゴツとした表面や紋様、落ちる寸前の氷河のざらついた感じがよくわかります。

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アイガーはこんな感じ。この地方の守り神ですね。

レストランを出て歩き出すと、クライネシャイデック駅はすぐそこです。

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最後まで絶景でした。寝転びたくのも良くわかる。旅行から1年経ったし、この家はもうできているのかな。

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クライネシャイデックに到着し、無事に電車でグリンデルワルトに戻りました。

 

お茶にトライ

ホテルでさっぱりしたのち、ご飯を買いに、COOPに行きました。いい加減、無糖のお茶が飲みたいと、飲み物コーナーで片っ端からペットボトルのお茶を買い続けていました。残念ながら、結局全て砂糖入りでした。ブラックティーなのに、加糖とは…。 ちょっと悲しい気持ちになりました。

 

この日のまとめ

ここも最高のハイキングルートでした。ベルナーオバーラント地方に行くなら、絶対歩いておくべきだと思います。

一応Vバーンプロジェクトだったかで、今年ぐらいからはグリンデルワルトからメンリッヒェンのアクセスが良くなるみたいなのを聞いた気がするので、わざわざラウターブルーネン 側に回らなくても良くなるようです。

 

次回(フィルスト編)へ続く

新しい生活の振り返り(日常コンピレーション Vol. 1)

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とあるイルミネーション会場にて。夜が早くなりました。

 こんにちは、@heat02zero です。

気づけば、今年も残り100日を切ってしまいました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

半年以上にわたり、極力出かけない、人混みにいかない、という新しい日常の中に身を置くことになりました。振り返ると、最後に遠出したのは二月の関西。残念ながら、まだ生活圏を大きく超えた、新しい旅に出かけることが躊躇われる日々です。来春までは、海外旅行の判断も難しそうです。

そんな状況で過ごした半年間。できることはたくさんありました。むしろ、新しいこと、やったことがないことをやってみるいい機会だったのかな、とも思います。そのなかで、印象に残ったこと、面白かったことを、オムニバス形式で紹介してみようと思います。何回かに分けようと思うので、読むラジオみたいな感じで楽しんでいただければと思います(もちろん、旅行記のラストスパートの合間に、ですが)。

 

今回の目次

  • 自宅カフェ計画
  • ルームスプレー/ハンドウォッシュを買う
  • オンラインでの学会発表
  • 珍しいコーラを飲む

 

自宅カフェ計画

自宅で仕事する頻度が増え、家で過ごすことが増えました。カフェやコーヒー好きの自分にとって、コーヒーを飲みにいったり、カフェを探しに行けない、というのは、なかなかに辛い日々でした。そういう状況になってくると、コーヒー好きとしてはやはり、自宅で美味しいコーヒーを飲めるようにしていこう、と考えるようになるものです。コーヒー豆自体はネットで取り扱ってくれるお店も増えたことから、自宅カフェに向けて、機材を新調したり、揃えることにしました。

今回購入したのは、コーヒーグラインダ と マキネッタ です。

 

コーヒーグラインダ

これまで、手挽きのミル と プロペラタイプのコーヒーグラインダ を使っていたのですが、ひとつ、難点がありました。それは、適度な粗さの豆を、大量に、そして手軽に挽くことができなかったことです。これは、水出しアイスコーヒーを作る際に特に問題でした。

 

手挽きのミル と プロペラタイプのグラインダ の違いは以下です

 

★手挽きミル 豆を挽く時間:× 豆の荒さ調整:○

  • 均一の荒さの豆を挽くことが可能
  • 一度に挽ける量が少ない
  • 時間も体力が必要(ハンドルを死ぬほど回さなければならない)

 

★ プロペラ  豆を挽く時間:○ 豆の荒さ調整:×

  • それなりの量を圧倒的なスピードで挽くことが可能
  • プロペラの回転によって豆が砕かれるため、豆の粗さはバラバラ or 時間かけて 極細粒
    →荒さがバラバラだと、味に雑味。極細粒だと、点滴タイプの水出しコーヒー機器のフィルタがつまり、抽出ができない。
  • 細かくしようとすると、それなりの時間挽くことになり、豆に熱が加わってしまう
    →水出しの良さである味が熱によって変わってしまう
  • 高速回転するプロペラは必要以上にうるさい

 

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コーヒーグラインダ。静電気除去も付いており、落ちてくるこなが散らばりにくい。

これら二つの弱点を解決してくれるのが、カフェや喫茶店でも使われるコーヒーグラインダです。スイッチを押すだけで、大量の豆を均一に挽くことができます。これにより、手軽に水出しアイスコーヒーを大量につくることができるようになり、今年の夏は大変お世話になりました。自分はカリタのコーヒーグラインダを買いました。高い買い物でしたが、いい買い物だったと思います。

 

マキネッタ

もう一つ購入したものが、マキネッタです。簡単に言うと、エスプレッソを抽出するためのやかん、みたいなものです。パーツは大きく、上下、の二つで構成されており、水とコーヒー豆をセットする下のパーツと、エスプレッソが抽出される、上のパーツからなります。

まずは、抽出するための下準備をします。下のパーツに水を注いだのち、上にフィルターをはさんで、細かく挽いた豆を平らに敷きます。その後、上のパーツをクルクルと回して取り付けます。

次に、抽出に移ります。コンロにかけてしばらくするとボコボコとマキネッタが音を立て始めます。沸騰が始まったようです。下のパーツの中で沸騰した蒸気が圧力を逃すために、豆の層を通り、上のパーツから出てくることで、濃いコーヒー(エスプレッソ)を抽出されます。湯気が上がってくると同時に、部屋中をコーヒーの芳しい香りが広がっていきます。火を止め、しばらく抽出が終わるのを待って、エスプレッソの抽出は完成になります。

眠気覚ましの一杯としてそのまま飲むのもいいですが、やはり、自分のオススメはカフェラテです。ゆっくりと注ぐことで、牛乳の層とコーヒーの層が綺麗に分かれる様子、ゆっくりと混ぜる、ゆらゆらと溶け込んでいく様子はたまりません。牛乳のコクが、エスプレッソの濃厚を保ちつつも、直接的な苦味をやわらげていて、とても美味しいです。

 

ルームスプレー/ハンドウォッシュを買う

家で仕事をする時間が増えると、いろんなことに気づきます。その一つが、部屋の香りです。これまで、家で長時間作業をすることがほとんどなく、気づかなかったのですが、無味無臭というのは、ときに息苦しさを感じさせる時があります。もしかしたら、部屋を閉め切っていることで、二酸化炭素濃度が上がったため、という可能性も否定できませんが、自然の香りといった、安らぎの香りは、心地よい部屋作りにはあったほうがよいのかもしれません。

ということで、思い切って、いいルームスプレーとハンドウォッシュを買うことにしました。自分は初心者ということもあって、ネットで調べて、よさそうなものにしました(こういうときに遠隔でもかおりを感じられるものができるといいなともおもいました…)。結局、有名どころのAēsop.で購入しました。

導入の結果、生活空間が少し彩られたように思います。手を洗えば、花の香りが人のいる暮らしを思わせ、ルームスプレーを広げれば、閉塞感のある部屋が、あっという間にグランピングをしているかのような心地の良さに包まれました。

もちろん、換気も一つの手ですが、遠くに出かけにくい今、そういった形で安らぎを部屋にもたらしてみるのもいいかもしれませんね。

 

オンライン学会発表

ご存知の通り、自粛状況下では、いろいろなイベントで影響が出ました。よく報道されていたのは、アーティストのコンサートや映画館、観劇といった娯楽関連のものが中心でしたが、学会もそのひとつでした。今年開催されていた(される予定の)学会の多くがオンラインでの開催を余儀なくされました。

自分も、春に国内学会で参加・発表をする機会があったのですが、オンラインでの開催は、いろいろと新鮮さを感じる機会となりました。そのひとつがポスター発表です。例に漏れず、ポスター発表もオンラインで行われたのですが、いつもと雰囲気が大きく異なりました。

通常のポスター発表では、会場にずらりと並べられたポスターの通りを参加者がひしめき合っており、さながらお祭りの屋台通りのような光景でした。がやがやとした中、人の頭の上にちょびっと顔を出すポスターの論文タイトルを眺めながら、まさに「密」といった感じに込み入った人通りを流れていくのが風物詩でした。

一方、オンラインでの発表はその真逆でした。人を気にせず、ポスターの細部に集中できる。まわりのうるささを気にしなくても良い。チャットを使い、いつでも質問ができる。必要な文献リンク等をチャット欄に貼り付け、その場で確認することもできる。総じて、いいことの方が多いようにも思えました。

しかしながら、発表や閲覧をする中で、オンラインならではの問題があることに気づきました。それは「相手がみえない」ということです。対面では、参加者がどこを見ていて、どこに興味があるのか、また、こちらの説明が理解できているのか、いないのか、といったところを表情や仕草から得られていたのですが、オンラインでの発表では、それが難しくなりました。また、複数人での議論に入ることも難しそうでした。

総じて、議論を遮るものが減った一方、深い議論をするために、人が当たり前のように用いていた対面コミュニケーションの良い部分が削られてしまっていたように感じられました。もちろん、新しい環境下での慣れも一因だったとは思いますが、その場で議論するからこそ生まれる、生の空気感、みたいなものをオンライン発表で得ることはまだまだ難しいように感じられました。

 

珍しいコーラを飲む

コーラ、といえば、皆さんが思い浮かぶのは、どのコーラでしょうか。大抵の人は、コカコーラ、もしくはペプシかと思います。

しかし、世界に目を向けると、さまざまなコーラがあったりします。たとえば、インカコーラ(黄色いコーラ)や台湾コーラなんかがありますよね。

そんな様々なコーラがあるなかで、ずっと飲んでみたいなと思っていたコーラがあります。それは、キュリオシティコーラというものです。なぜ、気になっていたかというと、どこのサイトを見ても、世界一美味しいと評されている、と書かれていたこと、加えて、ちょっとオールドなフォントと、狼らしき動物が描かれた、特徴的なデザインのボトルフィルムに魅力を感じたためです。

試しに、アマゾンなど価格を調べてみると、輸入品ということもあり、非常に高い。なんでこんな値段するんだ、と声が漏れました。下手すると、スーパーで買うコカコーラの8~10倍近い価格で売られているものもありました。さすがに、これに手を出すのはな…とためらっていたのですが、先日、幸運にも、輸入系スーパーで見つけることができました。値段は、普通のコーラの倍くらいしますが、それでもネットの価格に比べたら非常に安く、即買いしました。

で、肝心の味はどうだったのか、と言いますと、ファーストコンタクトは、コーラのお菓子の味(例えばコーララムネみたいなものがありますよね)に近く、刺激の抑えられた甘い味わいでした。その後、後味としてやってくる風味が、ちょっぴり変わっていて、なんといったらいいのでしょうか、コカコーラにはない、ほのかな薬草のような味わいがしました。

総じて、コカコーラやペプシと比較して、刺激やパンチややおとるものの、上品な味わい、風味に感じられました。ゴクゴクと飲み干したい方には、喉越しや味わいが足りないかもしれないです。個人的には、普通のコカコーラの方が好きだなと思いましたが、また一ついい経験ができました。

 

文字ばかりなのに、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

たぶん、その2に続きます。

 

2019 9月スイスひとり旅 その20(晴れのミューレンハイキング 後編)

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ミューレン駅前のベンチより。ユングフラウ方面が一望できる。ずっと座っていたいですね。

こんにちは。@heat02zero です。

ついに、旅行記は20回の大台に突入しました。少しずつ、旅の終わりが見え始めました。

もうしばらくお付き合いいただけますと幸いです。

 

今回は、ミューレン駅に向けたハイキングと、ラウターブルーネンへの帰路です。

前日との天候差も見所になっています。

 

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

メインストリートに向けて

小休憩で甘味を堪能したのち、ミューレン駅方面に向けて再出発です。

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あとは下るだけ。ミューレンのメインストリートに向けてハイキング再開。

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振り返ると、先ほど滞在したレストラン(その19参照)が見えます。左奥が、シルトホルン行きロープウェイの中間駅、ビルク駅です。

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途中の木立を抜けるとミューレンの街並みが見えてきました。

メインストリートに到着し、前々回あたりで通った道に合流しました。

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曇り編(その18)でも紹介したアルメントフーベル行きのミューレン駅。天気が良く、先のトンネルまで見えました。

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前日との比較。印象が全然違いますね。

家々の並ぶ道を進んでいくと、ミューレン駅が見えてきました。

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一気に視界がひらけます。

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こちらも曇り編(前日)との比較。ミューレンには、絶対に晴れの日に行きましょう!

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ウェンゲン・メンリッヒェン方面、稜線もくっきり観えます。最高です!

 

ミューレン駅に到着

駅の手前には、木陰とベンチがありました。

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日差しは強いですが、のんびりできます。

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景色、良すぎませんかね…。ずっと居たくなります。

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後ろから。ユングフラウ三山をゆっくりと眺められます。

動画だとより雰囲気が伝わるかと思います。

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ミューレン駅の出口から、座っていたベンチの方向の写真を撮りました。次はミューレンで泊まるのもありですね。

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ユングフラウ方面にホテルが向いているので、ベンチから観えた絶景が楽しめそうです。

 

ラウターブルーネン へ

 十分に絶景を楽しんだのち、ラウターブルーネン への戻りました。行きはハイキングだったので、車窓が楽しみですね。

以下、グリュッチアルプ駅までの車窓の一部です。

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 日差しも気持ちよく、綺麗な車窓を楽しむことができました。

 

ラウターブルーネン到着

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ロープウェイのラウターブルーネン駅。グリュッチアルプからラウターブルーネン に戻ってきました。

休憩がてら、駅前のCOOPでりんごサイダーを購入しました。

シュタウプバッハの滝方向に目を向けると、昨日よりも綺麗な景色を楽しむことができました。

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日差しは強いですが、谷あいの様子がよくみえます。

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昨日と同じ位置から。

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前日との比較です。やはり晴れた日に訪れたいものですね。

さらに、一眼で写真を撮ると以下のように撮れます。迫力が違いますね。

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岸壁、滝のしぶきが鮮明にみえます。やはり、風景写真はいいカメラが必要ですね。

快晴のハイキングを楽しむことができました。無事に、前日のリベンジができ、とても大満足のミューレン散策になりました。 

やはり、山岳観光の際には、天気は重要な要素になることがお分りいただけたと思います。

訪れる際には、余裕を持った日程で、後悔のないよう計画立てすることをお勧めします。

 

次回(ウェンゲン・メンリッヒェン編)に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その19(晴れのミユーレンハイキング 前編)

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グリュッチアルプ〜ミューレン間のハイキングコースにて。ユングフラウ三山、ユングフラウヨッホ、求めていた絶景がそこにはあった。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回はスイス旅行8日目。前日、のリベンジです。

前回はこちら

heat02zero.hatenablog.com

 

 

この日の予定

昨日ハイキングしていなかったので、結果としてかなりハードになりました。

グリンデルワルト〜ラウターブルーネン  :電車

ラウターブルーネン〜グリュッチアルプ  :ロープウェイ

グリュッチアルプ〜ミューレン      :ハイキング

ミューレン〜ラウターブルーネン     :電車+ロープウェイ

ラウターブルーネン〜ウェンゲン     :電車

ウェンゲン〜メンリッヒェン       :ロープウェイ

メンリッヘン〜クライネシャイデック   :ハイキング

クライネシャイデック〜グリンデルワルト :電車

 

晴れ渡る朝

朝6時に起きて、カーテンを開けました。見事な快晴。空に雲がありませんでした。

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稜線がくっきり。爽やかな朝。

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旅も終盤になると、朝食も固定化されてしまいました。相変わらずクロワッサンが美味しい。

今日こそは、絶景が期待できる。

昨日と同じく、ラウターブルーネン に向かうことにしました。

 

まずは、前日同様、グリンデルワルトからズウィルチーネ駅に向かいます。

グリンデルワルトからの電車の車内からは、アイガー北壁がとても綺麗に見えました。

以下、車窓です。

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景色もそうですが、イヤホンで聴いていただくと、電車の低い車輪音、車内のこもった感じ、車内アナウンスなど、より臨場感が伝わるかと思います。

途中、新しい駅を建設しているところがありました。

めちゃくちゃ雄大な景色。

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爽やかな朝の車窓を楽しめました。

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ズウィルチーネン駅到着。ラウターブルーネン方面(右)にも雲はなさそう。

 

グリュッチアルプの全貌

ラウターブルーネン駅に到着し、早速、グチュッチアルプ行きのロープウェイに乗り換えました。

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ゴンドラに乗り込む。ロープウェイの全貌が!

昨日は見ることのできなかった、グリュッチアルプ駅が、麓からもしっかり見えます。

前日の写真とサイズを同じにして比較してみました。

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前日朝(左)と本日(右)。印象が全然違う。天候の重要さがよくわかりました。

期待に胸を膨らまし、グチュッチアルプ駅を目指します。

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グリュッチアルプ駅到着。

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快晴! 最高!

ちょうどアイガーから太陽が昇るところでした。かんかん照りです。

おばあちゃん、ありがとう、と内心思ったのでした(その18参照)。

 

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昨日乗り換えた、ミューレンゆきの電車です。今日はここからスタート。

 

 

ミューレンへ向かって

最高の天気の中、さっそくハイキングコースを進みます。

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登っていきます。向かいにはウェンゲンがくっきり見えました!

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電車がミューレンへと出発しました。

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遮るもののない、最高のハイキング日和です。アイガーから太陽が昇ってきました。

線路と並走していたハイキングコースは徐々に右へと逸れ、森の中へと道が続いていきました。

ところどころ、拓けた丘になっており、常に左側がビューポイントになっていました。

途中、ヘリの音も聞こえ、遊覧飛行も楽しそうだなと思いました。 

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日差しが強い。木陰が心地いい。

VS 牛

途中、牧場?のなかを突っ切る箇所がありました。

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のびのびと暮らす牛たち。

彼らは入り口付近に溜まっており、やってきた自分を見つめ、気にしていました。

ハイキングコースが続くのは中央に見える、回転式の棒があるところです。

頭突きとかされるのでは、という不安から、少し様子を伺い、入り口が開いてから、突破しました。

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めっちゃ尻尾ふってますね。

無事に突破し、森の中を抜けていきます。森の中にも自由に歩き回る牛たちがいました。

 

ハイキングコースを独り占めする喜び

 次の森を抜けると、また一段と拓けた場所に出ました。

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森林限界の境目を歩いていく。

すれ違う人はおらず、この絶景を独り占めです。最高でした。

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 左を見れば、いつでも山々を拝むことができます。

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クライネシャイデック、ユングフラウ3山がくっきり。ユングフラウヨッホも。 "これ"が見たかったんだよ。

 

快晴で、本当に日差しが強いので、本来であればサングラスや日焼け止めをした方が良いです。自分はまぁ大丈夫だろう、と塗らなかった結果、かなり日焼けしてしまいました。

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氷河が日差しでまばゆく反射している。

 

絶景を拝めるベンチ

おそらく、このハイキングコースのベストビューポイントだと思います。

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記事のトップ画像にも同じ場所からの写真を貼っていますが、本当に最高の場所です。ワープできたらいいのに。

巨大な地形、氷河、高地に立つ街並み。のびのびと暮らす牛たち。

 

ベンチに座って。カウベルが鳴り響いている。

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時々すれ違う人に挨拶、だいぶなれてきました。

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すれ違う人との挨拶にも慣れてきました。

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ユングフラウヨッホもよく見えた。

景色もいいことから、ほかのハイキングを楽しむ人々もこの近辺で休憩していました。

 

その18で立ち寄った、アルメントフーベルに行くほうの、ミューレン駅からいける、アルメントフーベル駅付近にきました。

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すごい地形だ…。岸壁にそびえているのが、シルトホルンに向かうロープウェイの中間駅であるビルク。

 

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ちょっと一息。

ハイキングコースが終わりに近づき、休憩することにしました。

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一つ前の写真の中央に見えていたレストランにきました。テラス席に行きます。

Restaurant sonnenberg というところです。

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まずはアップルサイダー。やっぱりうまい。

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バニアライス。酸味のある果物も体に染み渡った。

二つで8CHFでした。山岳リゾートならまぁ、普通の価格でしょうか。

 体力回復できました。

あとは下るのみ、ミューレンまでもうすぐそこです。

 

次回(後編)に続きます

2019 9月スイスひとり旅 その18(曇りのミューレン編)

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ミューレン駅のプラットフォーム。掲揚されているのは、ラウターブルーネンの市章(左)とベルン州旗(右)。車両は昔ながらの内装で、一両編成。

 

こんにちは。@heat02zero です。

今回は前回に引き続き、スイス旅行7日目。曇り模様のミューレンでの散歩の様子をお届けします。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

グリュッチアルプへのロープウェイ

ラウターブルーネンの駅前から、グリュッチアルプ行きのロープウェイに乗ります。グリュッチアルプは、ミューレンへアクセスするための中継駅になっています。ロープウェイはかなり大きく頑丈な作りで、搭乗時も賑やかでした。

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あいにくの曇りで到着地点が見えませんでした…

出発すると、グングンと登っていきます(下の動画)。

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ラウターブルーネンの風景を一望できます。


グリュッチアルプ

到着し、目の前の改札を抜けると、ミューレン行きの電車が待ってくれています。

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電車の車内より。前方にみえるロープウェイからの乗り換えです。同じ建物内なので、乗り換えがとても楽。

ここ、グリュッチアルプ駅から降りることもでき、ミューレン方面へハイキングも楽しむことができます。翌日のリベンジ編では、ここで下車し、ミューレンに向けてハイキングしましたので、そちらも要チェックです。 

 

I wish your sunshine

ミューレンに向け、列車が進み始めました。一両編成の車両は長く使っているのでしょうか、修繕がされた昔ながらの内装でした。その一方、線路はきれいに舗装されています。それにしても、よくこんな崖の上まで荷物を運んで、鉄道を建設したな、と思いました。山岳鉄道王国おそるべしですね。

残念ながら、車窓は真っ白。サイレントヒルのような世界を、ただ駆け抜けていくのみでした。

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ご覧の通り、視界は真っ白。映画"ミスト"を思い出します。ちゃんとミューレンに到着するのでしょうか…。

きっと、その残念さが、表情に出ていたのでしょう。向かいに座るおばあちゃんに話しかけられました。

「どこからきたの」

「日本からです」

「まぁ、そうなの」

そして、一言。おばあちゃんは元気付けてくれました。

"I wish your sunshine"

あなたが笑顔になりますように。きっと晴れますよ。いいことありますよ。そういうニュアンスなのでしょう。その言葉は、この旅を通じ、自分の"お守り"になりました。

翌日、その効力が発揮されることになるとは、当時は思いもしませんでした。

 

ミューレン

ミューレン駅に無事に到着しました。相変わらずあたりは真っ白です。

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シンプルなプラットフォーム

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駅舎。ガスの先は何がみえたんだろう。

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駅前には、ホテルが軒を連ねています。本来、絶景が拝める(次回か次々回の記事参照)ので、ここで宿を取るのも良いと思います。

左の道を進むと、シルトホルン行きロープウェイのミューレン駅。右の坂を登っていくと、アルメントフーベル駅へ行くことができます。分岐はしていますが、奥で道がつながっており、ぐるっと回ってくることができます。自分は、左回りで歩いてみることにしました。

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穏やかな雰囲気ですが、雑貨屋やお土産、レストランなど、山奥にしてはかなりお店があった印象です。

歩いてみた雰囲気は下に動画を載せたので、参考になると思います。

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編み物やさん。見覚えのあるマスコットキャラクターがいました。

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屋外チェスが庭先にありました。天気がいい午後に遊んでいらっしゃるのかな?

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駅が見えてきました。左は麓から、右に隠れている駅舎が、シルトホルン行きです。

 

ミューレン駅(ロープウェイ)で一服。

駅舎の中では、シルトホルン行きの人たちが列をなしていました。シルトホルンからのリアルタイムビューカメラを確認したところ、部分的に晴れているようでした。しかし、情報を確認すると、これ以上の天候回復が見込めないようでした。シルトホルンは諦め、駅の中のカフェで軽食を取ることにしました。

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カフェの窓より。相変わらず景色は一面の白。

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ピザとコーラ(12CHF)。ピザの値段は割と(スイスの高地での食事としては)良心的だった気がします。コーラの味が若干違うように感じられたのは標高のせいでしょうか。チェリー感がありました。

 

ミューレンへ折り返し

アルメントフーベル駅を経由して、折り返すことにしました。

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スイスの家屋っていいですよね。花が飾られていて、彩りがある感じが好きです。

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アルメントフーベル駅に到着しました。

一直線に駆け上がっていくようです。

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一帯のマップがありました。拡大してみます。

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今いるアルメントフーベルが3番。シルトホルンが1番です。明日は黄色のハイキングコースを歩きます。

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ミューレン駅が見えてきました。この景色が本当はどのような姿なのか。次回をお楽しみに!

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この何も見えない風景が、恐ろしい絶景に様変わりします。

 

帰路

散策を終え、ミューレン駅から、ラウターブルーネンに向けて戻ります。

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プラットフォームに降りてきました。ドイツ語、フランス語、英語で"さよなら"と記されていました。ここはドイツ語圏のようです。

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人がいなくて、かえって写真が撮りやすかったです。

帰りは遠足に来ていた保育園?の子供達がたくさん乗ってきて賑やかでした。

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標高が下がってくると、少しずつ視界が回復してきました。向かい側に見えるのはウェンゲンでしょうか。

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グリュッチアルプまで戻ってきました。

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ラウターブルーネンに向けて下っていきます。

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かなり視界がクリアになりました。

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すぐ奥にラウターブルーネン駅が見えます。


ラウターブルーネン到着。グリンデルワルトへ。

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ラウターブルーネン駅のプラットフォーム。インターラーケンオスト行きの電車が来ました。

ラウターブルーネンの駅前にあるCOOPでアップルサイダーを購入し、喉を潤した後、ホテルのあるグリンデルワルトに戻りました。

 

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行きと同じように、分岐駅のZuweilütschnen駅で乗り換え。麓の天候は回復してきたようです。

今回のミューレンの天候は残念でした。そのため、リベンジをすることにしました。

翌日のリベンジでは、景色がとんでもないことになりました。ぜひ違いを見てもらいたいです。

次回に続きます。

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2019 9月スイスひとり旅 その17(曇りのラウターブルーネン編)

 

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ラウターブルーネン駅より、シュタウプバッハの滝(中央)へ向かって歩く。遠くからでもその巨大さがわかる。

こんにちは。@heat02zero です。

一人スイス旅も、ようやく7日目。今回はラウターブルーネン編です。

 

前回はこちら。

heat02zero.hatenablog.com

 

初めての曇り

スイス旅行を通じて、唯一、曇りの日だったのがこの日でした(むしろ旅を通じて1日しか曇らなかったことの方が奇跡ですね)。

6時ごろ起床し、痛みに襲われました。そう、とうとう筋肉痛がやってきたのです。左右の腿裏からお尻にかけて、ジンジンと痛みがやってきました。それもそう、スイスにやって来る前のトレーニングは、平地でのジョギングや筋トレばかりで、登山のためのトレーニングではなかったからです。加えて、昨日の4時間もの下りハイキングが、ダメ押しとなりました。

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朝食を食べながら、いつも通り、食堂に設置された天気予報を確認する。

残念ながら、今日は一日くもりのよう。

 

疲労もピークのようだったので、休養日にすることにしました。

急ぐ必要のなくなったので、9時ごろホテルを出ました。

 

ラウターブルーネンへ

グリンデルワルト駅からまっすぐ行く手段がないため、グリンデルワルト駅から麓の分岐駅である、Zuweilütschnen (ズウィルチーネン?)駅に向かいます。

この駅は、インターラーケンオスト駅からやってきたベルナーオーバーラント鉄道の電車が、グリンデルワルト方面と、ラウターブルーネン方面に分岐しています。

この駅で少し待ったのち、ラウターブルーネン方面の電車に乗り換えました。

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それぞれの方面に向かう電車が前後の車両で異なるため、切り離しの作業があります。

ラウターブルーネン駅に到着すると、駅前からすぐにシュタウプバッハの滝が見えました。

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緑と絶壁にかこまれた素敵な駅です。

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ラウターブルーネン駅(右奥)を出て少しずつ登っていきます。

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同じ位置から振り返ると、滝が流れている様子がみえました(中央右)

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滝はもうすぐです。

歩いて10~15分ぐらいだったと思います。

シュタウプバッハの滝

見上げるほどの高さの滝は圧巻でした。落差約300mもあるため、滝がそこに着く頃にはミストになっています。

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ビューポイントで写真撮影。スマホを縦にして撮影しないと収まりません。

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滝に近づける場所があるため、そこに向かいます。結構な登り。杖がありました。

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巨大な断崖絶壁に圧倒されます。

内部に潜入

この急な坂を登り、手彫りのトンネルを抜けていくと、滝を内側から見られる場所まで行くことができます。しぶきで足場が滑るため、手すりなどにつかまりながら慎重に登ります。

下記動画にあるように、かなり飛沫が飛びます。村が一望でき、いいビュースポットでした。

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内側からはこんな感じ。

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こんな感じで柵はついているので、靴だけ注意しましょう。

無事に戻ってきました。

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行くまでに観た映像では、ラウターブルーネン一帯はかなり窮屈な印象でした。

実際に訪れると、そんなことはありませんでした。

やはり、映像と、実際に行って感じるものには大きな乖離があるな、と改めて感じました。

滝以外は穏やかで何もない村、という感じの映像に作られていたためかもしれませんが、実際には、立派な駅舎があり、駅周辺は整備されており、人もまぁまぁいました。この滝より先は、もっとのどかでイメージ通りでしたが、やはり、実物を自分の目で見ることに、動画は勝てないな、と改めて思いました。

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駅に戻る

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次回はラウターブルーネンに泊まるのもありだな、と思った。

一通り滝を堪能したため、次の目的地に向かいます。ラウターブルーネン駅の目の前にある、ロープウェイです。これに乗ると、グリュッチアルプ、さらにそこからミューレンへの鉄道に乗り換えることができます。シルトホルンへ行く人がたどるルートです。

 

次回(曇りのミューレン編)に続きます。

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