僕はまた、旅に出る。

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今年を振り返って / 読んでよかった小説とか

一月にブログを始めてから早くも一年が経とうとしています。適当ながらも、毎月一度更新するルールで記事投稿を続けてきました。今回は今年の振り返りをしようかなと思います。加えて、今年読んでよかった小説の紹介もしようと思います。

 

ブログの当初の目的は、「少しは需要はある(はずだ)けど、あまり書いている人がいない内容・情報」を書いていこうと、大学院の後期入試(+α)の記事を書きました。ありがたいことに、反響がけっこうありまして、後輩からも「みてました」なんて声も聞き、書いてよかったなと思いました。

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学部四年生の頃には想像すらしていなかった、奈良での二年間はあっという間で(こちらはまた三月ぐらいに書けたらいいな)、研究の合間に近畿地方を含む、いくつかの場所に出かけました。奈良の良いところは、交通の便が良いのに観光地でも息苦しさがないところかなと思います。こう、どこか落ち着いた空気が、研究の合間のリフレッシュになったような気がします。南部へ行くほど秘境感が増して、長野とか、北海道にも引けを取らないような自然を満喫できるので、キャンプとか楽しいだろうなと思いました。

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あと、ブログを始める少し前(ちょうど一年前!)に、年末年始に初めての海外旅行として台湾へ行きました。異国で迎えた新年はとても新鮮でした。写真は割愛していますが、初めての海外旅行記として、行った場所や必要経費、コミュニケーションの必要場面なんかも書きました。一人の時間を作って、電波に頼らず歩いてみる、なんてことも、とても良い経験になりました。

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あと、今年の大きなイベントとして就職活動を経験しました。学部の頃には就職活動を経験していませんでしたが、受験体験記や、自分のやりたいこと、学んでいる技術をまとめていたことが、結果として就職活動にもうまく活用できました。そのおかげもあって、学部の時には経験できなかったであろう、新しいこともたくさん経験できました。

企業へのインターン/訪問

学部の時は研究所でのアルバイト経験がありましたが、冬のインターンではいわゆるメガベンチャーでのインターンを経験し、「研究」と「開発」、どちらをメインにやりたいのか(自分に向いているのか)、自分がやりたい仕事とは一体なんなのか、社会人として働いていく中で、自分が何を重視するのか、そういった点を現場での実習・開発で学ぶことができました。

ハッカソン

年明けに初めてのハッカソン、翌月には二回目のハッカソンと、様々な分野の人たちが集まり、一つの目標に向かって短期間で取り組むという貴重な経験ができました。新しいつながりができたり、他の分野の人から見た、「自分の研究分野」について知ることができました。こちらも記事にまとめました。

いろんな新しいつながり

活動のために外に出る機会が増えたこともあって、いろんな人と話す機会、新しいつながりや知識を得ることができました。大学院生までくると、自分の周りが同じ分野ばかりになりますが、まったく関わりのなかった分野の人とも知り合いになれたことはとてもよかったなと思います。

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今年の後半は研究メインでいろいろとやっていました。そちらも今後の自分の仕事に活きるであろう、貴重な時間を経験させてもらっています。最後までしっかりやっていきたいです。

 

あとは、自分の興味のある分野や研究分野に近い内容のゆるふわ小話をいくつか書きました。この辺の分野の話はまた書くんじゃないかなと思います。

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最後に、今年読んでよかった小説を紹介して終わりにしようと思います。今年は少ないですが、40冊ぐらい?読みました。

荒野(桜庭一樹
少女が大人の女性になる。そんな青春時代のすべてを描ききった作品。中学一年生だった幼い荒野が恋を知り、複雑な家庭環境の中で葛藤し、成長していく。思春期の少年の成長は「大きな音が聞こえるか(坂木司)」が思い浮かぶが、少女の成長をしっかり描いている作品はこれだ、という感じ。
 
ランボー怒りの改新(前野ひろみち)
奈良を舞台にした短編集。今住んでいるところが出ているからという理由で購入した。出てきた人間が短編を通り越してリンクする。三作め・四作め>一作め>二作めの順で好き。あとがきにもあるが、この人がこの街に住んでいるのだと思うとなんだかとてもワクワクした気持ちになった。奈良とか近鉄奈良線沿いの人はかなり楽しめるんじゃないかなと思う。
 
いちご同盟三田誠広
自殺を考える主人公と、病床の少女の話。人が必ず死ぬ中で、どうして生きていくのか。とても考えさせられた。比較的短い小説であるにもかかわらず、そのエッセンスみたいなものがうまく詰め込まれてた。
 
厭世マニュアル(阿川せんり)
マスク依存症の独特なキャラクター(と口調)と、しゃべる「マスク」。読了感が、自分の現状や考え方が主人公の立ち位置か、他の登場人物の立ち位置かによって、良くも悪くもなる、面白い作品。
 
自由なサメと人間たちの夢(渡辺優)

今年読んだ短編集の中で一番好き。というか、今年読んだ小説の中では一番好き。一気読みしてしまった。夢と現実のはざまにいるような感じなんだけど、どの作品も鋭さも持ち合わせていて、久々にわくわくした(読んで!)。

 

来年からブログ投稿について

来年の春からは社会人ということで、また生活が変わりますが、適度に何か書き残していければ良いなと思います。たぶん、技術解説とかは自分には向いていないので、今まで通り、自分の興味のあることとか、他の人があまり書いてなさそうなを内容を書いていくと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。来年もどうぞ、よろしくお願いします。たくさんの人の役に立つ内容は書けないかもしれないけれど、困っている誰かを少しぐらい助けられればいいな、と思います。