僕はまた、旅に出る。

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ハッカソンって何ぞや? 所感と参加のススメ

こんにちわ。@heat02zeroです。今年に入り、ハッカソンへの初参加、二回目のハッカソン参加の機会をいただきました。
 
自分も以前から「ハッカソン」という名前は聞いていましたが、「なんかすごいハッカーが集まって腕前を耐久で競い合う大会(競技プログラミングの派生)」であるとか、「ものすごいセキュリティーをハッキングで破るハッキング大会」という変なイメージを抱いていました(単に調べもしない情弱だった)。しかし、実際には全然違うし、参加すると楽しかったので参加してもらいたいなぁ、ということで少しまとめておこうと思います。参加経験が少ない中で得たことですので、間違い等ありましたらご容赦下さい。
 

1.ハッカソンって何ぞや?

ハッカソンとは、hack + marathonの造語で、限られた時間の中でサービス、システム、アプリケーションなどをアイディア・企画からプロダクトのプロトタイプまでをチームで開発するイベントで、最近では企業の新サービス創造や街おこしの一環としても開催されています。
 

2.どんな種類があるの?

いろんなタイプのハッカソンがあり、興味や目的に応じて参加してみると良いです。
・企業の持つデータやハードウェアの活用重視
・ビジネスへの発展性重視
・アイディア重視
・社会的課題解決重視
 

3.ハードル高いんじゃないの?

ハッカソンによりけりですが、初心者や老若男女、いろんなバックヤードを持った人が参加できるよう、ハッカソンに入る前に講義を聞くことができたり、レクチャーしてもらえるタイプのハッカソンも最近ではたくさん開催されています。調べてみると良いです。
 

4.どんなメンバー募集があるの?

以下の分類で募集がかけられることが多いと思います。チーム開発において最低限必要とされるメンバーは以下の三つで、それらの中で複数のスキルを持つ人は、オールラウンダーなどとして参加してます。
プログラマ(エンジニア)
・デザイナー
・プランナー
・オールラウンダー
 

5.それぞれの役割や必要とされているスキルは?

役割:ハード、ソフトなどの知識を有し、開発を担当。
スキル・やること:組み込みコンピューティング、機械学習、Webアプリケーション、Android/iOSアプリケーション開発など。
 
デザイナー
役割:読んで字のごとく、プロダクトに関するデザインを担当。
スキル・やること:UI・UXなど。ハードウェアをつくるのであれば、使いやすさや、美しいデザインの設計。プレゼンやサービスのロゴ作成など。Prott, Popなどのプロトタイプアプリ
フォトショップイラストレーターを用いたデザイン作成など。
 
プランナー
役割:プロダクトをビジネスとして売り出すために必要なビジネスモデルの策定等を担当。
スキル・やること:ビジネスモデル構築、ペルソナ(ターゲットとする顧客の例)作成、市場調査、ユーザーインタビューなど。
 
※あくまでも一例です。ハッカソンでのチームによって担当内容を兼ねたり、複数人でおこなったりすることがあります。
 

6.チームはどうやって集まるの?

主催者側で予め調整されたチームを組む場合や、チームでの応募が条件だったり、その場でアイディアに共感した人間が集まるなど、これもハッカソンごとに異なっています。
 

7.ハッカソンはどんな手順で進行するの?

簡単に手順を紹介します。
 
1.アイディア出し(アイディアソン)
    発散フェーズ:思いつく限り、テーマに沿ったアイディアをできるだけ出す。
    収束フェーズ:チームの中で優先すべき軸(社会貢献性・実現性・データやハードウェアの活用度合いなど)を考え、それに沿ったアイディアに絞り込む
 アイディアソンの場合は個人やチームのアイディアによって順位等が決まる。
 
 実際に絞り込まれたアイディアから、それぞれの担当が開発等を進めていく。時間を管理しながら、途中途中でチームミーティングをおこなったりすることで、進捗度合いの確認や意思疎通を図りつつ開発を進める。時間内に発表練習・発表資料作成の時間も含まれていることがほとんどのため、リソースの割き方が重要となる。
 
3.発表

各チームごとに成果物を発表する。3分で発表することもあれば、10分の場合もあり、何を一番に伝える必要があるのかを考えて発表することが望ましい。実際のビジネスの場面においてもエレベーターピッチと呼ばれるコツがあり、「いかにシンプルでコンパクトに伝えるか」ということに重点を置くことが多い。

発表中、または発表後に作成物のデモンストレーションをおこなう。

 

おわりに

僕が参加したものは、ハッカソンに関する講義や、本番に入る前にプチアイディアソンをしたり、チームに企業の方が技術メンターが入っていただける場合があったりとハッカソン初心者にも優しいタイプのものでした。

ハッカソンごとに特色があって面白いです。最近では、テレビ局やプロ野球ハッカソンなどバラエティーに富んだものもたくさんあります。ぜひ自分の興味に会うハッカソンに参加してみてください。

また、他分野の知り合いを作るとても良い機会になりました。普段の研究分野を離れ、様々な知識や視点を吸収し、協力して開発するための進め方や、意思疎通、互いの理解ついて学ぶことができ、他者と共に作るとはどういうことかを知ることができたと思います。

 

より詳しく知りたい方、興味を持った方へ

実際に参加したハッカソンのうちの一つが記事として公開されていましたので、紹介させていただきます。アイディアソン・ハッカソンについて、とても詳しく書かれています。チームとして賞をいただきました。来年も開催される様でしたら、ぜひ参加をお勧めします。とっても楽しいですよ。

 

www.ashita-lab.jp