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回顧録~院試(後期日程)~

 初めまして。@heat02zeroと言います。大学院後期受験のことを残しておこうと考えたので(もちろん、それ以外の内容のことが多いと思いますが)、ブログを立ち上げた次第です。

 

 この記事は、以下のような人に向けて(一応)書いています。主観的な内容になりますが、受験までの流れなど、後学の人たちが少しでも役に立てばと思います。(フォーマット変かもしれません。スミマセン)
  • 大学院(修士)に行こうか迷っている人
  • (他)大学院に行こうと考えている人
  • 受験期間のモチベーション維持に困っている人
  • (自然言語処理を研究したくて外部の院に移ろうか考えている人)
  • 大学院後期受験を受けることになりそうな人
 
 試験内容等については割愛させていただきます。また、幾つかの点で加筆するかもしれません。

全体の構成

  1. なぜ(他)大学院に行こうと考えたか
  2. (他)大学院進学のメリット/デメリット
  3. 自分の受験体験
  4. その他

1.なぜ(他)大学院に行こうと考えたか

 他大学を選んだ理由は幾つかあり、大きく分けると以下の理由が挙げられます。
  • 研究したい分野(研究室)が自分のキャンパスになかったから
  • 環境・設備の整った大学で勉強・研究したかったから
  • 学費面
  • (とある先生の言葉)
研究したい分野(研究室)が自分のキャンパスになかったから
 漠然と情報系のことがしたいということで大学に入りました。しかし、研究室を選ぶにあたって興味のある研究分野を調べてみると、自分の大学・キャンパスにその分野を研究対象とする研究室がなく、大学院で学ぼうと考えたためです。
・環境・設備の整った大学で勉強・研究したかったから
 学部時代の大学は複数のキャンパスがありましたが、一番立地の悪い山奥のキャンパスでした。所属していた研究室も大きくなく、学生室・個人スペースが小さいために泊まろうという学生いませんでした。また、夜は陸の孤島と化し、食事に困るというデメリットがありました。食事のできるお店のある最寄り駅まで徒歩で30分以上かかります。
・とある先生の言葉
 高校の頃の英語の先生の言葉なのですが、「大学は入ったところではなく、出たところ勝負だ」とおっしゃっていました。意味としては、大学受験で全てが決まるというわけではない、ということだったのだと思います。つまり、大学に入ってからでも将来は変えられるということでしょう。しかし、僕は他の意味としても捉えていました。それは、「自分が学びたいことを学んだ(社会で通用する知識技術を手にした)と胸を張って大学を出た(卒業した)と言えるか」ということです。正直なところ、学部時代でやりたい分野の勉強ができなかったので、何も技術を持たないまま社会に出ることは憚られました。そのため、大学院で学ぼうと考えました。
 

2.(他)大学院進学のメリット/デメリット

メリット
  • やりたい分野の研究・勉強ができる
  • 環境が変わる
  • ロンダ
デメリット
  • 落ちた時、苦しい就活 or もう一年苦しむドン
  • 内部進学の推薦がつかえない
  • 受験勉強時間の確保
  • 前期試験で落ちた場合、後期日程のタイミングで卒論執筆などが重なり、物理的にも精神的にも圧迫される。

3.自分の受験体験

B2 夏休み

  • 二回目の夏休みを迎え、アルバイト・サークル活動をするなかで、自分が将来何がしたいのか分からないことに少し不安になっていた。当時、就職するのか、大学院にいくのか決めていなかったが、何か見つからないなりにできることはないかと、どちらにも使える資格を取っておこうと考えていた。折しも、英語に関する経験(飛行機に乗る。当時のアルバイト先にやってきたとある外国人音楽団体の手伝いで外国人の方と話ができなかったなど)があり、TOEICを受けることにした。一回目だったので、テスト形式の練習はせず、単語を寝る前に20個みる程度の簡単なものを二週間前にする程度でした。初めての試験では555点だった。

B3 4月

  • 授業で実習が始まる。分野は、モバイルアプリ、ウェブアプリ、ゲーム制作、人工知能、組み込みハードウェアなどのようなもの。その場でどの分野をしたいかアンケートが取られる。当時、何をしたいかが不透明だったため、ただなんとなく今後に活かせそうな(結果としては全く別分野となってしまったが)内容にした。このとき、今後研究室を決める際にこのようなその場で流れに任せて物事を決めていくことが怖くなり、間違ったものを選べばつらいことになるだろうと、今後を考え始めるようになった。

B3 5月

  • 自分が何したいかを考える。自分の興味からまず探る。読書が好きなので、小説や文章を研究題材にしたいと考えた。情報系の講義やプログラミングをしてきたので、これらを使った研究がないかを興味優先で(手法等は当時全く知らなかった)、各研究室のHPや、他大学の簡単なサーヴェイをしてみる。この時、東工大のO・T研のホームページがヒットし、自然言語処理という分野に出会う。ここに行くためには何をし、今何を自分で学んでいく必要があるかを考え、先に研究室を考え始める。当時関東に住んでいたので、関東以外の大学院はまったく考えていなかった。

B3 6月

  • 研究室配属のアンケート時期を事前に知っていたため、同じ学科だったサークルの先輩何人かに研究室について聞く。また、自然言語処理に近いことを学べる研究室を調べるため、少し、技術面も調べる。機械学習が近年の手法ということで、機械学習を学べる研究室に決め、研究室見学の際に、あらかじめ外部の院に進学したい旨を伝えた。

B3 8月

  • 外部の大学院の先生に連絡をとり、初めて研究室訪問をする。研究室の規模の大きさに驚いたこと、緊張のあまり、うまく話せなかったことだけは覚えている。

B3 9~10月

  • 大学祭準備で必要以上のことはできなかった。 

B3 11月

  • 大学祭。直後のTOEICで730点を取り、少し安心する。

B3 12月

  • 研究分野でどのような研究がされているか、また、自分の興味のある研究を探すために、単独でNL研(自然言語処理研究会)に二日間終日参加。事前知識がないため、かなりちんぷんかんぷんだった記憶。その後夏に訪問した研究室へ再度訪問。この時の訪問で、研究室の先輩に受験勉強へのアドバイスをもらい、TOEICの目標を800点と定める。(東工大の満点扱いがこの点数だった)

B3 1月

  • 東工大の問題公開。ダウンロードして少しずつやった。この時、TOEIC770点を取り、この点数でいこうと英語の勉強はここで打ち止め。

B3 3月

  • 専攻説明会と研究室訪問。行きたい研究室のゼミに参加させてもらう。

B4 4月

  • ここで転機が訪れる。研究室の先輩の紹介がきっかけで、自然言語処理関係の研究を行う某企業でのアルバイトをはじめる。

B4 5月

  • 学会の準備、院試で提出する願書(研究計画書等)作成、アルバイトなどが重なり、多忙を極める。そのため、この時期に行われる入試を諦める(筑波、首都大前期日程)

B4 6月

  • 学会発表。
  • 学会終了後、受験勉強に集中し始める。自分が講義を取らなかったオートマトンの受験勉強は、一から勉強した。
  • 研究室の先輩に研究計画書を直してもらう。

B4 7月

  • 精神が死なない程度に受験勉強

B4 8月

B4 9月

  • 受験不合格。しばらくのストレスを発散させるべく、2000m級の山に登る。アルバイト先で、インターンに来ていた先輩にアドバイスをもらい、首都大を受けることにする。首都大のK先生にメール。

B4 10月

  • アルバイト先でNAISTを勧められる。首都大のK研究室の勉強会に参加。ちょうど、試験が終わった頃にNAIST受験を決める。

B4 11月

  • NAIST初見学 M先生と面接 やりたいこととか、環境とか聞かれました。ちょうどオープンキャンパスが開催されたタイミングでした。
  • アルバイト後にコーヒーショップで問題解いてた。

B4 12月

  • 首都大2回目の訪問。部屋のキャパシティー的に合格しても受け入れは厳しいと断言される。落ちた時のことを考え、内部の院(所属キャンパス、別キャンパス)を受ける決意。

B4 1月

  • 論文執筆。実験。内部の研究室訪問(×2)。人生で一番辛かったと断言できる1月だった。下旬の首都大試験。合格。

B4 2月

  • 卒論の追試、修正に追われながらも受験勉強。
  • NAIST受験。すでに合格が出ていることもあり、気持ちに余裕がある中受験できた。

B4 3月

その他 

 NAISTや首都大の後期日程を受験する人は、もうすぐだと思います。年が明けてしまったことへの鬱々しさ、卒論執筆などモチベーションが擦り切れそうな時期かと思います。適度にモチベーションを保って、乗り切ってもらいたいと思います。僕も両方受験しましたが、あきらめなければなんとかなります。
 
 大学院を受験してみようか悩んでいる学部生(多分B3)の人。ぜひ、悩んでください。もし、大学で十分に学べたと思うならば、わざわざ入院せずに就職するといいと思います。実力と自信がある人は自分の行きたい道に行けることが多いので。一方、まだ足りない部分があると感じている人は選択肢として考えるのもよいです。今年(2017)の6月の入試にはまだ間に合う時期です。どうぞ、ご検討を。ちなみに、最近では社会人に出てから大学院に入る方もいますが、学部から進むよりも大きな決断と覚悟が必要になるので、大学院に行きたい人は学部から普通に進んだ方が(一般的には)良いです。
 

モチベーション維持について

  • 前期は同じ大学院を受ける人がいたので、よく話をしました。大学院受験をする人と相談しあうのは大事です。特に、同じ院を受ける人とは書類などの確認を一緒にし、見落としがないかチェックしてました。
  • リフレッシュすること。受験勉強で図書館やコヒーショップ、はたまた自宅に籠もることが多くなり、人と話す機会や出掛ける機会が減ります。その結果として、精神面がボロボロになります。ですので、二週間に一度は人や外と関わる機会を作った方がいいです。誰かに悩みは話すようにしましょう(先輩とか、同期とか)。
  • SNS中毒がより精神を辛くするので、電源を切るのもアリだと思います。確認はメールで十分なことも多いですし、Twitterとかは封印する方がいいかもしれません(他人の幸せは受験生に効きます…)。 
  • 適度な睡眠・食事が大事です。生活習慣が乱れると、精神が病むことがよくわかりました。最低6時間は寝た方がいいです。次の日の体調・精神に響きますし、ちゃんと寝て精神を回復させないと底知れぬ不安が治りません。
  • 終わった後にやりたいことを考えてみると、意外とモチベーションにつながります。メモしておくと良いです。
  • 行きたい研究室の先輩にいろいろ聞いていました。メールだと敷居が高いので、LINEを聞いていました。
 

受験から約一年経って

  • 一年間大変だったけど、NAISTは研究にはすごくいい環境です。来てよかったです。
  • まさか一年後にここにいるとは思いませんでした。
  • この前の年末年始に実際に英語を使う場面があって(次の記事で書こうと思います)、TOEICやってて少しよかったなと思いました。
 

 

最後に

 僕も、早くから院試の情報を知ったり、複数の研究室について悩むことができたから、いろんな人に力を借りたり、自分で調べることができました。その結果として今この場所にいることができています。もし、少しでも大学卒業後のイメージが全くないならば、まずは自分の好きなことや、やりたいことから将来に関して考えてみたり、友人や先輩に相談してみるといいと思います。意外と興味分野に関係のある情報や知り合いの方が身近にいらっしゃって、紹介していただけたりします。自分も研究室の先生、アルバイト先のメンターの方からご紹介いただいたりしました。

 もし、この記事が誰かの最初の一歩を後押しできたのならば、うれしいことこの上ないです。良い結果が聞けることを祈っております。

 この記事を書くにあたり、先輩・友人たちからも話を聞きました。ありがとうございました。

 

2017/3/7 追記

首都大K先生にTwitterで取り上げていただきましたので追記。冬季(後期)日程は人数が少なく、行きたい研究室での受け入れ予定が無い場合があったり、先生によっては博士課程に進学する場合のみ受け入れをするなど、条件がある場合がありますので、夏季日程の際に予め確認しておく方がよさそうです(後期日程直前だと先生にかなりご迷惑をかけることになります)。

それでも悩むという人のために、自分のいるNAISTと首都大を比較してみると

・駅からの距離はあまり大差はない(両方とも駅から徒歩20分ぐらい。有料バスはある)

NAISTで不便さを感じるのは(自炊する場合の)食事と就職活動で遠征する際ぐらい

NAISTは研究室規模が大きい(在籍するM研究室は修士・博士・研究員で約40名)

NAISTの図書館は24時間使える

・就職活動自体は両者問題ない(NAISTはかなり手厚い印象)

・ひとりあたり研究スペース(M研究室は広く、個別の仕切りがされています)

そんなに頻繁に出かけることもないでしょうし、研究環境のよさや、修士のみで就職する場合の在住期間(インターン等に行くとさらに短い)を考えると、NAISTの方が良いかもしれません(ちなみに首都大K先生も自分の在籍するNAIST M研究室出身です)。ただし、M先生がもうすぐ定年になられますので、博士課程も考えている学部生の方は要相談です。